防災備蓄が進まないときの“3つの壁”を乗り越えよう!【家族との意見の相違編】

おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。

家族と災害への危機感が違う、考え方が違うことってありませんか? 備蓄が進まないわが家には、3つの壁がありました。1つめの壁、完璧主義な“自分”を乗り越え、準備に動き出した前回。
>>>防災備蓄が進まないときの“3つの壁”を乗り越えよう!【自分の中で堂々巡り編】

今回は、2つめの壁。考え方の違う“家族”の壁を乗り越えたお話です。

防災備蓄が進まないときの“3つの壁”を乗り越えよう!【家族との意見の相違編】

■危機感の違いでどこまでも平行線!

「万が一の備えをどこまでするか?」は、それぞれの性格や、価値観によっても差が出ますよね。わが家の場合、心配性の私と、楽観的な夫とでは、必要と感じる備蓄に雲泥の差がありました。

非常食が、他の食品と比べて割高なことも、ネックになりました。夫は、万が一の備えのためにお金を使うことに抵抗があって、それなら今楽しめることにより多く使いたいと考えるタイプ。「高い非常食なんていらない!備蓄は無洗米だけ用意すれば十分!」と主張したのです。

防災備蓄が進まないときの“3つの壁”を乗り越えよう!【家族との意見の相違編】

一方心配性の私は、家の中が大変なことになっていることも想定して、「調理しなくても、簡単に食べられる非常食があったほうが安心!」と主張し、平行線でした。

■ここだけは譲れない!私に必要な備蓄とは?

心配性の私としては、非常食で長期保存できるものがたくさんあれば安心ですが、夫が主張するように、普通の食品と比べて割高なのは確か。それに、幸い何事もなく過ぎたときに消費することを考えると、大変なのも事実です。

そこで、非常食は最小限に。あとは、普段使いできる食品を買って、ローリングストックで消費しつつ備え、不足分を補おうと考えました。

防災備蓄が進まないときの“3つの壁”を乗り越えよう!【家族との意見の相違編】

とはいえ、買物に行かない週もあり、食べ尽くしてしまうときもあります。冷蔵庫が空っぽのときに、災害が起こってしまうことも想定し、「最小でも、非常食だけで2〜3日分は揃えたい!」と、自分の中で、必要な備蓄の目安が見えてきました。

■見つけた、価値観の違う家族との落とし所

改めて、「非常食は主食に絞って、3人家族の2〜3日分を目安に、最小限の量でどう?」と、夫に提案しました。結果は、渋々了解!セール期間中に注文することができました。

防災備蓄が進まないときの“3つの壁”を乗り越えよう!【家族との意見の相違編】

一方、不足分は、普段使いできる食品をローリングストックで回していくことにしたので、こちらに関しては、「いつも買うようなものをちょっと早めに買うだけ」と割り切って購入しました。

防災備蓄が進まないときの“3つの壁”を乗り越えよう!【家族との意見の相違編】

危機感、価値観の違いに途方に暮れる瞬間もありましたが、結果的にわが家の備蓄は、普段使いできるものを活かした、いいバランスになったんじゃないかなと思っています。

次回は、最後3つめの壁、“モノ”編をお届けします。

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ライフオーガナイザー 都築クレア
ブログ : 「自分らしさ探究家」−自分らしさとこの世界の幸せな関係

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