おはようございます。
4人の子どもと暮らすライフオーガナイザーの中矢くみこです。
家を建てて4年半が経ちました。もともと片づけるのが得意ではない私たち夫婦。自分たちが片づけやすい収納計画をしているので、実際に住んでみて「こうしてよかった」と実感できることはたくさんあるのですが、その一方で「あーすればよかった」と悔やむところも、やはり、たくさんあります。
今回は、家づくりの振り返りとして、洗面所収納の失敗したところ、成功したところについてご紹介します。
■壁面収納をつくって成功!リビングの使い勝手もアップ
洗面所のメイン収納はこちらの壁面収納。横幅80×奥行き40cm、上は天井までの大きさです。当時、いちばん大きかった洗濯カゴ(今は使っていません)に合わせた奥行きで作ったのですが、写真に写っている収納ケースなどは奥行き35cmあれば十分。今振り返ると、35cmの棚にすればよかったな、と感じています。
というのは、この壁面収納はリビングに接する壁面にあり、裏側のリビングに40cmせり出しているのです。たった5cmとはいえ、計画時にとても悩んだところでした。
結果的には、この出っ張りを活かしてつくったリビング側のニッチ収納がお気に入りの場所になり、余白のある空間を楽しんでいます。
計画時に考えていた「洗面所やお風呂で使うものはすべて洗面所に収納できて、床にものを置かない暮らし」を叶えられた壁面収納。
あえて扉をつけずに、ワンアクションでサッと出し入れできるようにしたことも、片づけが得意ではない私たち夫婦には、とても使いやすいです。
ただ、ひとつ悔やまれるのは、この壁面収納にコンセントをつけ忘れたことです……。
■3面鏡→1面鏡で成功!どこに何があるかわかりやすい
洗面台の鏡は、あえて1面鏡にしました。スッキリとした見た目にする以外にも、メリットを感じています。
3面鏡の場合、収納が3カ所に分かれてしまいます。あちこち扉を開け閉めするのが手間に感じる上に、扉を閉めてあると、どちらに収納したか?を迷いがち……。その点、扉が1カ所であれば、開ける回数は1回なのでワンアクションで出し入れができますし、収納しているものも一目瞭然。迷うことがないのです。
ただ、こちらも収納内にコンセントがないことが悔やまれます……。
■コンセントのつけ忘れで失敗!収納の中には必須だった
計画しているときには、洗面所でコンセントを使う必要性をそこまで感じていなかったので、洗面台上の壁につけただけで十分な気がしていました。
けれども、家族の成長にあわせて使い勝手は変わってきます。使うことがないと思っていたヘアアイロンも増え、充電するためにコンセントに挿しっぱなし、という状況もでてきました。
ドライヤーや除湿機なども、壁面収納側から電源がとれるといいな、と思うこともたびたび。やはり、壁面収納や一面鏡の中のコンセントは必要でした。
工務店に相談してみると、取り付けたい場所の壁の裏側にコンセントがある場合、増設も可能だそう(コンセント増設、クロス補修などで2、3万円ほど費用がかかるようです)。
どうしても困ったときには、工事してもらうことも必要かもしれません。
こまかいところを追求し続ければキリがない家づくり。計画段階では決めることも多く、途中で疲れて考えるパワーがなくなるときもありました。それでも、新居に向けて必要なものを厳選して収納計画をしてよかったと、その効果を実感しています。
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ライフオーガナイザー 中矢くみこ
ブログ: 凸凹でも片づけベタでも整う仕組みがある