おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。
「片づかないときは、人を責めるより環境を疑ってみる」とは、片づけのご相談を受けるお客様にもよくお伝えする言葉です。ところが我がこととなると、「いいかげん使ったものは元に戻しなさい!」とついつい子どもたちにガミガミ言うことも。
今日は初心に立ち戻り、「環境を疑う」ことから始めたわが家の学習スペースの見直しについてご紹介します。
目次
■床にランドセルや教科書、机の上も散らかり放題!
わが家は10畳のリビングダイニングの隣室5畳を、小4と小2の兄妹の学習スペースとして使っています。ふだんは扉を開けてひと続きのスペースです。
子どもたちの帰宅後は、床にランドセルと中から出した教科書などが広げられ、リビングまで浸食してきます。登校後の机には、塾の教材や文具、遊び道具が使ったまま放置されている始末です。
何度も言えば片づけるし、親も手伝えばいいかとやり過ごしていましたが、毎日同じことの繰り返し。ふと「環境が子どもたちに合わないから片づかないのでは?!」と思い立ち、見直すことにしました。
■「元に戻せない理由」を聞いて、できそうな方法を探る
まずは子どもたちから話を聞き、片づかない原因を一緒に考えてみました。
・「勉強が終わって元に戻すのがめんどくさい」
教材や学用品は「無印良品」の「スタッキングシェルフ」に収納しています。息子は塾の教材をしまうのがめんどくさいそう。「どうしたらできそう?」と聞くと、「机のそばに動かすだけならできそう」とのことでした。
・「机が狭くて勉強しにくい」
今は幅160cm奥行40cmの机を2人で使っています。狭いリビングにも置けて重宝していましたが、塾に通い始めると教材を置ききれないという事態に。大きい机を検討する時期かもしれません。
・「ランドセルは床がいちばん広げやすい」「ランドセルが重いからフックにかけるのは大変」
確かにそのとおりでした。私が子どもの頃は学習机に置いて準備していたのを思い出し、これも机のサイズで解決できるかもと考えています。
■今あるもので実際に解決策を試してみる!
方向性が確認できたので、一つずつ試してみることにしました。
・教材は寝かして収納
毎日使う塾の教材をいちばん便利な場所に移し、科目別に分けて立てていたのを、寝かしたまま棚に置くだけにしてみました。
・大きなダイニングテーブルを代用する
教材を配置してサイズを測ってみたのち、幅150cm奥行83cmのダイニングテーブルで代用してみることにしました。実際に勉強しても、ランドセルを置いて準備しても使いやすいと好評でした。
・ランドセルはスツールに置くだけ
明日の準備を終えたランドセルは、スツールの上に置くだけにしました。これならできそうですが、難しそうなら机の足元に置くだけでもいいかもしれません。
まだ試行中ですが、子どもたちも「これならできそう」と前向きです。がんばらなくても片づく収納が見つかりそうで、「人を責めるより環境を疑う」大切さを改めて実感しています。
学習スペースの見直しのヒントに:
・【学習スペース】3年でこんなに変わる!正反対姉弟の学習スタイルの変遷と収納の工夫
・【リビング学習?それとも個室?】子どもの学習環境には3つのパターンがあった!(片づけ収納ドットコムまとめ)
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : ララデュアル 不機嫌にならない暮らし