おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
以前、着物の収納についてご紹介しました。
>>>着物収納は今あるスペースを活用! 押入れ+棚柱で叶うフレキシブル収納
その後、和の習い事などで定期的に着るようになり、だんだんと着物や帯の数が増えてきました。
好きなものを“たくさんの中から選ぶ”ということは、楽しい反面、思考や労力を消費し、意外にもストレスも感じるものです。
ちょうど次男の勉強スペース作りのために、着物収納自体を別の部屋へ移動する機会があったので、そのときに“分ける”収納を実践してみました。選びやすくするために、わたしが実践した“3つの分ける”をご紹介します。
■用途(カテゴリー)で分ける
以前は着物の数もそれほど多くなかったので、一括収納にしていました。
今回は、着物を「オンシーズン」「単衣(合服のようなもの)」「オフシーズン」「フォーマル」と分けてみました。使うスペースには「単衣」と「オンシーズン」のみを収納し、総数を減らして選びやすくしました。
「オフシーズン」と「フォーマル」はすぐ上の天袋に収納しています。
■色で分ける
わたしは、着るものを選ぶとき、「白っぽい色」とか「紫系」とか「黒っぽい色」など、色から選ぶ傾向があることに気づきました。そこで、ふだん使うオンシーズンのものは、さらに色で分けてみました。
「あの着物が着たいな」と思ったら、その色の棚だけを見ればいいので、選ぶのがラクになりました。
そして、選びやすくするために、もうひと工夫。以前はたとう紙に文字ラベリングだけしていたのですが、わたしは文字より写真のほうが認識しやすいので、写真も追加で貼りました。
■頻度で分ける
帯締めや帯揚げなどの小物系は、お気に入りでよく使うものと、あまり使わないものとが、わりとはっきり分かれていることにも気づきました。でも、使用頻度が低いものでも手放したくはありません。
そこで、スタッキングできるボックス3つに、「帯揚げ1軍」「帯揚げ2軍」「帯締め2軍」を収納して、「帯揚げ1軍」を一番上にして見える収納にしました。
お気に入りだけの中からサッと選べるようになり、選ぶのがより楽しくなりました。そして、「たまには2軍も使いたいな」というときも、ボックスをずらすだけで全体が見えるので、手に取る機会も増えました。
「帯締め1軍」は、以前からの収納方法が選びやすかったので、引き続き“かける収納”にしています。
“分ける”は片づけの大切なステップですが、「いつもどんなふうにそれを選んでいるか?」という自分の行動のクセやパターンを考えてみると、いろんな「分ける」が見えてきて、ストレスフリーな収納方法が思いつきやすくなると感じています。
“着物収納”はこちらも参考に:
・専用家具はいりません! 目からウロコの着物収納(着物編)
・分散して収納してもストレスゼロ!目からウロコの着物収納(小物編)
・着物130枚!「手放したくない」から工夫した、4カ所の分散収納の秘訣とは?
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ライフオーガナイザー 梅野優子
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