おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
上の子がこの春、中学生になります。
進学にあたり、入学説明会で校長先生がおっしゃったことは、「中学に上がるということは大人への第一歩。この春休みは、自分でできることは自分でする。お家の手伝いも積極的にする。そんな時間にしてください」という内容でした。
今まで収納スペースの用意は、親がお膳立てするが当たり前になりがちでした。中学生になるのを機に、自分でできることを増やしていってもらおうと思い、今回はDIYを本人に任せてみることにしました。
■制服の定位置を子ども部屋の入口近くにする理由
上の子の部屋にはクローゼットがあります。面倒なことを嫌がるタイプなので、クローゼットには扉をつけませんでした。それだと、さすがに丸見えすぎるということなので、透け感のあるカーテンを吊り下げています。
実際にこれで2年半暮らしてきましたが、このクローゼットの中に、毎日律義に制服を戻すのはちょっと難しそう。イスの背もたれに、制服がかけっぱなしになる未来が見えます。
そんなわけで、子ども部屋の入ってすぐの横の壁に、新たにフックをつけて、制服コーナーを用意することにしました。
ここなら、洗濯が終わったブラウスを、部屋に入らなくてもサッとかけておくことができます。
■初心者でも簡単に取りつけられるレールフックを活用
場所は決まったので、次は取りつけるレールフックを探します。
・幅は80㎝くらい
・下地がないので、石こうボードに取りつけられるもの
・フックは可動式がよい
・木目調のデザインにしたい
そんな条件にぴったり当てはまったのが、「ベルク」のウォールメイツハンガーフックです。サイズや色が選べたので、ナチュラルの80㎝のものにしました。
これを、本人が説明書を読みながら自力で取りつけました。
ピンを打ち込むときに、ゴム製ハンマーを使ったのですが、周りに傷をつけないか恐る恐る叩くので、かなり時間がかかってしまいました。工具を使うにも慣れが必要ですね。
所要時間は30分ほど。時間はかかったものの、ほぼ自力で取りつけることができました。
自分で作業することで、“いよいよ中学生になる”という実感が少しはわいたかもしれません。
■日々のメンテナンスも自分でできるように一工夫
子ども部屋を出てすぐ横のファミリーライブラリーの棚には、スチームアイロンと毛玉取りを置きました。コードが長いので、ここにコンセントをさせば、制服コーナーまでアイロンがとどきます。
制服のしわをとったり、カーディガンの毛玉をとったり、今まで親がしていたことも少しずつ本人に任せていきたいです。
ファミリーライブラリーの全貌はこちら
>>>ファミリーライブラリーを有効活用するための、定期的な見直し3つのポイント
中学生になったからいきなり、「すべての用意が完璧にできるように!」とは思いません。少しずつ自分でできることが増え、いずれ親元を離れるときに日常生活に困らないようになっていってほしいですね。
“中学生の収納”はこちらも参考に:
・超簡単!中学生男子のプリント管理は、「無印良品」の引き出しに入れるだけ
・リビング学習派の中学生、ワークスペースを3カ所確保すればダイニングが散らからない
・「無印良品」の「ナイロンメッシュ書類ケース」で解決! 中学生の忘れ物をなくす教科書収納
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
HP:NIGI一級建築士事務所