おはようございます。
ライフオーガナイザーの浦田友惠です。
野菜をたくさん食べられるように、煮込み料理に優れた特性をもつ「ストウブ」「ル・クルーゼ」などの鋳物鍋を使っています。栄養があり、美味しい食事を簡単に調理できるので重宝するのですが、一方で、重たく扱い難いこともあり、収納場所に迷うことも。
取り出しやすく、戻しやすい収納場所を工夫してみたところ、使い勝手が良くなり、使用頻度がアップしました。
■シンク下の引き出しだと使いづらい理由はこれ?
鋳物鍋は、蓋付きで重たいため、収納場所がしっくりこないと、使用頻度がすぐに下がって使わなくなってしまいます。
たとえば、シンク下の引出しに収納した場合、
・頑丈な持ち手がついていて幅をとる
・蓋付きで他の鍋と重ねられない
・取り出すときには、しゃがんで力を入れて持ち上げる
などなどが難点に。戻すときにはしゃがんで力を入れるので、腰が痛くなることもありました。
キッチンカウンターに出しっぱなしにする方法もありますが、鍋掴みやポット、マグカップなど軽くて片手ですぐに手に取れるものとは違って、場所だけ取るように感じました。
もっと毎日快適に使える収納場所を考えてみることにしました。
■使いやすい収納場所①食器として考えて食器棚へ
鋳物鍋はデザイン性が高いので、鍋ごとテーブルに出しても手抜きのようには見えません。そこで視点を変えて、調理した料理を大皿に盛りつけることをやめ、そのまま食器として食卓へ出すことにしました。
さらに、テーブルにそのまま出せる調理器具をまとめ、食器棚へ配置しました。大きくて重たい形状で、戻すときに丁寧にゆっくりと扱うものだから、食器と共通するところがヒントにもなりました。
食器棚に収納したことで全体を見渡せるようになり、思わぬメリットも。「今日は何もしたくないから、冷蔵庫にある野菜を入れるだけ」「明日は2人だけだから、10㎝ココットで済ませよう」など、その日のメニューが思いつきやすくなりました。
■使いやすい収納場所②料理の保存容器として冷蔵庫へ
もう一つ、冷蔵庫に、翌朝まで鍋を入れておける場所を作りました。冷蔵室の一番下の段に何も入れない場所をつくり、そこを鍋スペースとしました。
夕飯を作るときに多めに材料を仕込んで、朝食の一品を補っています。鋳物鍋は温め直しが楽なので、さらに使いやすく使用頻度がアップ。
メニューは野菜スープやカレー、ラタトゥイユなどが便利でよく作ります。それぞれ翌朝にポタージュ・グラタンなど簡単にアレンジできるので、さらに料理することが楽になりました。
洗い物も、鍋・食器ともにグッと減らして楽になりました。アレンジメニューも家族に手抜きとがっかりされるかと思いきや、定番アレンジの朝食や休日の手抜きメニューを楽しんでもらえています。
便利だけど普段使いするのか迷う調理器具は、以前は大事にしまい込むのが当たり前でした。好きな道具をもっと使いたいと考えれば、収納場所は必ずしも一般的ではなくてもよいのですね。
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ライフオーガナイザー 浦田友惠
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