【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(後編・鍋派)

おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。

編集チームメンバー内で有志を募り、「炊飯に使っているもの」「選んだポイント」「使ってみた感想」を聞いてみました。後編では、鍋炊飯派をご紹介します。

前編はこちら:
【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(前編・炊飯器派)

■国内ブランドだから消耗品の買い替えもスムーズな「活力なべ」

小4から年中まで4人の子育て中のライター中矢が使っているのは、一升まで炊くことができる「アサヒ軽金属」の「活力なべ サイズL」(同モデルは廃番)です。

【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(後編・鍋派)

「炊飯器が壊れてから圧力鍋で対応して、そのまま継続しています。活力なべは実家で使っていたので、使いごこちを知っていたこと、日本のメーカーなので部品など消耗品の買い替えが安心なことが決め手でした」。

圧力鍋での炊飯は、「早い」「もちもちとした炊きあがり」「おいしい」のが特徴。中矢家の炊き方だと、火にかけてから18分で4合のご飯ができ上がるのだそう。「ステンレスなので、炊き上がったご飯がこびりつきやすく、浸け置きなどが必要なことはデメリット。蒸気の吹き出す音が怖い方にもオススメできません。でも、とにかく早くておいしく炊けるんですよ」。

取材協力・写真提供:中矢久美子
男の子+女の子+双子とのやったね!を探す暮らし

■圧力鍋・土鍋・ご飯専用鍋を用途によって使い分け

オフィスオーガナイザーでもあるライター濱名は、玄米をおいしく食べたいからと鍋での炊飯をスタートし、現在はなんと3つの鍋を使い分けています。

【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(後編・鍋派)

いちばん出番が多いのは、「フィスラー」の「圧力鍋」(写真奥)。よく食べる玄米はもちろん、白米も早くおいしく炊きあがります。圧力鍋で他の料理を作るときや鯛めしなどスペシャルな料理のときは、近所のお店で買った土鍋(写真手前)の出番です。

【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(後編・鍋派)

「みすずのごはん鍋 三合炊き」は、他の家事と平行することなく、火の調整を付きっきりでできると確信しているときだけ使うようにしています。「みすずのごはん鍋はおいしく炊けるのですが、独特の形状とコンパクトさで、火の回りが早くて……。付きっきりでないと焦がしてしまうんです」。

取材協力・写真提供:濱名愛
カタヅケシコウ

■炊飯器の故障と家族の声を受け、萬古焼の土鍋に

お寺の奥さんでもあるライター水谷が普段使いしているのは、IH対応の「萬古焼の土鍋」です。

【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(後編・鍋派)

炊飯器の調子が悪くなった時期に、家族から「ご飯がおいしくない」と言われたり、土鍋ご飯のおにぎりを食べておいしかった経験などが重なり、土鍋での炊飯に切り替えました。

実際使い始めてみると、やはり炊飯器よりもご飯がおいしいと感じているそう。「手間暇かかるのかと思っていたら意外にそうでもないので、お弁当用も朝ごはん用も朝に炊いています。家族もおいしいと食べてくれています」。

お寺の行事では、3升と5升のガス炊飯器を使っています。「使うのは年に2度か3度ほど。うちはプロパンガスなので、電気が使えなくてもこのお釜でご飯が炊けます。西日本豪雨のときには助かりましたし、ボランティアの炊き出しにも重宝しました」。

詳しくはこちらで:
・おにぎりを食べて考えたことで、ご飯は土鍋炊きにしたら、美味しいご飯は家族が変わると思ったこと

取材協力・写真提供:水谷のぶこ
1時間お片づけでお家スッキリ!寺嫁でライフオーガナイザーのんさんの願いをかなえる暮らしの記録

■炊飯器よりホームベーカリーが欲しかったから

冷蔵庫やキッチン周りの記事が好評なライター佐藤は、ステンレスの厚手鍋を炊飯に料理にとフル活用しています。

【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(後編・鍋派)

炊飯器の買い替えを考えていた時期に、「炊飯器よりホームベーカリーがほしい」と思ったのが、鍋での炊飯を始めたきっかけ。「IHコンロにも卓上IH調理器にも炊飯機能があったので、米は鍋でも炊けるしホームベーカリー買っちゃおう!と。ホームベーカリーありきで鍋炊飯にしましたが、当時持っていた炊飯器より鍋で炊くほうがおいしいと感じました」。

お弁当作りが毎日ある佐藤家ですが、卓上IH調理器のタイマー機能を活用。忙しい朝でも、無理なくスムーズにお弁当作りを続けています。

取材協力・写真提供:佐藤美香
愛家

■炊飯器を置くスペースがないからとりあえず…が定番に

もの紹介の記事が好評なライター東風平は、ステンレスの厚手鍋(写真左)を炊飯から調理まで幅広く活用。玄米や分づき米を炊く際には、「アサヒ軽金属」の「活力なべ」(写真右・同モデルは廃番)を使っています。

【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(後編・鍋派)

「結婚当初住んでいたのが狭いアパートで、どうしても炊飯器を置くスペースがありませんでした。とりあえずのつもりで嫁入り道具のステンレス鍋で炊いてみたら、すごくおいしくて簡単で。それからずーっと鍋派です」。

お米のランクが少々低くても、鍋で炊くとおいしくなる上、トータル15分ほどで炊き上がるので、ご飯が足りない!という場面でもサッと炊いているそう。「やり方を教えたら誰でもできます。夫や息子も炊けるようになりました」。

取材協力・写真提供:東風平美穂
ココチイイコト~自分の好き♡と出会うくらし方~

■土鍋と炊飯器を併用して、おいしいと便利のいいとこ取り

小さなお悩みを解決するアイデアが豊富なライター前田は、鍋と炊飯器を併用しています。普段使いしているのは、「長谷園」の「かまどさん 三合炊き」です。

火加減いらずでふきこぼれなし! 炊飯土鍋「かまどさん」のさらに便利な使い方

「かまどさん」を購入したのは、土鍋で炊くご飯に興味があったから。実際使ってみると「ご飯がおいしい!火加減の調節がいらないので簡単。ふきこぼれもない。でも、洗うときには重たい」と感じているそうです。

その後炊飯器が壊れた際に「かまどさん」に一本化することも検討したそうですが、結局お弁当用に購入することにしました。現在使っている炊飯器は、「タイガー」の「土鍋圧力IH炊飯ジャー〈炊きたて〉JPH-A」(生産終了品)。

「そこそこいいのを買ったつもりでしたが、土鍋のおいしさには叶わないなと思います。内釜にこだわっているタイプは、内釜でお米を洗うときにやっぱり重たいです」。

「かまどさん」については詳しくはこちらで:
火加減いらずでふきこぼれなし! 炊飯土鍋「かまどさん」のさらに便利な使い方
取材協力・写真提供:前田梨絵
壁紙から始める新しい暮らし

■保温機能があると、つい保温してしまうから鍋炊飯に

エディター白石は、以前使っていた炊飯器が壊れたのを機に「ル・クルーゼ」の「ココットロンド22cm」での炊飯をスタートしました。

【片づけのプロのもの選び】ご飯は何で炊いている?どうしてそれを選んだの?(後編・鍋派)

「当初は炊飯器を買おうとリサーチしました。でも、値段も高いし、買うのが面倒になってきて。しかも炊飯ジャーだとつい保温してしまって、ご飯が臭くなるのも嫌だったんです。鍋なら面倒でもすぐ冷凍するようになるのではないかと思いついて、家にたまたまあった『ル・クルーゼ』を使うようになりました」。

平日は毎日、二人分のお弁当を作っているライター白石。ご飯は週末にまとめて炊き、お弁当用も含め100gずつラップして冷凍しています。「平日にお米を炊く・炊かないで悩むことがなくなりました」。

取材協力・写真提供:白石規子
ブログ : シアワセの法則

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鍋炊飯派は、複数の鍋やさまざまな方法を駆使する猛者揃い。それぞれに違う理由やこだわりがありました。炊飯器と同じように、鍋にも一長一短があるもののようです。皆さんの「ちょうどいいごはんライフ」の参考になれば幸いです。

片づけのプロのもの選びについてはこちらも参考に:
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ライフオーガナイザー会田麻実子
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