おはようございます。
ライフオーガナイザーで一級建築士のあさおか まみです。
私の住むマンションは、リビングとつながる和室がある間取り。和室を私の仕事部屋に使うようになり、畳の上にカーペットを敷き詰め、机を置いて使用していました。
猫を飼うようになって、このカーペットの上で粗相をすることが重なり、下の畳まで汚れてしまう惨事に。15年ほど住んで畳の傷みも気になっていたので、板の間にしたいと思うようになりました。
■できるだけコストをかけない解決方法は?
約6畳の和室をフローリングに張り替える工事を依頼した場合、最低でも10万円はかかりそうです。私だけが使用する部屋なので、できるだけお金をかけずに何とかしたいというのが優先事項でした。
DIYできそうな方法を調べてみたところ、大きくは以下の方法が考えられました。
1. 畳の上にフローリングを敷く方法
2. 畳を撤去しフローリングを張る方法
1のほうが簡単ですが、汚れてしまった畳は処分したかったので、2の方法で簡単にできるやり方を考えることにしました。
■畳を取ったら下はどうなっている?
畳を撤去した下がどうなっているかによって、床を作る作業が変わってきます。畳の隙間にマイナスドライバーを差し入れ、畳を上げて確認してみました。畳は、テコの原理で簡単に持ち上がります。
敷かれていたのは、スタイロ畳と呼ばれる軽量タイプのもの。私でも簡単に移動することができました。畳の下は、綺麗に仕上がったコンクリートスラブで、この床の上に畳が置いてあっただけのようです。
畳の厚さは33mm。撤去した分の厚みで床を作る必要があるとわかりました。
■材料や方法はホームセンターでリサーチ
手軽にできそうな材料は、ネットでいろいろ見つかりますが、実物を見ながら検討したかったので、ホームセンターへリサーチに行きました。
畳の芯材になっていたスタイロフォームがホームセンターで売っていました。そこで、嵩上げにスタイロフォームを使用し、上に板を敷き詰めると簡単なのでは?と考えました。
柔らかい素材なので、簡単に凹んでしまいますが、広い面として上に敷くことができれば、強度に問題なさそうです。畳の33mmの厚みに近づけるため、20㎜のスタイロフォームに、12㎜ほどの合板を敷くことにしました。
【購入したもの】
・スタイロフォーム 厚さ20mm 910×1820㎜ 6枚
・OSB合板 厚さ11mm 910×1820㎜ 6枚
必要な材料は、以上の2種類のみ。部屋の大きさに合わせて、店舗で合板のカット加工をしていただきました。材料と加工費合わせて約1万3000円。畳の処分費1000円と合わせて1万4000円ほどでできました(2021年9月価格)。
OSB合板は、木片を圧縮成形した板材。下地材に使われることが多い材料ですが、店舗の内装などでも見かけます。
床に使われることは少ないですが、書斎として使う部屋なので、「椅子に座った状態が長く移動が少ないこと」「木片が柄のようになって継ぎ目が目立たないこと」を理由に選びました。
実際の作業の手順や、約2年使っての感想はこちら
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ライフオーガナイザー あさおか まみ
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