おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
可燃ゴミや不燃ゴミ、ビン・カンなどの資源ゴミ……。ゴミの種類がいろいろあって、ゴミ箱の数や置き場所に頭を悩ませている方は少なくないのではないでしょうか。
今回は、片づけのプロの分別ゴミ箱事情をご紹介します。
■家族が過ごす場所は大きめゴミ箱を
「4人家族のわが家はゴミの出る量も多く、家族全員めんどくさがり屋なんです」と話すのはライターのきづきともこさん。可燃用とビン・カン用として「無印良品 」のゴミ箱を1個ずつキッチンに置いています。
ダイニングに置いているのはプラゴミ用と可燃用。家族が過ごす場所からいちばん近いので、大きめのゴミ箱にしているそう。こちらも「無印良品」のゴミ箱ですが、周りのインテリアに馴染むようダークカラーをチョイス。
「ゴミ箱選びの際は、サイズも迷うところですよね。ゴミがあふれていると生活感が出てしまうので、よくゴミが出る場所は大きめのゴミ箱を、あまり出ない場所は小さめのゴミ箱を選ぶようにしています」
きづきともこさんの記事はこちらから:
>>>【めんどくさがり家族のゴミ箱事情】たくさんのゴミ箱を置きつつ、生活感を出さない工夫とは
■メインのゴミ箱をキッチンに集約
ライターの金田友美さんは、「各部屋にゴミ箱は置かない」「メインのゴミ箱は家の中心のキッチンに」と話します。キッチンのメインのゴミ箱45Lは可燃用と不燃用。「大きすぎるゴミ箱を用意すると、こまめなゴミ出しをサボってしまいそうで、ゴミ袋1袋分のゴミ箱がちょうどいい大きさでした」
ビン・缶・ペットボトル分別用に使っているのは、「無印良品」の「ポリプロピレン追加用ストッカー」。
「以前はペットボトルのゴミがとても多かったのですが、大好きな炭酸水は、ペットボトルの箱買いから、自作ができる「ソーダストリーム」に、たまに飲むお茶類も、購入から水出しの麦茶にして、ゴミを減らしました。おかげで、スリムなストッカーで済むようになりました」
金田友美さんの記事はこちらから:
>>>メインのゴミ箱はキッチンだけ!「少ない」「小さい」ゴミ箱のメリットとは?
■収納グッズをゴミ箱に代用
4人の子供と暮らす、ライター中矢くみこさん。全部で11個のゴミ箱のうち4つがキッチンにあるそうで、可燃ゴミ用以外の3つはゴミ箱ではないものを使っていました。そのうちのひとつがこちら、「IKEA」SKUBBのランドリーバッグ(80L)です。
「中は大きく2つに仕切って、『プラゴミ(プラスチック製容器包装)』と『缶・ビン・ペットボトル』を入れています。仕切りとインナーボックスは、プラスチック段ボールで工作しています」
中矢さんは、さらに紙ゴミ用に「IKEA」TJENA マガジンボックスを、不燃ゴミ用に「無印良品」ポリプロピレンストッカーを使っているとのこと。過去記事ではその様子も紹介していますよ。
中矢くみこさんさんの記事はこちらから:
>>>ゴミ箱は収納グッズで代用できる!隙間にシンデレラフィットする馴染ませ効果大のアイテムは?
■種類や頻度などで分散配置
一戸建てに住むライター梅野優子さん宅では、勝手口の外に分別ゴミ箱を置いていたのをやめて、ゴミ箱を分散配置することにしたそう。LDKの中心に置いた45Lゴミ箱は燃えるゴミ用。「ゴミ箱を選ぶときは、『あまりゴミ箱っぽくなくて周囲の建具となじむデザイン』『掃除がしやすいようキャスター付き』という2つの条件を基準にしました」
燃えないゴミは捨てる頻度が少なめなのでキッチン奥の空きスペースへ。逆に、頻繁に出るビン・ペットボトルはキッチンのシンク下が定位置。「すすいで乾かしたものをシンク脇のボトルホルダーで乾燥させた後、最短動線でさっと隠せるシンク下に収納しています」
長い間、勝手口の外に分別ゴミ箱を置いていて、ゴミ捨てのストレスを感じていた梅野さん。「小さなストレスをそのままにしないで、自分にとってのやりやすい方法に変えていくことで、暮らしのストレスが少しずつ軽くなっていくことを実感しています」
梅野優子さんの記事はこちらから:
>>>ゴミ捨て&ゴミ出しのストレスを解決! ポイントはゴミ箱の分散配置でした
■スペースがないなら床に置かない
「ゴミ箱を置くスペースがない、ゴミ箱を洗う作業が好きではない、けれど、ゴミを捨てる場所は近くに欲しい」という副編集長の会田麻実子さん。前に住んでいたマンションでは「ゴミ箱は置かない」という選択をしていました。スーパーの袋を引っ掛けて燃やせるゴミ入れに。
「燃やさないゴミと乾電池は、それぞれ電子レンジ上の琺瑯の容器に入れています。ペットボトル、ビン、缶、牛乳パックなどの資源ゴミは、収納の扉にかけたネットバッグにまとめて入れています。」
「ゴミ箱問題に頭を悩ませているうちに、わが家では燃やさないゴミはほとんど出ないことに気づき、それ以来このサイズに。ゴミ箱はすべて同じ大きさ・形のイメージがありましたが、そうでなくても大丈夫とわかったのは大きな収穫でした」
会田副編集長の記事はこちらから:
>>>キッチンのゴミ箱問題。ゴミ箱をやめて解決しました!
■新築時はゴミ箱スペースも決めよう
新築やリフォームの予定がある方はゴミ箱問題を解決するチャンス!「どうせなら、キッチンの収納プランを考えるときに、ゴミ箱スペースまでしっかり決めておきたいですね」と話すのはライターで一級建築士の和田さや子さん。「ゴミ箱を2~3台並べておくためにいちばんオススメなのは、キッチンシンクの下です」
和田さんいわく、ゴミ箱選びの際にもチェックしたいポイントが3つあるそう。1つめのポイントはフタ。「フタがあるなら、フタが開いた状態でサイズを測りましょう。フタが大きく開くタイプより、横に開いたり、スライドしたりするカタチが使いやすいです」
過去記事ではほかのポイントもご紹介していますよ。「ゴミ箱の位置が最初に決まっていると、キッチン全体のスッキリ度合いが違います。必要なゴミ箱の数と大きさを確認して、ベストなキッチンにしてくださいね」
和田さや子さんの記事はこちらから:
>>>今度こそ置き場所で困らない!ゴミ箱スペースのカタチ
家族構成やお住まいのゴミ分別ルール、収集頻度などによってみなさんそれぞれ正解が違うのがゴミ箱問題の悩ましいところです……。真似できそうなアイデアがあったら是非試してみてくださいね。
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ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖