おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
リビングやダイニングは、どうも家族のものが集まりがち。たまらず、「片づけて!」と声をかけることもありますよね? そんなとき、片づけのプロがしている3つのことをご紹介します。
◼︎近くに本人が出し入れしやすい収納を作る
いきなりハードルが高いですが、しまう場所がないのに「片づけて」と言ってしまっていること、ありませんか? これが案外あるんです。
わが家では、少し前からリビングダイニングに娘のものが溢れるようになりました。原因は、彼女の趣味が増えて、漫画や推しグッズが一気に増えたから。
持ち物は、長期休みごとに見直してくれていますが、彼女にはまだ自分の部屋がなく、私物はテレビボードの引き出し、学用品は廊下の収納棚に収納してきました。少ない収納スペースでやりくりしてくれている中、せっかくできた趣味のものを「収まるようにして」と言うのは、親としては忍びない。
さらに、リビングやダイニングで宿題をしたテキストも、よくそのままになっていました。きっと、廊下の収納棚までしまいに行くのが面倒だったんでしょう。
夫もよく雑誌を読んでそのままになるので、ダイニング側に収納棚を追加することにしました。
ものが溢れ出したら、ものの見直し。そして、しまう場所があるかを確認。しまう場所があるのに戻せないなら、「使う場所から遠くないか?」「使う本人にとって無理のある収納方法になっていないか?」を見直す。
こんな流れで、責める前に、「片づけられる仕組みが整っているか?」を確認するようにしています(ここはプロに頼っていいところです)。
◼︎リミットや目的を添えた声かけをする
「片づけて」というとき、つい自分の片づけて欲しいタイミングで声をかけがちです。たとえば、ごはんを出す直前や、自分が我慢の限界を迎えたとき。
でも、家族が別のことに集中しているタイミングだと、「今はできない!」と断られることも増えました。
そこで、気づいたときは前もって、「〇〇までに片づけて欲しい」と伝えるようにしています。具体的には、「あと◯分くらいでごはんができるから、それまでにテーブルの上を片づけて」といった具合です。
もう一つは、「寝る前にはスッキリ片づけたいから」など、自分のリクエストや片づける目的を添える。できるだけ平和に協力し合いたいですから。
◼︎最後は自分が片づける割り切りは持っておく
声かけをしたら、あとは本人のキリのいいところを待ちます。誰だって人に指図されるのは嫌ですものね。
でも、やらずに寝てしまうこともあります。個人のエリアならそのままにしておけますが、共有スペースだと、私が気になって落ち着かないことのほうが多いかもしれません。
そんなとき最近は、「片づいた空間が好きなのは私」を自覚して、自分で片づけています。落ち着く空間は人それぞれ。残念ながら家族でも、求めるスッキリ感は違います。幸い収納が近いと、自分でやる羽目になっても、イライラ度はちょっと下がります。
家族の協力を引き出す片づけのプロたちの工夫:
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ライフオーガナイザー 都築クレア
ブログ : 「この世界で自分らしさと幸せに生きていく!」−自分らしさ探究家