おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
10年前、物の要不要の判断がすぐにできず、なんとなく取っておく物が多く、捨てることが苦手と思っていました。そんなわが家に「未来」「過去」の収納エリアを作りました。
なんとなく取っていたものを未来と過去に分けて収納します。物を見直すたびに、頭の中の整理がはかどり、結果、物の持ち方や持つ基準が明確になりました。今を楽しむ物へと変化しています。ポイントは、さらに分けることでした。
■「未来収納エリア」使う時期を決めて管理する
未来の物は、「いつか使いたい物」「使うかもしれない物」にさらに分類。仮に、使う時期も決めます。決められないものは、「未定」としますが、未定が多いことがわかると、期限を決めてみようと思うようになりました。。時期を決めると、持つ量を調整できたり、実際に使うことが増えました。使う機会がない物も、「いつか使いたい願望」や「また買うにはもったいない気持ち」にも区切りをつけるようになりました。たとえば、手芸用品。当時は、作る時間を持つ余裕がありませんでした。いつか作りたいと思うと、捨てることもできません。これを、未来使う予定5年後と決めて、未来エリアへ収納しておきます。このように、5年後、10年後と見直した結果、現在手芸用品は、未来エリアから現在使う物のエリアへ置き換えたものだけになりました。
量も減り、使わないものを見極めることができるようになったおかげで、寝室にあった手芸用品や雑貨の未来収納でいっぱいだった棚が変わりました。現在は、好きな布や子どもの作品などを飾るための置き場所となり、飾ることを楽しむための置き場所になっています。
■「過去収納エリア」時間の経過で変わる記録と思い出のもの
10年経ち、わが家の過去のものは、今は寝室の家具棚1箇所に集まっています。
過去のものは、「思い出」「記録」で分けています。記録には、使用済み通帳や年賀状や申告書類などがあります。記録のものも仮に期限を決めることで、「保管」「不要」の判断が早くなりました。時間経過することで、写真付きの年賀状の一部は、記録から思い出に変わるものもありました。逆に、思い出としてとっていたアルバムは、もはや記録状態だとわかり、取っておきたいページだけ、写真でデータ保存にすることで、「私と主人の学校のアルバムは処分してもいい」と、思うようになりました。
記録と思い出を分けることは、私にとって気持ちの整理がやりやすい方法でした。
■思い出の宝箱を「もう一度楽しむ」収納へ
「過去エリア」の1箇所に集めることができた思い出のものを見ると、
- 本
- アルバム・写真・DVD
- 子どもの作品
- 雑貨
- 亡くなった主人のもの
5つに分けられます。
1箇所に集まり、何があるか一目瞭然になると、考えやすくなりました。50代に入り、子どもたちも巣立ち、この思い出のものをどうしたいかが明確になってきたのです。過去エリアの保管収納は、いつでも見ることができるスタイルへ変更したい。
キーワードは「もう一度楽しむ」です。
まずは、子どもの後ろ姿ばかりを飾ってみることからスタート。後ろ姿で成長を思い出すことができ、見る度にひとりでニヤニヤしています。残っている写真は、本スタイルの収納にしようと考え中です。
子どもの作品と雑貨と主人のものは簡単に作れる写真本にしました。残すと決めた子どもたちの絵は季節ごとに家のあちこちに飾り始めました。思い出をすぐに取り出せることは、「憶えておける」幸せなことだと実感しています。来年は、もっと写真を楽しむことができるように、写真を眺めることができる「喫茶コーナー」を作りたいと思っています。
物をそれぞれの収納場所に置き換えるだけでも、物や頭の整理が格段と簡単になってきましたが、見直すときは本気でやることにしています。私の本気とは、見て判断するだけでなく、実際に全部出して、さらに分けること。小さな引越し気分でやることで、確実に物も分けられ、頭の中もクリアになってきました。
来年は、さらに決めたことを実行し楽しめる空間を作っていきたいと思います。
要不要の判断が難しいとき:
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あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 秋山陽子
ブログ : うちらしく暮らしやすく