おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
ふだんはあまり意識しないけれど、いつの間にか変化して使いにくくなっていることってありませんか? それが、「高さ」。年齢によって届きやすい高さが変わったり、収納しているものの高さが変わったりして、使い勝手が悪くなっていること、結構あるんです。
そんな「高さ」を見直して、使いやすくなった収納の事例をご紹介します。
◼︎事例1)取れるのに戻せない!? 出しっぱなしの原因は「高さ」
娘が洗面所の鏡面裏収納にしまってある、私のヘアオイルを使うようになりました。
使ったあと出しっぱなしだったり、戻していても一つ下の段に突っ込んでいたりするので注意すると、自分で取っているのに「同じところに戻せない」と言うのです。そんなバカなと思って、やってもらうと……。
確かに取るときはギリギリ手が届くのですが、その高さに倒さないように置くのには、身長が足りない。人の動作って不思議ですね。
一つ下の段に収納するように変えたら、使用後に戻してくれるようになりました。
◼︎事例2)季節が変われば服の厚みが変わり、必要な「高さ」も変わる
洗面所の細いリネン庫に、夫婦でそれぞれ置いておきたいパジャマや肌着などを収納しています。
棚は可動棚で、面倒くさがりの夫が取りにくくてイライラしないよう、彼のスペースにゆとりを持たせてきました。私は一段だけ使っていますが、ここが最近ぎゅうぎゅうに。
そう、冬物は厚みがあるのでパジャマと部屋着を入れようとすると、押し込むしかない。
さすがにルーズな夫にも、「これは良いの?」と突っ込まれました。彼に確認をとって、冬だけでも私のほうの「高さ」を変えることに。もっと早くやれば良かったです!
◼︎事例3)行動が変われば、ちょうど良い「高さ」も変わる
最近急に友だちとの外出が増えた娘。廊下の大きめの可動棚が、彼女のクローゼット代わりなのですが、そこにしまっていたバッグをよく使うようになりました。
これまでは使用頻度が低かったので、靴下や、ハンカチなど毎日使うアイテムを手前に置いているのが便利だったのですが、バッグをよく出し入れするようになったら、手前のものが邪魔になるように。
すると、「バッグを奥までしまえない」→「しまえないから、手前のものが取り出しにくくなる」→「さらに雑に取り出すようになる」の繰り返しで、すっかりぐちゃぐちゃに。
折り重なっていた手前のアイテムをすべて出して収納し直し、よく使うバッグ2つを、一つ上の邪魔にならない「高さ」に入れ変えました。これで多少雑に出し入れしても、取り出せて戻せます。
子どもの成長だけでなく、年齢を重ねての変化や、買うものを増量パックにした、厚手の服が増えてきた。そんなちょっとした変化が、「なぜか戻せない、片づけられない」に繋がっているかもしれません。使いにくくなったら、「高さ」を見直してみようと思います。
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・「捨てるから始めなくてOK」50代からの物の見直し!筋力と視力の変化に合わせた収納対策
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ライフオーガナイザー 都築クレア
ブログ : 「この世界で自分らしさと幸せに生きていく!」−自分らしさ探究家