「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

おはようございます。
ライフオーガナイザー/メンタルオーガナイザーの秋山陽子です。

50代を迎え、子どもが巣立ち、暮らし方が大きく変わりました、家事の量が減った一方で、広く感じる家に寂しさを覚えることも。でも、2階の廊下壁に飾った子どもの写真を見ると、一瞬で当時のことが思い出され、心がふっと和らぐことがあります。

「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

楽しい思い出は、きっかけがあれば思い出しやすいと実感し、箱にしまい込んでいた作品や絵本、写真を取り出して、いつでも見られる収納に変えました。これがなかなか良かったのです。今では、わが家の大切な「思い出宝箱」になっています。

◾️取り出しやすい思い出コーナーが宝箱の始まり

子どもが小さいころに描いた絵や学校で作った作品、写真などを大切に箱にしまっている方も多いのではないでしょうか。私自身も同じように、大事に取っておいたつもりでしたが、箱にしまい込んだままだと見る機会が少なく、だんだん存在を忘れてしまうこともありました。そこで、思い切って箱から出し、2階の本棚にまとめて収納することにしました。

「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

収めているものは、家族の思い出が詰まったもの、亡くなった主人が大切にしていたレコード、独身時代のアルバム、子どもたちの幼稚園の文集、手紙、写真、作品、絵本など。集まってくると、「見て楽しむ」空間が生まれました。

「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

当初は、棚にあふれるほどの量がありましたが、飾る楽しみを感じるうちに、「本当に残したいもの」を選べるようになりました。今は、私にとって大切な宝物がここに集まっています。

◾️時間をかけて選び直す「子どもの作品」は親の宝物

まさか子どもの作った作品や絵が、10年後の私に元気をくれる存在になるなんて、思いもしませんでした。作品を「すぐに取り出せる」「見て楽しめる」収納の形に変えてからは、飾り替える楽しみも増えています。

子どもの作品は、何をどう残すのかは悩みましたが、試行錯誤の末、 “誰にとって大切なものなのか”をはっきりさせる収納ルールを作りました。

捨てることからはじめません。子どもの作品はどうしている?

(以前の記事)
>>>捨てることからはじめません。子どもの作品はどうしている?

時間をかけて少しずつ見直し、選び直すやり方が、わが家には合っていたようです。今残ったものは私の宝物とも言えます。

◾️写真を楽しむ空間作りから始めるワクワクする写真整理

「いつか写真を整理しなければ」と思いながら、20年以上手をつけられなかった写真。今年ついに整理を始めました。きっかけは、友人宅の「カフェコーナー」。家の中に写真や本を楽しむ空間を作るという発想に刺激を受け、わが家でも、キッチン前のカウンターを活用し、「カフェコーナー」を作りました。

「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

まずは、2階の思い出コーナーからアルバムを運び出し、窓下の棚に置くことからスタート。昔の写真を見るだけで、テンションが上がりますね。こうした時間が、自然と写真整理のモチベーションにもつながっていきました。

「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

写真は、入れる箱を決めて1箇所に集めています。

「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

家族にも写真のことを尋ねてみたところ、子どもたちは、自分たちの写真をデジタル化してスマホで管理していると言います。長年の悩みでもあった、「子どもの写真をどう分けてアルバムを作れば良いのか」は、すぐに解決したのです。今は、「秋山家のアルバムを作ろう」と決め、長年手付かずだった写真整理が進み、2階の思い出コーナーにアルバムが少しずつ増えています。1階のカフェコーナーで入れ替えながら楽しむ時間を想像するたびに、ワクワクした気持ちになります。

◾️「持つだけ」から「飾って楽しむ」絵本の持ち方を変えてみる

子どもが幼いころ、「読んで」とせがんできたお気に入りの絵本。家の中に点在させることで、ときおり眺めては、思い出に浸っています。かつて200冊以上あった絵本も「懐かしい」「飾りたい」という視点で厳選し、「持つだけ」でなく「飾って楽しむ」形に変えました。

「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

季節ごとに本を選び、飾るようにしてからは、毎年、その時々のエピソードが蘇り、その瞬間はやはり嬉しい気持ちになります。

「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」

実は、手放して後悔した絵本を買い直したこともありました。それでも失敗を重ねることで、「自分にとって本当に大切なもの」が集まる実感も大きくなりました。

思い出は、すぐに取り出せる形にすることで、忘れていた子育ての小さなエピソードをよみがえらせてくれるものでした。そして、思い出コーナーに残されていくものは、私にとって本当に大切な宝物。見て楽しむ宝箱のようになっています。

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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 秋山陽子
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