日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。
先週の記事では、土地探しは情報サイトだけでは完結せず、知らないことだらけだったというお話をしましたが、今回からは土地探しと同じくらい、いや、それ以上に私を悩ませた(きっと多くの方も同じですよね?)「施工業者探し」についてお伝えしていきたいと思います。
で、いつ、新居は完成するの?……ですよねー。
各種条件により異なると思いますが、注文住宅での家づくりは最短で1年くらい、通常は1年から2年にかけて、それ以上となることも少なくないようです。このあたりの情報は、それなりに知っていたつもりでしたが、現状、建築確認申請(建築にまつわる役所への届け出・承認申請)が、最長で4か月くらいかかることも珍しくはないようですが、そんなことはつゆ知らず…。私が知っていた時代の確認申請は長くても2か月くらいだと思っていたので、シンプルに情報収集不足でした。
注文住宅を建てる場合、土地と建物は切り離して考えることができません。だからこそ、土地探しから家づくりまで一緒に伴走してくれる施工業者を見つけることが大切。……と、今ならわかります。
でも当時の私は、ここでもまたいろんな思い込みにより、ずいぶん遠回りすることになりました。

■施工業者を決めれば前に進むと思っていた
もともと我が家は、過去記事でもお伝えしていた通り今の自宅を売却し、その売却益で住み替える予定でした。
売り出し後、思っていたより早い段階で購入申し込みが入り、「これは急いで住み替え先を考えなければ!」と、かなり焦った状態で土地探しと施工業者探しを始めることになりました。今振り返ると、ここが大きな反省点です。
情報収集も、資金計画も、進め方の整理も不十分なまま、とにかく動き出してしまったわけですね。
我が家の場合主に私の希望で、大阪市内の最寄駅から徒歩10分以内という立地を優先することは決定事項。となると、当然ながら土地代が高くなり、建物にかけられる予算はそう多くありません。
最初の段階で、大手ハウスメーカーは選択肢から外しました。ある程度デザイン性も担保でき、性能面でも信頼できそうな工務店や地元ビルダー系が候補になるだろうと考え、インターネットやSNSで施工会社をリサーチを開始。
施工事例、価格帯、デザイン、性能、口コミ、会社の雰囲気などを見ながら、まずは20社程度を選定。その中で資料請求したのはだいたい三分の一程度。さらに、すぐに見学会や説明会に足を運んだのは4社でした。
ここまでは、わりと順調に進んでいるように思っていました。
でも、現実はそう甘くなく………。
■「土地探しから対応します」を信じていた
工務店やビルダーのホームページを見ると、「土地探しからサポートします」「土地探しもお任せください」といった言葉をよく見かけます。
営業担当の方からも、同じような説明を受けることがありました。
当時の私は、その言葉をかなり都合よく解釈していました。
つまり、
「良い土地情報をどんどん紹介してくれるのだろう」
と思っていたのです。はい、またしても思い込みですね。(^_^;)
もちろん、実際にとても丁寧に対応してくださる営業担当の方もいました。こちらが気になった土地情報を送ると、現地まで見に行ってくれたり、その土地に希望する建物が建てやすそうかどうかを確認してくれたり。私自身、会社員時代に営業職の経験が長いので、そういった対応には本当に感謝しています。
ただ、それはあくまで「こちらが見つけた土地に対して、私たちの要望に合致した家を建てやすいか否かという視点で回答してくれる」というサポート。
私が勝手に期待していたような、希望条件に合う土地を次々と紹介してくれる、というものではありませんでした。
もちろん、不動産部門での収益性を重視している会社であれば、土地情報に強いケースもあると思いますし、そういったサポートが手厚い会社もありましたが、とはいえ自分たちにとっての都合の良い土地はそう簡単に出てきません。
しかも我が家のように、現金購入を前提に考えていた場合、良い土地が見つかっても、すぐに押さえられないという問題もありました。
今ならわかります。
こちらの資金計画や購入方法が明確でないまま相談されても、施工会社側も進めにくかったはずで今となっては、嫌な施主だったのだと恥じるばかりです。
■何を信じればいいのかわからなくなった

施工業者探しを始めて、もうひとつ驚いたことがあります。
それは、
「坪単価〇万円から」
という情報(というかある一定の基準)が、まったくもってあてにならないということ。
見学会に行って、「このくらいの家なら、これくらいの価格なのかな」と思っていたら、実際には想定よりかなり高い。
「え?この家でこの金額?」
と、正直落胆したことも少なくありません。
もちろん、建物の価格は本体工事だけで決まるものではなく、仕様、性能、設備、外構、地盤、諸費用など、さまざまな要素が関係します。でも家づくり初心者にとっては、その全体像が本当にわかりづらい状況で。これはまた別記事にしますが注文住宅といいながら、この中で選んでくださいね的な「標準仕様(規格住宅的な)」がハウスメーカーだけでなくビルダーや工務店でも一般的になっていたりするんですよね。
また営業担当者の方によって、なんなら設計担当社でも建築やインテリアに関する知識量にもかなり差があることを感じました。
こちらは人生後半の住み替えで、これからの暮らしを真剣に考えています。
でも、話しているうちに、
「この人に相談して大丈夫かな?」
「何を信じればいいの?」
と感じることも多々ありまして。
結局、土地が決まらないと間取りも具体的に作れない。間取りがなければ、見積りも出せない。つまり、施工業者を探していたはずなのに、また土地探しに戻ることになり無限ループ。
注文住宅の場合、土地と建物はセットです。
だからこそ、土地と建物の両方を理解し、サポートしてくれるベストパートナーを選ぶことが重要なのだと、後になって痛感しました。
これもあとで知りましたが、多くのケースでは住宅ローンを組むことが前提で我が家のように、現金購入想定ケースは、比較的少数派。
もう少し情報収集をし、自分たちの現在地を把握すること、具体的には資金計画は?土地と建物、どちらをどこまで優先するのか。どんな暮らしをしたいのか。誰に、何を、どこまでサポートしてほしいのか、などなど。
このあたりを整理できていないまま動くと、最初に業者を絞りすぎても、逆に何十社も見て回っても、どちらもうまくいかないと思います。
で?だったらどうやって最終的に施工業者を選定したのかって?
いやいや、まだまだ施工業者探しの中でさらに私を悩ませた「坪単価」や「見積り」の話について、もう少し具体的にお伝えさせてください。
人生後半に思うことはなんですか?
これから何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
次回は6月24日(水)朝10時にお会いしましょう♪
日本ライフオーガナイザー協会代表理事 高原真由美
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