日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。
先週の記事では、家づくりの順番を間違えた原因が「思い込み」にあったこと、そして本来は「お金のこと」から考えるべきだった、というお話をしました。
今回から数回に分けて、その「家づくりにかかわるお金のこと」についてお伝えしていきたいと思います。
■家づくりのお金は「本体価格」だけではない
家づくりのお金といえば、土地代や建物本体価格、住宅ローンを思い浮かべる方が多いと思います。私も同様でしたが、実際に動き始めてみると、それ以外に必要なお金が本当に本当に多い!多すぎる!!!

そしてその内容を知らないまま進めると、判断そのものがズレてしまうこともありますので要注意。はい、こういった情報を私ももっと前に知りたかったと思います…。
家づくりを考えたとき多くの方が最初に見るのは、土地の価格や建物の価格だと思います。(別途記事にしますが、この建物価格も罠が多すぎ!)
いわゆるチラシやWEBページ、SNSで見かける金額ですが実際に住み替えを具体的に考え始めてわかったのは、
「本体価格以外にかかるお金が多すぎる」
ということ。知っている人には当たり前のこと。知らない人からすると寝耳に水。
今回の我が家のケースは、今の家を売却し、新しい家を購入、もしくは建てるという流れです。
つまり、
- 家を売るときにかかるお金
- 家を買う、建てるときにかかるお金
この両方を考える必要があります。
ところが、家づくり初心者にとっては、このあたりが本当にわかりづらい。
「土地と建物でこのくらいなら、なんとかなるかも」と思っていても、実際にはそのほかに必要な費用や税金が、ま・じ・で!いっぱい出てきます。もはや、今の住居の固定資産税とはなんぞや?と哲学的な境地に至るわけです。だって、持っていても、売るときも買うときも、ものによりさらに消費税が加算され、当たり前のように印紙税登録税も、と税金のハイブリッド化がすざましすぎ。
というか、固定資産税って土地は評価額(国が定める指標である公示価格を目安に算出)で決定することは知っていましたが、建物の場合、新築戸建てだと仕様(内外装の仕上材や設備をそれぞれ算定)により大きく異なることなんて、全然知りませんでした。
あ、少し愚痴っぽくなってしまいました。申し訳ありません。
家づくりって、思っていた以上に“本体価格以外のお金”が大きいんだなと実感したという話です。
■売るときも、買うときも税金や諸費用が必須
まず、家を売るとき。
売却には、仲介手数料や登記関連の費用、状況により解体工事費用、譲渡所得税について考える必要があります。
譲渡所得税は長く住んでいるかどうか、居住用財産としての特例が使えるかどうかなどによって、負担が変わる可能性がありますがこの譲渡所得税の存在。実はお恥ずかしながら私はこれまで知りませんでした。
「売却益が出たら、その分を住み替えに使えばいい」と単純に考えていたのですが、実際には税金や諸費用を差し引いて考えると、あれ?意外と残る費用って思いのほか少なくない??と。

一方で、家を買う・建てるときにも、本体価格以外にさまざまなお金が必要になります。
- 不動産取得税
- 登録免許税
- 登記費用
- 住宅ローン関連費用
- 火災保険・地震保険
- 仲介手数料
などなど。
もちろん、ケースによって必要なものは変わりますし、金額も違います。とはいえ、「え、これも?これも?」という感覚になるくらい、想定外の項目が出てきました。
こうした費用を含めずに予算を考えてしまうと、あとから「思っていたより足りない」ということになりかねません。
家づくりにおいては、土地代や建物代だけではなく、税金や諸費用も含めて全体を見ておくことが大切だと感じています。
■知らないまま進めると、判断そのものがズレる
今回、私が一番感じたのは、
「知らないと判断を間違える」
ということです。
たとえば、私自身は最初、50代後半という年齢やスモールビジネスオーナーという働き方から、住宅ローンは組みにくいだろうと思い込んでいました。
だからこそ、「現金購入がベスト」「今の家を売ったお金で住み替えるのが現実的」と考えていましたが、実際に調べていくと、住宅ローンにもさまざまな種類があり、金利も固定か変動か、優遇金利、住宅ローン控除など、考えるべきことがたくさんありますが、実はそっちのほうが相対的にはお得かも、なんて選択肢も結構あるわけで。
つまり、現金購入がいいのか、住宅ローンを使うのがいいのかという判断も、税金や控除、将来の資金計画を知らないままでは決められないということです。
これは片づけと同じで、目の前のモノだけを見て判断すると、本当に大事なことを見落としてしまうことがあります。家づくりも同じで、目に見える土地代や建物代だけで判断すると、全体像を見誤ってしまうんですよね。
片づけ収納にお困りを感じたらライフオーガナイザーにご相談を、と同じく、家づくりを考えたときにはファイナンシャルプランナーほかお金関連のプロに、最初に相談するのがベスト!上記の迷いもプロに相談しておけば、最低限の判断材料はそろいます。
残念ながらもはや我が家の場合は手遅れ(涙)ですが、とにかく家づくりのスタートはお金の整理からはじめてください!
数年前からくらべると、びっくりするほど価格も高騰していますし、各種税金もあがっています。さらに今はホルムズ海峡関連のこともいろいろと。
とはいえ、住みたい家を建てたい(リフォーム・リノベしたい)という意欲はなくなりませんよね?はい、私もです。
なので少しでも、損をせずお得に快適な住まいをつくりましょう!
次回は、この中でも私が最初にしっかり確認しておくべきだった「住宅ローン」について、もう少し具体的にお話ししたいと思います。
また後日の別記事になりますが、土地売却関連のドタバタ(現金購入ではなく住宅ローンに切り替えた最大の理由かつ、とってもいや〜な思い出)についても紹介しようと思いますので乞うご期待。(苦笑)
人生後半に思うことはなんですか?
これから何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
次回は5月6日(水)朝10時にお会いしましょう♪
日本ライフオーガナイザー協会代表理事 高原真由美
ブログ:JALO公式ブログ






