おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
私がライフオーガナイザーになったのは3年前。娘はまだ保育園児でした。
ライフオーガナイズを学んだことで、「子どものおもちゃの片づけは親が勝手にするものではなく、子どもと一緒に取り組むものだ」と知りました。3年かけて親子で片づけに向き合い、時には失敗をしながら、少しずつ「自分でできた!」が増えてきました。
■「優等生」から抜け出せなかった、片づけの目的
小学2年生になり、自分なりの価値観も少しずつ構築されてきましたが、「片づけの目的は?」「どんな部屋にしたい?」と聞かれても、いまいちピンとこない娘。「さっと勉強できるようにしたい」とか「忘れ物をしないようにしたい」という、優等生の答えが返ってくるだけなのです。
そして、「使いやすさを優先してヨシ」と伝えて続けていった結果、娘の机の上は“すぐに使いたいもの”であふれかえっていました。
■娘の転機は意外なタイミングでやってきた!
今年の夏、娘と一緒に日本ライフオーガナイザー協会監修の、新しい小学生向け講座「あいうえおかたづけ講座」のプレ開催を受ける機会がありました。この講座はジュニア片づけ脳力®検定を受検するための対策講座です
思い出してみれば、娘が母以外のライフオーガナイザーから“片づけ”の話をきちんと聞いたのは初めてのことです。片づけ脳力トレーナー®の話を聞いたり、漫画を読んだり、かるたをしたり……と、低学年の娘でも楽しく参加することができました。
それからです。娘の様子が以前とちょっと変わりました。
今まで、片づけの仕組みを大きく変えるときは母と一緒にしていたのですが、母のいないときに、自発的にスタディーコーナーの見直しをしたのです。
■そして娘が見つけた、自分だけの“片づけの目的”
さらに、本屋さんで娘が1冊の本を見つけました。
「ピカピカガールをめざせ 女子力アップおかたづけレッスン帳」(PHP研究所)
この本には片づけの手順以外に、髪型のアレンジ方法や、収納グッズをデコる方法など、ステキ女子になるためのノウハウがギュッとつまっていました。ここに、娘の“なりたい自分”がつまっていたのです!
“右利きの人は、スタンドライトは左にあった方がよい”と書いてあったらしく、スタンドが左に移動しました。今までは、出しやすさ優先で、何でもかんでも並べていた机の上はスッキリと最低限のものが並ぶようになりました。大事なモノがパンパンに詰まっていた引出しも、見直して8割収納に。すべて取り出しやすいように並んでいます。
娘の片づけのモチベーションは、「勉強を頑張りたい」でも「忘れ物をしない」でもなく、「ステキ女子になりたい」だったんですね。
それ以来、娘の机がすっきりと片づいた状態がキープされているのを見て、母が丁寧に説明するよりも、本人が“気づく”ことの大切さを実感するのでした。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
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一級建築士/ライフオーガナイザー 和田さや子
ブログ:建築士×ライフオーガナイザー®と建てる“忙しくても片づく家”