おはようございます。
ライフオーガナイザーの佐藤美香です。
家事の中でも、苦手なのがアイロンがけ。そのくせ「ちゃんとやりたい」という思いがあります。その結果、できずにためてしまうルーティーン。憧れと現実のギャップを受け入れて、自分に合った方法へ切り替えたところ、グッと楽になりました。実際にすすめた「減らす」「集中する」方法について、ご紹介します。
■苦手は「やりたい」から「減らす」にシフト
きれいにアイロンされたYシャツやハンカチ、「できる妻」の象徴のようで憧れます。また子どもと話をしながら、手元では次々とアイロンがけが仕上がっていく、そんなドラマのようなシーンも憧れです。
現実はというと……? アイロンがけが面倒で、Yシャツやハンカチが山積み。できない自分にイライラしてしまいます。そもそも面倒なことが大嫌いなのに、アイロンを「ちゃんとやりたい」と思うこと自体に無理がありました(笑)。
「ちゃんとやりたい」という気持ちを手放し、無理のないように「減らす」にシフトしたところ、今までやっていたことも、実はやらなくて大丈夫だったことに気がつきました。
たとえば、夫のYシャツ。もともと持っていたものがアイロンの必要なものだったため、いつの間にかアイロンがけはするものと思っていました。けれども、アイロン不要のタイプに変えてしまえば済むことでした。むしろ、たまった衣類の中から「これ、アイロンかけて」と私に声をかける手間が減って良かったかもしれません(汗)。
最近は、アイロン不要に加え、襟や袖の内側が濃い色使いで、汚れが目立たないデザインのものを選んで購入しています。楽したいという欲求は尽きることがないですね(笑)。ハンカチも干すときに力技でシワを伸ばすのみ。アイロンせずにしまったところ、何のクレームもなかったので、ハンカチもアイロンしなくていいものになりました。
アイロン不要のシャツの使用感を知りたい方は、こちら:
>>>2017年、家事が1つ減った! 本気ですすめる“ノーアイロンシャツ”
■「ながら」から「集中する」にシフト
「減らす」ことでかなり楽になりましたが、中にはアイロンがけが必要なものもあります。「テレビを観ながらなら苦にならないのでは?」と、テレビを観ながらアイロンがけをしてみたことも。ところが、テレビに夢中になり度々手が止まります。そこで、他のことに気をとられることのない洗面所に移ることにしました。
嫌いな家事は、楽しみ「ながら」よりも、さっさと終わるように「集中する」方が性に合っているようです。
■アイロンがけを洗面所で行うメリット
狭い洗面所でのアイロンがけは「不便かも?」と心配もありましたが、わが家ではメリットのほうが多いように感じています。実際に感じたメリットは以下のとおりです。
・動線が短い
わが家では浴室干しすることが多いため、浴室から2~3歩でアイロンがけができます。他の洗濯物を片づけるときに、アイロンがけも済ましてしまえば、以前のようにため込まなくて済みます。また、収納は洗面台と洗濯機の間にある引き出し、コンセントは洗面台からと、他の動作もほぼ動かずにできるので楽ちんです。
・メンテナンスが楽
裾上げには、水で濡らしてアイロンでつける裾上げテープを使っていますが、アイロンがけのときに裾上げテープが取れているのに気がつくことがあります。予めアイロンと一緒に裾上げテープを収納しておけば、気がついたときに、その場でテープを濡らしてアイロンすることができるので便利です。
・子どもにやさしい
わが家には、動き回る3歳児がいます。アイロンを使った後の冷ます時間も危険です。洗面所は、ドアを閉めておけばOKなので、うっかり火傷を防ぐことができます。また、高校・中学生の上の子は、よく洗濯する衣類を出すのを忘れます。そのため洗濯する時間が遅れ、着たいのにまだ乾いていないということがあります。そんなとき、こっそりアイロンして乾かすことができるので、母(私)にガミガミ言われずに済んでいます。これは、わが家ならではのメリットかもしれませんが……。
子育て中で忙しい今の私は、アイロンがけの手間を減らしたことや、集中して早く終わるようにしたことで、とても楽になりました。とはいえ、「できる妻」への憧れは捨てきれません(笑)。いつか優雅にアイロンがけする自分を目標に、今は慌ただしい子育て期間を楽しみたいと思います。
他にもあります!アイロンがけを楽にするアイデア:
・掃除、洗濯、アイロンがけ…苦手な家事、面倒な家事をラクにするアイデア5選
・主婦が嫌いな家事ナンバーワン!? アイロンがけとのつきあい方
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ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:愛家