おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
家づくりのリアルな“今”を記録している、【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てるシリーズ。今回は第6回です。
収納のカタチシリーズ では、造り付け収納をメインで書いていますが、自分たちで購入する“置き家具”は、「いつ探し始めるの?」「いつ買ったらいいのか?」迷うところですよね。
後回しにしてしまい、引っ越し直前に慌てて間に合わせで購入することにならないよう、家づくりを並行して進めていくのがオススメです。
■“造り付け収納”と“置き家具”のバランス
家の仕様がだいぶ煮詰まってきたころ、予算上“実現できるところ”と“あきらめるところ”の取捨選択に入っていきます。収納だと、テレビボードやカップボード、収納棚などを“造り付け収納”にするのか“置き家具”にするのかは、みなさん悩まれるポイントですね。
そこで、改めて“造り付け収納”と“置き家具”のメリットを整理してみたいと思います。
“造り付け収納”のメリット
・メーカーをそろえることで、ドアやキッチンに色が合わせられて、インテリアに統一感が出る
・固定するので地震に強い
“置き家具”のメリット
・家族の成長に合わせて場所や形を変えられる
・メーカーがたくさんあるので、インテリアの幅が広がる
・予算に合わせてリーズナブルなものも選べる
■“置き家具”にするものを事前にリストアップ
わが家の家づくりは、なるべく“造り付け収納”にする予定です。それでも、置き家具のメリットを考えて、「ここは!」とこだわるものをピックアップしてみました。
1.ランドセル置き場
子どもが自室で勉強するまでのものなので、簡単なものでOK。今使っているカラーボックは表面がはげてきたので、別のモノを探したい。
2.キッチンワゴン
新しい家では、横に長い壁付けキッチンになるので、動線の改善のために大きめのキッチンワゴンが欲しい。キッチンのオプションになかったので、購入する必要がある。
3.コレクションボード
夫のコレクションを並べるためのもの。ヴィンテージ家具がいいねと相談中。
1はすぐに見つかりそうですが、2,3はデザインやサイズにこだわりがあるので、すぐに見つからなさそうです。そして、収納ではありませんが、ダイニングチェアも新たに購入することを決めたので、工事が始まる前から探し始めることにしました。
■好きな家具は、一期一会の出会いを求めてまめにチェック
夫婦の共通の好きなものは、懐かしい感じのするヴィンテージ家具。ピカピカの家具より、ちょっと使い込まれたものに魅力を感じます。
ヴィンテージ家具との出会いは一期一会なので、時間をかけてじっくりと探す根気が必要。ヴィンテージ家具屋さんのインスタグラムをチェックして、お目当てのものが入荷していないか探すのが日課になっています。
実際のお店に足を運ぶこともあります。大阪で家具屋さんがたくさん並ぶ場所といえば、南堀江。その中の1店舗で、素敵な出会いがありました!
ヴィンテージ家具のフロアに所狭しと並んでいた椅子たち。なんとなく腰掛けた一脚、とても座り心地がよくて一目惚れ。ちょうど二脚あって、中途半端な高さのわが家のダイニングテーブルにもぴったりの座高でした。
思わずその場で購入しそうになりましたが、「いったんクールダウンしてから決めよう」と思い、お店の方に許可をとり写真を撮ってその日は帰りました。
そして、夫婦会議の結果「出会いを大切にしよう」と、購入を決めたのでした。お店の方に事情を説明したところ、家が完成するまでの4カ月間、そのまま保管してもらえるというのも、購入を決断した理由の一つです。
残る家具探しは、コレクションボードとキッチンワゴン。一期一会の出会いを求めて、今日もすきま時間にリサーチを続けています。
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・【実録】引っ越し後、家具をすぐ買わずに“ありもの”で過ごす3つのメリット
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・「ヤフオクで新品家具を買っています!」 売るだけじゃない?! 知っていると便利なヤフオクでのお買い物
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
ブログ : 建築士×ライフオーガナイザー®と建てる“忙しくても片づく家”