おはようございます。
ライフオーガナイザーの南方佐知子です。
もう着ることはないけど捨てられない服、デザインが好きなチラシ、贈ってくれた相手が目に浮かぶ空き缶……。これらは無くても困らないものですが、せっかくのお気に入り、捨てるのに忍びないですよね。ならば本来とは違う使い方で、再利用してみました。
■思い出の服はバッグの中に入れるクッション材へ
私が捨てられないと思う服は、亡くなった祖母から買ってもらった洋服です。以前はよく着ていたのですが、着なくなってからの十数年間は衣装ケースの底に保管したままでした。ある衣替えのときに、ふと新しい役割を思いつきました。それはバッグの形状を崩さないためのクッション材として再利用することです。
服は柔らかいのでクッション材に最適です。不織布の袋などに入れると通気性も良くスムーズに出し入れできます。
今までは新聞紙や梱包用の紙などでクッション材を作っていましたが、この方法なら捨てられない服をそのまま再利用できます。衣装ケースの底で眠っていた捨てられない服が小さなひと手間で見事に復活し、使う度に祖母との時間も思い出せる再利用の方法です。
■プレゼントされた丸い紅茶の缶はキャンドルホルダーへ
次に捨てられないものには、プレゼントでいただいた地域限定の紅茶の缶がありました。丸い形状の缶は入れるものが限られるため再利用しにくのですが、逆に丸いものを入れると収まりがいいので、キャンドルホルダーとして再利用してみました。
小さいキャンドルが2段でぴったり収まり、蓋もあるのでほこりも入らず清潔に保てます。
クリスマスやキャンプなど、キャンドルを使うのは年に数回ですが、このようにセットして収納しておけば、使いたいときにさっと持ち出しができて、使えるのも嬉しい再利用の方法です。
■捨てられない素敵なチラシは封筒へリメイク
他にも私が捨てられないものの中に、素敵な美術館のチラシがあります。デザインが素敵なチラシは眺めるだけで幸せな気持ちになるので、つい持ち帰ってしまいます。チラシを見つけたときはワクワクするのですが、家にはチラシが溜まるばかり。特に美術館のチラシは厚手なので、なおさら捨てるのはもったいないと思うのです。
そこで、以前友人から聞いたチラシを利用して作る封筒を、私も作ってみることにしました。
以前図書館で借りた本に載っていた、封筒を作るテンプレートをコピーして使っています。
自分で作ると、好きな大きさの封筒を作ることができ、使う用途によって封筒のサイズを選ぶこともできます。出来上がった封筒を眺めると、チラシを見つけたときのようにワクワクします。渡すときも渡されたときも、思わず笑顔になる再利用の方法です。
「使わないものは捨てないといけない?」と思いがちですが、捨てたくないと思っている時点できっと愛着があるもの。愛着があるものは、本来の使い方以外でも使えないか、違う目線で考えてとことん使ってみませんか? 再利用することで気持ちが軽くなり、納得して手元に残しておけます。
捨てられないものとの付き合い方の記事はこちら:
・おせちに入っていた小さな器や飾りを捨てられない!片づけのプロのたった一つのルールとは?
・“着てないけど手放せない洋服“とうまく付き合う3つのコツ
・大切な人との思い出は、“リメイク”をして伝えていく
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ライフオーガナイザー 南方佐知子
ブログ : 古くても狭くても一緒に見つける家ごこち