狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

おはようございます。
ライフオーガナイザーの中沢まみです。

転勤族のわが家が現在暮らしているのは、福井県の賃貸マンションです。前回の引っ越しで洗面台の大きさが半分くらいになり、さらに、荷解きを引っ越し業者の方にお願いしたところ、狭いスペースにモノが詰め込まれ、どこに何があるかまったくわからない状態に。日々使いづらさを感じつつも、「たくさんモノを捨てないと片づかない」と思うと気が重く、なかなか見直せませんでした。

狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

1年半たった頃、イライラがMAXに! 意を決して、オーガナイズのステップ「全部出す→分ける→使いやすく収める」のとおりに片づけを進めたところ、なんと!モノをほとんど捨てることなく、狭い洗面所を使いやすく整えることができました。

今回は、その手順をご紹介します。

■何が入っている? まずは全部出して分けてみた

まずは、全部出してモノの全体量を把握するところから始めました。使用頻度と、誰が管理/使用するのか?(人別)、どこで使うのか?(場所)を考えて、以下の4つのカテゴリーに分けています。

① 左上:使用頻度が高い・個人のモノ
(夫婦それぞれのヘアケア用品・コンタクトレンズなど)
② 左下:使用頻度が高い・家族のモノ
(家族で使う洗剤や掃除道具・ドライヤーなど)
③ 右上:使用頻度の低いモノ
(災害時用のドライシャンプーやいただきものの石鹸など)
④ 右下:使わなくなったモノ
(一時的に収納用品として使っていた空き箱など)

狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

俯瞰してみると、洗面所に収めたいものは①と②だけだと判明。③は別の場所で保管し、④は手放すことにしました。

■いちばん使いやすい鏡裏は、人別に分けて収納方法を見直し

<ビフォー>
鏡裏の収納スペースは、左から「妻」「共用」「夫」とエリア分けをしていました(夫エリアがスカスカなのはたまたま撮影した日に出張に出かけていたから)。左側の妻エリアが窮屈なのと、共用エリアの消耗品類の出し入れがしづらいことが気になっていました。

狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

<アフター>
鏡裏収納は、夫と私にとっては目の高さに近く、使いやすい場所です。奥行きが浅く幅も狭いので、よく使う細かいモノを厳選して収納することに。もともとのエリア分けはそのままに、主に収納方法を見直すことにしました。

狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

中央の共用エリアのフロスや歯間ブラシは、セリアの「綿棒ケース」に詰め替えています。見た目がスッキリして、出し入れもラクになりました。出しっぱなしだった歯磨き関連グッズも収納内へ。中段を大人用、下段を子ども用に分けています。「無印良品」の「歯ブラシスタンド」を使って、歯ブラシが倒れないようにしました。

左側の妻エリアは、箱入りのコットンを「綿棒ケース」に詰め替え。コンタクトレンズも必要最低限の量のみをペンケースに入れて収納しています。

■洗面台下に棚板を増設し、12個のボックスで小分け管理

<ビフォー>
洗面台下の収納は、配管を避けるように突っ張り棒を2本渡し、その上に箱やダンボールを直接のせて簡易的な棚にしていました。棚はとても不安定で、奥のものを取ろうとするとすぐに落ちてきます。正面からでは奥に何が入っているのか把握できず、手前に並べたものと、ファイルボックスの中身くらいしか活用できていませんでした。

狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

<アフター>
よく使うもののうち重いもノや、それほど使用頻度が高くないモノを洗面台下に収めることにしました。思いのほか細かいものが多かったので、一緒に使うものをグループにして「ダイソー」の「粘土ケース」4つと、「セリア」の「アレンジスライドボックススリムW」8つに分類。

狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

洗面台の幅ぴったりにカットしたプラダンを突っ張り棒にのせて棚板を増やし、ケースを左右2個ずつ配置しました。

狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

重いものほど下の段に。また、私は右側の扉のほうが開けやすかったので、左右の重さのバランスに気をつけつつ使用頻度の高いものを右側に集めました。

■溢れてしまったモノは、新たに収納場所をつくって収める

最後に残ったのは、① 使用頻度が高い/個人のモノ、②使用頻度が高い/家族のモノのうち、主にストック品やお風呂で使うモノでした。どうしても鏡裏、洗面台下には収まらないので、収納スペースを増設することに。

風呂場の入り口横に「無印良品」の「PPストッカーキャスター付・1」にオプションの追加引き出しを足して5段の引き出し収納を設置。これで①②のすべてのものを、洗面所内に使いやすく収めることができました。

狭い洗面所にモノが多すぎる問題は、「捨てる」よりも「混ぜない」収納でスッキリ!

当初は「モノを捨てないと片づかない」と感じていましたが、実はほとんど手放す必要はありませんでした。別の用途のモノ同士が簡単には混ざらないようにエリアを区切ったことで、探しものの時間は激減。アフターの写真は現在のものですが、見直し当時からほとんど変わることなく、ラクにキープできています。

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ライフオーガナイザー 中沢まみ
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