こんばんは。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
この春から小学1年生になるお子さんをお持ちのご家庭では、入学準備で忙しい日々をお過ごしかもしれませんね。
入学前にどこまで準備しておくと新生活をスムーズにスタートできるのか、それとは逆に、入学後ゆっくり準備したほうがいいことはどんなことなのか。片づけ収納ドットコムの過去記事からご紹介します。
目次
■ 入学準備は「段階的に」がおすすめな理由
多くの片づけのプロたちは、入学準備を「一気に」ではなく「段階的に」進めているようです。
「学用品収納を整えるのは5月がおすすめ」というのは、ライターの手塚さん。「初の小学校生活は始まってみないとわからないことだらけ。新生活の見通しが立たず、学習スペースや、ランドセルや学用品の収納を整えたのに『うまく使えてない』なんてことも起こります」
「新1年生の生活も、ゴールデンウィークを過ぎる頃には落ち着くはず。それまでは、手持ちの収納用品を使って仮置きスペースを整えておくくらいで十分だと思いますよ」
手塚さんの記事を読む:
>>>新1年生の学用品収納を整えるのは5月が最適! 「前もって準備をしすぎない」のがおすすめな理由
ライター、中矢さん宅の4人の子どもたちは、全員が小学生(小6、小3、小1の双子)。「この6年を振り返ってみると、ランドセルや学用品を収納する場所の近くに必要なものは全部で8つ」だったのだとか。
その8つとは:
- 教科書入れ(ファイルボックス1つで十分)
- ハンカチ・ティッシュ(園からの延長で十分)
- 給食セット
- プリントの一時保管ボックス
- 手さげバッグ・上着置き場
- 支度ボード
- 夏休み用ボックス
- 今じゃない教科書ボックス
「わが家ではそれぞれ一度に揃えず、入学前・入学後・夏休み前に分けて、少しずつ整えていきましたよ」
中矢さんの記事を読む:
>>>入学前にどこまで準備する?学用品収納は入学前・後・夏休み前の3段階で整えていけば事足りる!
■ ランドセル、学用品、プリント置き場の作り方
入学準備は「段階的に」進めるにしても、いずれ必要になるのが、ランドセルと学用品、プリント類の収納スペースです。
● ランドセルはどこに置く?
ランドセルの収納は「置く」派が主流ということが、片づけのプロ9人宅の事例から判明。「収納」というと、ひとつの場所をきっちり決めて、そこにきっちり収めることと考えがちだけれど、そればかりじゃありません。
こちらの画像は、当時小学生と中学生だった、エディター秋山さん宅の子どもたちのランドセルと通学カバンの置き場所です。下の記事を読むと、「出しっぱなし」も立派な「置く」収納のひとつだとわかります。
片づけのプロ宅の事例を見る:
>>>片づけのプロ9家族の実例から判明!ランドセル収納は「置く」派が主流?!
● 学用品はどこに置く?
学用品の収納は「子どもが学習する場所からの距離が重要」というのは、副編集長の会田さん。「当時、ダイニングテーブルで勉強していた息子が3歩以内ですべてが揃うよう、学用品コーナーを整えました」
「息子が座る椅子のすぐ後ろにあるチェストにはハンカチ、ティッシュ、給食セットなど学校に毎日持っていくものを収納。チェストの横がランドセル置き場で、その隣の棚に教科書や辞書をまとめました。できるだけコンパクトな動線にしたおかげで、息子が『一人でできる』ことを増やせたと感じています」
会田さんの記事を読む:
>>>小学生になる前に! 毎日をスムーズにする学用品の仕組みづくり
● プリントはどこに置く?
ランドセルや学用品といった派手な?ものと違って見落とされがちなのが、プリント類の収納スペースです。元ライターの前田さんによると、「入学して分かったことは、宿題で持ち帰るプリントや、終わったプリント、学校からのお手紙の多いこと」
「子どもの教科書などを入れている場所のすぐ下に、終わったプリントや、お絵描きした紙、学校からの保管不要なお手紙など、用の済んだものを入れられる、 “おわったプリント入れ”を作ったら、散らかりづらくなりましたよ」
前田さんの記事を読む:
【小学校入学準備】ランドセルや教科書の置き場所の次に作っておきたい“おわったプリント入れ”
■ 「小1の壁」を乗り切えた先輩たちの声
保育園ママ・パパたちは、子どもが小学生になると「学童保育の預かり時間が保育園より短い」「保護者会や授業参観が平日にある」など、育児と仕事を両立させられるか不安になりますよね。幼稚園ママ・パパたちも「小学校に同じ園出身の友だちがひとりもいない」「登校時間が登園時間よりずっと早い」など、心配事がきっとあるはず。
先輩たちの体験談に耳を傾けてみると、みんな悩みながら、なんとかかんとか「壁」を乗り越えていったことがわかります。問題の解決には直接つながらなくても、少しは気持ちが軽くなるかもしれませんよ。
先輩ママ・ライフオーガナイザーの体験談を読む:
>>>片づけのプロ6人が直面した「小1の壁」!どう対応した?(もと・保育園ママ編)
>>>片づけのプロ6人が直面した「小1の壁」!どう対応した?(元・幼稚園ママ編)
今年の春から小学4年生になる息子が新1年生になるときも、入学準備でドタバタしっぱなしだったと記憶しています。けれども、いま振り返って「こうしておけばよかった!」と思うのは、準備に関わることではありません。
悔やんでいるのは、入学式当日(もしくはその前)に、きちんと家族写真を撮ってもらわなかったこと。入学後の準備にばかり目が向いて、子どもがドキドキワクワクしている入学式を一緒に楽しむ心の余裕をなくしていたんですね。
新小学1年生のママ、パパには、そんなわたしを反面教師にしていただきたい! 入学準備に追われても、子どもの入学式当日はそんなヤキモキを一旦忘れて、家族みんなで心から楽しんで過ごせますように。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に