おはようございます。
ライフオーガナイザーの山田由乃です。
この季節になると、年末にかけて窓掃除をされる方もいらっしゃると思います。窓掃除は面倒で、私は、できれば家族にも手伝ってもらいたい。ただ、私の夫は一度話したことを、しばらくすると忘れてしまい、すぐに聞いてきます。
そんな夫に何度も同じ説明をしなくても、窓掃除をスムーズに家事シェアできた方法をご紹介します。
■説明したことを何度も聞いてくる。その原因は?
わが家は毎年11月に入ると窓掃除をスタートします。一軒家なので窓の数が16カ所、そして窓と一緒に掃除したい、ガラスがはまったドアが2カ所。掃除できる日に1~2カ所ずつ、土日休みの夫と分担してやっていました。
私の夫は家事を頼めばやってくれるほうですが、私が一度話した内容をすぐ忘れるタイプ。窓掃除の方法や道具の収納場所を説明しても、しばらくすると「どうやってやるのだったっけ」「バケツはどこ?」と聞いてきます。夫にお願いしたあと、私は別の家事をしていることが多く、何度も呼びとめられて同じ説明をするたびに、イライラしていました。
そこで、夫に聞かれる内容をふりかえると、主に掃除道具の「収納場所」と「方法」が多いことに気がつきました。
収納場所はなんとか私が改善できそうですが、方法を覚えてもらうために忘れやすい夫の性格を直すのはなかなかハードルが高い……。そこで、私が何度も説明しなくていいように「説明書」があったらいいのではと思いつき、実際に作ってみることにしたのです。
■道具・洗剤と一緒に「説明書」も引き出しに収納
まずは参考にしていた動画を見直し、手順を手書きで紙に書きおこしました。手書きにしたのは、なんとなく「指示」するようなイメージになるのを避けたかったから。作成した説明書は、セリアで購入した「硬質カードケース」に入れました。
さらに、バケツだけを別の場所にしまっていたのですが、掃除道具と一緒にしまえるよう折りたたみバケツを導入。窓掃除の道具や洗剤がしまってある洗面台の引き出しに一緒に収納し、そこに先ほどの手書きの説明書も加えました。
週末の朝食時間に、掃除してもらう窓の場所を確認し、あとは「洗面所の引き出しに説明書も全部入っているからお願いね」と伝えるだけ。
その引き出しを開ければ、掃除道具が一目でわかりますし、掃除方法は説明書で確認できます。私は、自分のやりたいことに専念できるようになりました。
■収納の改善と説明書で「準備」も「作業」もスムーズに
この改善で、思わぬ効果もありました。まずは、毎年の窓掃除のやり方が固定化していることで、11月に入ってから掃除への取りかかりがスムーズになったこと。
以前は、自分もやり方を忘れ、今年はどうやるべきかと検索することから始めていました。今は道具と一緒に説明書があるので調べなくてすみ、作業をどんどん進めていけます。使う道具や洗剤も固定化されているので、11月を前に準備がしやすくなりました。掃除途中で洗剤が切れたと買いに走らなくてすみ、スケジュールに遅れが出ません。
たとえ12月に掃除のスケジュールがずれ込んだとしても、何かと忙しい年末までは食いこまずにすんでいます。
最近は娘も字が読めるようになっているので、ひらがなやイラストを多く入れた説明書に変えれば、今後子どもとの家事シェアにつながるのではと検討しているところです。
家事シェアに関する記事はこちらにも:
・毎日のお風呂掃除を夫と子どもにお任せ!お互いに気分よく家事シェアするコツ
・食品ストックはどう管理? ストック切れ問題を解決する3つの工夫【夫と家事シェア】
・安心して夫に洗濯を任せたい! 洗濯するものの収納法を変えたら家事シェアができました
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ライフオーガナイザー 山田由乃
ブログ : 片づけ×植物で心地よい暮らし