おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
ものに対する価値観は、人それぞれ。家族といえども違います。使い勝手や収納場所を考えた上で買うのが理想的ですが、みんながこれを守るのは難しいですよね。
「欲しい」と思ったら止まらない夫を持つライフオーガナイザーが、実践する3つの心づもりをご紹介します。
■心づもり①:家族専用スペースを用意しておく
こまかいことは気にせず、欲しいとなったら止まらない夫と、他のものと比較したり、使用頻度を考えたりして、使い続けられるものを厳選して持ちたいと思う私。数々のトラブルを経て、必要かどうかの意見が分かれたとき、「自己判断で買うものは、自分のエリアに置く」と約束するようになりました。
その結果、夫の自室は、買ったもののあまり使っていないものや、最近ハマってまとめ買いしている炭酸水などが積み上がって、物置部屋状態です。
ですが、彼はモノを持っているほうが安心するタイプ。いざというときにないほうがストレスを感じるので、これがいいんだそうです。
自室がない場合でも、棚やクローゼットの一角など、それぞれの使えるエリアを決めておくと安心です。
■心づもり②:代わりに手放すものの目星をつけておく
モノによっては、共有スペースに置いたほうがいいこともありますよね。そんなときに備えて、日頃から、いざとなったら代わりに手放せそうなものの目星をつけています。
たとえば先日夫が買うと言い出したのは、ウォータージャグ。3人家族でそんなに使う機会もないと思いましたが、彼にとっては憧れのようで、止まりません。
そこで思い出したのが、わが家のわたあめ機と電子レンジ専用フレンチトーストメーカー。どちらも使ってみると難ありで、まったく使わなくなっていた夫の購入品です。
夫のものなので、要不要の判断は夫にありますが、代わりに手放せる可能性があるものを想定しておくだけで、少し穏やかに見守れます。
■心づもり③:持つメリットとデメリットを比べて選んでもらう
モノが増えても、収納スペースが変わらなければ、ぎゅうぎゅうに押し込まれる羽目になります。置いておきたいものなら工夫して保管しますが、そこまでの思い入れがないものなら、手放す良い機会です。
「新しく買ったものと今までのもの。すべてを持ち続ける場合の収納方法は? 取り出しやすさ、使い勝手は?」
「代わりに何かを手放した場合の収納場所や使い勝手は?」
両方を比べて、いちばん使う人に良いほうを選んでもらいます。
今回は、わたあめ機とフレンチトーストメーカーを手放して、代わりにウォータージャグが収まることになりました。
毎回うまくいくとは限りませんが、心づもりをしておくだけで、少し家庭内が平和になります。
モノの持ち方・扱い方が違う家族ともめない工夫:
・捨てない派の本好き夫。本の収納のポイントは家族とシェアでした
・リビングを散らかす家族にイライラ! 解決のポイントは“逃げ場”を作ることでした
・ものの持ち方、好み、得意なことが全然違う夫婦のための、共有するものの収納場所の見つけ方
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
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ライフオーガナイザー 都築クレア
ブログ : 「自分らしさ探究家」−自分らしさとこの世界の幸せな関係