おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
年も明けて、「今年こそ、片づけがんばろう」と決意を新たにする時期ではないでしょうか?「とは言え、どこからどう手をつけよう?」と手が止まってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、“毎日使う狭いスペース”から手をつけてみるのはいかがでしょう?
毎日使う狭いスペースは、片づけ時間もそれほどかからず、効果を実感しやすいので、片づけスイッチが入りやすいことを、以前の記事でもご紹介しました。
>>>【50歳からの暮らし】ムリせずモノを減らすポイントは“あらかじめ決めておく”
今回、「洗面台の鏡裏収納」で、片づけがどのくらいでできるのかを実際にやってみました。30分片づけでわたしが意識していること、実際の手順とかかった時間をご紹介します。
■手を動かす前に考える3つのこと
片づけを始める前に、まずはこの3つを考えます。
① 困っていることの明確化 → モノが増えて、出し入れがしにくくなってきた
② 現状把握 → スペースに対してモノの量が多い
③ ゴール設定 → スペースに余裕を持った物量にして出し入れをスムーズにしたい
■収納計画のハードルが高いなら“テーマ”を決めてみる
モノの整理の前に「何をどこにどう収納するか」という計画を立てるのは、意外とハードルが高いと感じます。そんなときは、そのスペースの“テーマ”を考えてみます。
たとえば洗面所だと“機能性”だったり、クローゼットだったら“ワクワク”だったり、自分がそのスペースにしっくりくるキーワードを決めます。
テーマがあると、モノの選別作業のときに、「そのテーマに沿っているか?」と判断する目安にもなり、迷うことが減って選別作業がはかどりやすいように感じます。
■今回のテーマは「時短」。4つのステップでムダを省いた収納へ
今回の鏡裏収納のテーマは、「時短」にしました。特に、「朝のメイクにあまり時間をかけたくない」ということは、わたしの優先事項でもあるからです。
ステップ1は「全部出し」です。
ここは、わたしだけでなく、長女も一緒に使っているスペースなので、長女のモノの選別は本人に任せます。選別後、ここに残すものだけを仮置きしてもらいました。その他のわたしのものは、全部出します。
ステップ2は「分類」です。
テーマは「時短」なので、毎日使うモノだけをここに残したいと思いました。そこで、「毎日使うモノ(&そのストック)」「別の場所に移動するモノ」「処分するモノ」に分類していきました。
新商品を買ってみたけれど使い心地が合わなかったもの、シーズンをすぎた日焼け止めなどは処分することに。
ステップ3は「収納」です。
鏡裏収納は3段に分かれていて、下2段が使いやすく、一番上は高すぎて使いづらい。そこで、一番上は、毎日は使わないストックものの収納、2段目は長女のモノ、一番下はわたしのモノの収納にしました。わたしのコーナーは空き箱も利用して「夜のお手入れセット」「朝のメイクセット」と分け、さっと取り出せるようにしました。
Before
After
ステップ4は「後片づけ」です。
ものの処分や、移動するモノを別の適切な場所へ配置したりして完了。
トータルでここまでかかった時間は、25分でした。
・手を動かす前に考える時間 …… 5分
・長女が選別している傍らで全部出し …… 5分
・棚の拭き掃除 …… 2分
・分類 …… 5分
・収納 …… 5分
・後片づけ …… 3分
こうしてみると、ひとつひとつの作業は本当に短時間でできるものですね。狭い場所の片づけを定期的にすると、片づけの練習にもなるし、モノも精査されていくので、かかる時間がだんだん短くなるという嬉しいメリットもあります。
“30分片づけ”はこちらも参考に:
・管理しやすいパントリーは、引き出し一つ分 30分で見直し完了
・「片づけたいけど時間がない!」5分・15分・30分のすき間時間でできる片づけ6事例
・30分以内でできる!入れすぎて開かなくなった引き出しの文房具の片づけ
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 梅野優子
HP:片づけサポート【すっきり工房】 カフェ【ume-cafe】