家づくりで遠回りした原因はこれ。50代後半で気づいた「思い込み」と順番ミス

日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。

先週の記事では、住み替えを考えたときに初めて気づいた「夫婦の価値観の違い」について、そして自分がいかに最近の家づくりに関する情報不足だったかということをお話しました。

今週から数回にわたり、この一年間での「あーーーーー、やっちまったな!」という私のしくじりをベースに、これから家づくりを考える人に、まずは前提として知っておいてほしいことをお伝えいたします。

まだ住み替え計画はこれからという序盤ではありますが、住み替えだけではなく、新築戸建て第一次取得者層(初めて家づくりをする方々)である若い世代にも共通することですし、むしろ家づくりにおいて、一番大事なことって実はこれなのでは?と思うことから。

■遠回りの原因は「自分自身の思い込み」


我が家はいろいろ検討の結果、最終的に「新築戸建て」という選択をすることになりました。これ、昨年の秋頃のことです。
はい、すでに7か月が経過してしまっていますが、現時点でまだ施工業者すら決定しておらず…。

この遠回りの原因はひとえに自分自身の思い込みです。

それなりに情報収集していると思っていた、当時の私が持っていた前提はこんな感じです。

  • 50代後半のスモールビジネスオーナーは住宅ローンを組みにくい
    →現金購入(現居の売却益)での住み替えがベスト=売り先行一択
  • 一戸建ての場合はまず土地探しから始めるもの
  • 施工業者(ハウスメーカーや工務店ほか)は事前に情報収集の上、できるだけ無駄なく少数にアプローチするほうが効率的

こうして並べてみると今でももっともらしく思えてしまうのですが、全部しくじりポイントです!

結論から言うと、住宅ローンに関しては昔ながらの35年とかではなく、今は最長50年となっていますし(良し悪しではなく制度として)完済年齢も上限は80歳、50代後半で住宅ローンを組むことは珍しくはなく、個人事業主やスモールビジネスオーナー向けの住宅ローンも多数提供されており、金利上昇の局面ではありますがまだまだ現金購入(売り先行=現居が売れない限り住み替えはできない)よりは、おすすめかと思われます。

そして土地探しからはじめる、というアプローチも大間違い!この話はまた別途詳しくお話できればと思いますが、まずはどんな家(建物)を建てたいのか(=理想)、どんな家が建てられるのか(=現実)を資金面などもふまえ、それを実現できる最適な土地を探す、という進め方がベストですね。

土地探しって、なんというか…。地価とかの指針はあるものの、時価だったりタイミングと縁???私にとっては、なかなか自分たちでコントロールできない要素しかなく、最もハードルが高く感じましたが、それも当たり前のこと。自分たちだけで探そうとしていたからで、上手くいく人もいるかもしれませんが、難しいのは当たり前だったのです。

さらに!自分たちが建てたい家を建ててくれる業者を見つけ、理想と現実のギャップを調整しつつ、土地を一緒に探してくれる家づくりのパートナーを選定することが最大の肝。

でも、自身の思い込みでぜーーーんぶスルーし、順番を間違えまくったことで遠回りとなったわけですね。

■あとでわかった無駄のない順番とは?


振り返ってみると、我が家のケースでいうと無駄のない進め方はこの順番でした。

1:まずは資金=お金のことから考える

(家づくりにかかわる予算、住宅ローン、金利などを含めて現実を把握し、将来的なファイナンシャルプランもふまえ話し合う)

2:どんな家を建てたいのか、そして建てられるのかを知る

(ハウスメーカー・工務店・建築家などの違いを理解、昨今の法改正や住宅性能などの情報収集も行う)

3:理想と現実をすり合わせ、その条件に合う土地を探す

(施工業者と一緒に進めるのがベスト、一社だけではなく複数業者に実際に話を聞き、見積作成までしてもらい検討する)

つまり、現実 → 理想 → 行動がベストですが、私は理想 → 行動 → 現実という逆の流れで進めてしまっていたので迷いが増え、遠回りになったわけです。

■順番は知っていても、できるとは限らない


これらの3つの順番はどれも特別なことではなく、「そりゃそうでしょう」と思われる方も多いと思いますし、私自身もそう思います。

でも実際には、この通りに進めることができませんでした。

理由はとてもシンプルで、

「思い込み」と「なんとなくの判断」です。

・50代後半だし住宅ローンは難しいだろう
・一戸建てなら土地から探すもの
・効率よく進めるには絞って動いたほうがいい

そんな前提を、疑うことなく受け入れてしまっていました。

そしてその結果、

  • 本来やるべき順番がズレる
  • 判断に迷いが出る
  • 結果として遠回りになる

という流れに…。

これ、片づけや整理収納に悩むクライアントと同じ思考なんですよね。やり方は知っていてもいざ自分や自分の家族のことになると、別の行動をとってしまう。そしてあとから、「あ、順番違ったな」と気づく。

今回の我が家の家づくりにおける遠回りは、まさにそれ。(^^;)

でもその遠回りがあったからこそ、「なぜこの順番が大事なのか」を実感として理解できたのも事実です。

だからこそこれから家づくりを考える方には、

「知識」としてではなく、
「リアルな落とし穴」として

この順番を知っておいていただきたいなと思います。

次週は、この中でも最初に考えるべきだった

「お金のこと」

について、もう少し具体的にお話ししたいと思います。

人生後半に思うことはなんですか?
これから何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

次回は4月29日(水)朝10時にお会いしましょう♪

日本ライフオーガナイザー協会代表理事 高原真由美
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