おはようございます。
ライフオーガナイザーの服部美亜です。
絵本や図鑑のカバーに、困ったことはありませんか?外れたり、破れたり…。子どもが夢中で読めば読むほど、気がつくと家中に散らかりがちなアイテムです。「毎日拾って歩く時間を減らしたい!」と思ったのをきっかけに、思い切ってカバーを処分することにしました。今日はその理由をご紹介します。
■どうしていますか?子どもが外してしまう絵本カバー
子どもたちの大好きな絵本。悩ましいのは、読んだ分だけポイッ、ポイッと外していくカバーです。あっという間に床がカバーだらけに…。
子どもがたくさん絵本を読むのは嬉しい反面、床に落ちたカバーが踏まれるのも、外す勢いで破れてしまうのも、残念に感じていました。何よりカバーを拾い歩き、本にかけ直す時間がストレスでした。
■どうしたら拾わなくて済む?私が試してみたこと
その1
「外さないで!」と強く言う
一瞬だけ効果的。でも長続きせず。
その2
カバーをセロテープで本にしっかり固定する
いくら固定しても、夢中になると無意識に外そうとして、カバーがビリッ…。
その3
自己責任でお願いします
自分で外したものは、寝る前にカバーをかけるよう指導。「もしかしたらこの作業を嫌がって、カバーを外さないようになるかな?」という予測は大ハズレ。変わらずカバーは外されるし、園児はカバーかけに時間がかかり、結局イライラ…。
その4
すべて母が片づける
一日中ひたすら拾って一カ所に集めておき、空いた時間にカバーかけ。子どもがやるより早いけれど、やはり時間はかかるし、できればやりたくない…。
■大切にしたいのは?「本そのもの」ではなく「楽しむ時間」
試行錯誤していたある日のこと。改めて末っ子の流れるような「カバー外し」を目にした瞬間、思ったのです。
「そもそもカバーってそんなに必要…?」
大切なのは「子どもたちが本に夢中になる時間」であって、「本そのもの」ではありません。カバーごときでうるさく言われるのは、本末転倒。楽しい時間を邪魔してしまいます。
末っ子がカバーをかなぐり捨て、夢中で読んでいる様子を見ていたら、「カバーなんていらないかも…」と素直に思えるようになりました。カバーの片づけに振り回される時間があったら、その分もっともっと本を読んで欲しい!
そこで、思い切ってカバーを処分することに。
とはいえ、はじめは「カバーを処分」する発想すらなかった私。その理由は主に2つありました。
①本が好きなので、本を守るカバーを捨てることに抵抗感がある
②手放すときに綺麗な方が、中古本として売りやすい
そこで、思い入れのある本のカバーだけは、別に保管することに。それ以外は子どもが外し始めたら処分!と決めました。本がボロボロになっても、その分子どもの心に残ればそれでオッケー。 今まで「本は大切にすべきもの」と思い込んでいましたが、私にとって本当に大切なのは「本そのもの」ではなく、「本を読む時間」でした。
そう気づいたことで、お片づけがラクに、気持ちもなんだかスッキリしました。わが家の事例が、絵本カバーにお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
子どもの本の収納と処分法に関する記事:
・今読む本を大切にしたい!不要になった子どもの本のリユース先を考える
・思わず本を読みたくなる“図書館で借りてきた本”の片づけ方
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 服部 美亜