おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
片づけ収納ドットコムが、これまで取材に伺ったお宅は全部で19軒。今日は、これまで取材に伺ったライフオーガナイザー宅で見つけた、毎日がちょっと楽しくなる、インテリアと収納のヒントをご紹介します。
■出しっ放しのものは、一切手を抜かない!
建築家と建てたこだわりの注文住宅にお住まいの宇高有香さん。広々としたリビングダイニングは、まさに憧れの空間です。この空間を形作っているのは、使いやすさも見た目も手を抜かない宇高さんのもの選びです。
気づくと増えてしまいがちなカタログや雑誌は、あちこちに放置してしまいがち。宇高さんは、家の形のマガジンホルダーに収納しています。見た目が整うだけでなく、出し入れもスムーズです。
宇高さん「読みかけの本は、家の屋根の部分に広げて置けます。形も色も素材も、椅子と並んだ姿もいちいちツボです。マガジンラックにしては少しお高めですが、これで雑誌が散らかるという日々のストレスから解放されました」。
参考: Konstantin House for MAGAZINE コンスタンチン マガジン ストック ハウス|Amazon
小さなものにも手を抜かないのが宇高さん流です。冷蔵庫の側面に貼り付けたシンプルなペンは、実は「マッキー」。表側は黒いマスキングテープで隠して見た目を整え、裏側にはマグネットシールをつけることで利便性もアップさせました。簡単なのに、生活感を減らす工夫はさすがですね。
取材協力:宇高有香
ブログ:丘の上の家
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■「隠す」と「見せる」のバランスで生活感ゼロに!
入居時に、リノベーションしたこだわりの中古住宅にお住いの田中由美子さん。自然素材やアンティークなど田中さんの「好き」が溢れる室内には、「実はズボラ」という田中さんの性格を活かした楽チンに暮らすためのアイデアが満載です。
ダイニングのガラスケースには、お気に入りの器を飾りながら収納しています。器に木の実をのせるなど、まるで雑貨店のよう。さらに、ダイニングをちょっとステキにするのに欠かせないのが、花やグリーンです。
田中さん「根っからのズボラなので、花やグリーンもお手入れがなるべく不要で長持ちすることが理想。水替えもできるだけ減らしたかったので、延命剤もあれこれ試しました。ハイポネックスの水上げ名人がオススメですよ」。
小学1年生のお子さんがいる田中家ですが、リビングダイニングはまるでカフェのよう。その秘訣は、リビングダイニングとワークスペースの間にある柱裏のスペースにあります。おもちゃや作品など、カラフルな子ども関係のものは、リビングダイニングから目立たないけれど使い勝手の良いこのスペースに集約。雑多な印象になるのを防いでいます。
取材協力:田中由美子
ブログ:コバコ暮らし | cobacco works
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■“ちょこっとアレンジ”で建売住宅を楽しく!
住江直美さんのお住まいは、16年前に購入した建売住宅。がんばりすぎてもいないけれど、手を抜いてもいない暮らしが、編集チームでも大人気です。住江邸のポイントは、手軽だけれど効果絶大な“ちょこっとアレンジ”。 小さなアレンジを加えることで、好きを増やしています。
リビングダイニングは、それぞれ壁の1面をペイント。ダイニングルームは爽やかで明るく、リビングルームは落ちついた印象に仕上がっています。
住江さん「購入した当時は、気に入らないことだらけでした。壁をペイントしたり、建具や家具の取っ手をお気に入りに変えたりと少しずつアレンジして、15年経った今、おうちが大好きになりました」。
暮らしを楽しむには、グリーンは必要不可欠と考えている住江さん。室内には、あちこちにグリーン置かれています。
ダイニングルームの出窓にもグリーンが飾られていますが、近づいて覗いてみると、なんと鉢受けを入れたカゴにビニールポットがそのまま置かれているだけ!グリーンを楽しみたいけれど、面倒なのはイヤという人でも、これなら気軽に楽しめそうですね。
取材協力:住江直美さん
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暮らし上手なライフオーガナイザー3名に、暮らしをちょっとステキにするインテリアと収納のヒントを伺いました。
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あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
写真:川俣博満(7枚目)、会田麻実子(1〜6枚目、8〜10枚目)
ライフオーガナイザー 会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。