新築時のリビング収納計画。モノが集まるリビングにこそ欲しいクローゼットとは?

おはようございます。
ライフオーガナイザーの原田ひろみです。

みなさんはリビング・ダイニングでどれぐらいの時間を過ごしていますか?
子どもが小さい頃は、寝るとき以外の時間をリビングで過ごすという方も多いのではないでしょうか?

戸建てに住むわが家も、生活の中心は1階のリビング・ダイニングです。家族が集まり、くつろぐ場所には自然とモノが集まってきます。モノを収める場所がなくて悩んでいた以前の住まいから新居へ引っ越しをする際、特にこだわってリビングにクローゼットを設けました。

■リビングで常に使うモノはクローゼットで一括管理

わが家のリビングには幅180cm、奥行き52cm、高さ230cmのリビングクローゼットがあります。

新築時のリビング収納計画。モノが集まるリビングにこそ欲しいクローゼットとは?

以前の住まいでは、リビングに収納スペースがほとんどなく、次から次へと収納家具を買い足し、リビングが狭くなる上、雑然としていたのが悩みでした。家を建てる際、どうしてもモノを一括で管理できるスペースが欲しくて、リビングにクローゼットを設けることを最優先に考えました。

クローゼットにはリビングで使うもの、生活動線を意識して、“この場所に置いておくと管理がしやすいもの”を中心に収めています。

■クローゼット内部は無印のユニットシェルフでカスタマイズ

リビングクローゼットには、固定棚はなく、棚板を可動できるダボレールのみ取り付けています。固定棚を取り付けなかったのはフレキシブルに使いたいため。現在は、棚板を使わず、元々リビングで使っていた「無印良品」のスチールユニットシェルフをそのまますっぽり収めています。

新築時のリビング収納計画。モノが集まるリビングにこそ欲しいクローゼットとは?

ユニットシェルフ上部の空いた空間にのみ棚板を取りつけ、上にもモノを収めています。

無印良品のユニットシェルフは、パーツを一つずつ選び、組み合わせていくもの。決められた間隔で棚板、引き出し、ハンガバーなど必要に応じてパーツを追加して、カスタマイズできるのが魅力だったので採用しました。

■生活スタイルに合わせて収めるモノ、収め方を決める

クローゼットには、大きく分けて3種類のモノを収めています。

①雑誌・書類(取扱説明書・保管書類など)
②日用品(マスク・電池・薬・裁縫道具など)
③身の回り品(ハンカチ・ティッシュ・タオル、バッグ、帽子、アクセサリー、衣類など)

①雑誌・書類(取扱説明書・保管書類など)

リビングで見る雑誌や取扱説明書などは、ユニットシェルフの棚に並べています。ジャンルごとに分類し、ファイルボックスやジッパーファイルに入れ、すぐに取り出せるように立てて収めています。

新築時のリビング収納計画。モノが集まるリビングにこそ欲しいクローゼットとは?

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②日用品(マスク・電池・薬・裁縫道具など)

日用品は、出し入れしやすいように引き出し収納へ。ユニットシェルフ横の空いた空間に「無印良品」のポリプロピレン収納ケース(約幅34×奥行44.5×高さ18cm)を7段重ねています。引き出しの中は、1ジャンルにつき1引き出し。開けるとすべてが見渡せるので細々としたモノの管理がしやすいです。

新築時のリビング収納計画。モノが集まるリビングにこそ欲しいクローゼットとは?

③身の回り品(ハンカチ・ティッシュ・タオル、バッグ、帽子、アクセサリー、衣類など)

ふだん使うハンカチ・ティッシュは引き出しへ。バッグ類は、シェルフの上段、クローゼットの折り戸で生まれるデッドスペースを活用して収めています。

新築時のリビング収納計画。モノが集まるリビングにこそ欲しいクローゼットとは?

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フレキシブルに使えるようにしたことで、リビングで使うさまざまなモノをクローゼットの中で一括管理できるようになりました。家族の成長とともにリビングに置きたいものは少しずつ変化するため、“リビングクローゼットに置くもの=常に使っているもののみ”とルールを決めて、定期的な見直しを続けています。

新築時のリビング収納計画。モノが集まるリビングにこそ欲しいクローゼットとは?

リビングにクローゼットを設けるのは大がかりな工事が必要になるため、簡単にできることではありませんが、新築時やリフォームを考える際には、検討してみる価値があると思います。家族が集まるリビングでの過ごした方、集まるモノを確認することで、そこに住む人に合ったリビング収納の“カタチ”が見えてくるのではないでしょうか?

これから家を建てようと考えている方やリフォームを考える際に役立つ、収納のプランニングのコツをお伝えする“カタチ”シリーズもぜひ参考にしてみてくださいね。

これまでの“カタチ”シリーズ:
どれでも同じ?本当に使いやすい「クローゼット扉のカタチ」
思わぬ失敗? を防ぐ3つのケーススタディ「対面カウンターキッチンのカタチ」
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“食器棚は購入しない”という選択もアリ! 使い勝手から考える「食器棚のカタチ」

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ブログ:クローゼットの片づけからはじめる快適な暮らし

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