おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
調味料の収納は、詰め替える・詰め替えないだけでなく、収納場所も収納方法も本当に人それぞれ。
これまでにご紹介した調味料の収納に関する記事:
・キッチンの吊り戸棚から引き出しへ。調味料は“詰め替える派”が収納場所を変えた理由
・調味料収納“詰め替えない派”のお助けグッズと、理由のある収納場所
・毎日頻繁に使う調味料、収納とラべリングはどうしている?
今回は、片づけ収納ドットコムの編集メンバー3人に、砂糖・塩・小麦粉・液体調味料をどのように収納しているのか聞いてみました。
■ 詰め替える?替えない?経験してわかった自分のスタイル
ライター、原田さんの場合、砂糖・塩のほか、よく使うハーブミックスも一緒に小さなトレーにまとめ、キッチンの作業台に並べているそうです(下の画像、上の丸部分)。「片手がふさがっていてもすぐ取り出せるよう、あえて出しっぱなしです。出しっぱなしにしても邪魔にならない、コンパクトな容器に入れ替えています」という原田さん。
砂糖・塩はリッチェルの「ドルチェシリーズ(クッキングポットS)」、サラサラの食塩はニトリの「食塩入れ(エクラン)」、コショウはセリアで購入したスパイスボトル(名称不明)に詰め替えて使用。小さくて扱いやすい容器に入ったハーブミックスは、そのまま使っています。
酢・醤油・酒・みりんといった液体調味料は詰め替えず、食洗機下の引き出しに収納(1枚目の画像、下の丸部分)。「以前は液体調味料も詰め替えてコンロ周りに並べていたのですが、入れ替えが面倒なのと、油で容器が汚れて掃除が大変だったので、現在のようなスタイルになりました」。
引き出しの中は書類ケースで仕切っています。「万が一、液漏れで引き出し内が汚れても、書類ケースを洗うだけですむからラクですよ」。
片栗粉、パン粉といった粉類は、タケヤ化学工業の「フレッシュロック」に詰め替えて、液体調味料の横に収納しています。「フレッシュロックに最初に移し替えてしまえば、袋のままより断然ラクに使えるので、詰め替えのメリットを感じて継続できています」。
一方で、小麦粉だけは冷蔵庫に収めているそうです。「片栗粉やパン粉はよく使うから消費スピードが早いのですが、小麦粉はあまり使わないから消費スピードが遅くて。開封してから時間が経つと虫害の心配もあるので、小麦粉だけ冷蔵庫で保管することにしたんです」。
「小麦粉を詰め替えたフレッシュロックを横向きにすると、冷蔵庫内で比較的いつも空いているスペースに収めることができました。密閉容器なので、横にしても粉はこぼれませんよ」。
取材協力・写真提供:原田ひろみ
ブログ:クローゼットの片づけからはじめる快適な暮らし
■ どこで使う?から考えたら、調味料は5カ所に分散収納
エディターの秋山さんは、調味料をそれぞれ使う場所に収納した結果、5カ所(吊り戸棚・コンロ横・シンク下・冷蔵庫内・床下収納)に分けて管理することになったそうです。
砂糖・塩は調理スペースとガスコンロ周りで使うことが多いから、その上にある吊り戸棚に収納。小瓶のスパイス類はガスコンロで炒めものをしながら使うことが多いから、コンロ横に収納。
酢・醤油・酒・みりんなどの液体調味料は調理スペースで使うことが多いから、シンク下に収納。「引き出し式の深い収納スペースなので、高さのあるボトルをそのまま収めることができます。わが家では、容量が1000ml程度のものがいちばん大きいサイズ。これ以上大きいサイズは片手で持つのがストレスなので買いません(笑)」。
冷暗所で保管したい天ぷら粉と小麦粉は、味噌を入れているのと同じ野田琺瑯の「ホワイトシリーズ(持ち手付きストッカー)」に詰め替えて冷蔵庫へ。「袋で購入する粉類や味噌、砂糖、塩は、使うときのストレスを減らすために詰め替えています」。
最後の床下収納スペースはというと……あれ、ほぼ空っぽ?
「以前は調味料のストックを入れていましたが、今はほとんど入れていないんです。歩いて5分のところにスーパーがあるので、なくなったらすぐ買いに行くほうが忘れずに使うと気がついたから(笑)。たまに、お歳暮等で調味料をいただいたら、ここに収納していますよ」。
さらに詳しくはこちらで:
調味料収納は、場所別に違う「一手間」でストレスフリー
取材協力・写真提供:秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing
■ 美しさと実用性のバランスをとった調味料収納のカタチ
エディターの会田さんも、調味料をキッチンの作業スペースや吊り戸棚、コンロ脇の引き出しなどに分けて収納しているそうです。
砂糖・塩は、陶器の器に詰め替えて作業スペースに。「調理をする際には、蓋を外したままこんな状態(下の画像)がいつもの風景です。専用のスプーンは用意しておらず、必要があれば、奥にあるスプーンを使用します」。
「この器を使用するようになったのは、10年ほど前に雑誌で見た美しい塩壺の影響です。そしてつい先日、わたしが心を撃ち抜かれた器を、実際に手に取る機会がありました! やはり美しいなあと思ったものの、気軽に購入できる金額ではなかったので、そーっと棚に戻しました(笑)」。
塩と砂糖のストックは、吊り戸棚のファイルボックスに。開封済みの砂糖はタケヤ化学工業の「フレッシュロック」に、塩はジッパー付きの保存袋に入れているそうです。
小麦粉や片栗粉などは、コンロ脇の引き出し下段の奥側へ。「わが家では小麦粉を大量に使うものを作る機会はそうそうないので、コンパクトなサイズのものを買って、早めに使い切るようにしています。片栗粉も同じです」。
液体調味料もコンロ脇の引き出しに収納されています。「小麦粉や片栗粉より使う機会が多いので、引き出しの手前側、調理中に手を伸ばせばすぐ届く場所にまとめています」。
「できる限り詰め替えはしないですませるようにしていますが、日本酒だけは星硝の『セラーメイト(ワンプッシュ便利びん500ml)』
に詰め替えて使っています。わが家では普通の清酒を料理酒として使うことが多いので、ビンのままだと扱いづらいんですよ」。
日本酒のビンと密封ボトルでない醤油は、冷蔵庫のドアポケットに。「手作りした合わせ調味料的なものもこちらが定位置です」。
スパイスやハーブ類も冷蔵庫へ。「いろいろ調べると冷凍庫が良いという話も聞きますが、わが家ではさほどこれらのおしゃれ調味料は使わないので、直射日光が当たらなくて涼しければいいだろうと(笑)」。
「顆粒だしなどは、『常温での保存が可能』だけれど、夏場は「冷蔵庫での保存をお勧め」ということなので、密閉できる『フレッシュロック』に詰め替えて冷蔵庫に保存しています」。
さらに詳しくはこちらで:
調味料収納、どうしてますか? 粉末っぽい調味料の場合
調味料の収納、どうしてますか?液体調味料の場合
取材協力・写真提供:会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。
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いかがでしたか? みなさんがご自宅で採用されている収納方法や収納用品はありましたか? 「うちではこんな保存容器を使っているよ」「わが家の調味料収納にはこんな工夫があるよ」といったオススメ情報があれば、ぜひ編集チームにお知らせくださいね。
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ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に
【参考】
・小麦粉は冷蔵庫で保存しても大丈夫? [収納] | All About
・賞味期限、保存方法について | お客様窓口 | 日清製粉グループ