おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
最近、メディアで『家事シェア』という言葉を見かけることが多くなりました。
確かに、ライフオーガナイザーの中でも、積極的に家事シェアしている人が少なくないですし、わが家の夫も比較的家事をやるほうだと思います。
夫の場合、昔からやっていた家事もあれば、昔はやっていなかったけれど今はやるようになった家事もあります。今日は、わが家ではどんなふうに家事シェアが進んでいったのかを紹介します。
■道具は大事!「形から入る」でもいいじゃない?
現在、わが家では、週末の掃除機かけはだいたい夫がやっています。
もともと比較的掃除はしてくれるほうでしたが、実は、今の家に住むようになったらほとんどやらなくなったんです。
理由は、新居に引っ越すタイミングで掃除機を買い替えたから。3階建てのわが家、階段の上り下りを少しでも楽にしたいという私の希望を優先し、購入したのはコードレスタイプでした。
「軽い」「扱いやすい」が重視の私にとって、コードレスタイプは使いやすかったのですが、夫は違いました。掃除がしたいタイミングで十分充電されているとは限らないので、掃除の最中にパワー不足で吸い込みが弱くなったり、使っている最中にバッテリ切れが起こったりするのを不便に感じていたようです。
結果、掃除をするのは私だけになり、引っ越してから約5年はこの状態が続いていました。
ところが、掃除機をもう一台買う話が持ち上がり、夫が「コードありなら掃除をする」というので、内心ルンバが欲しかった私も「掃除してくれるならいいか」と即合意。
コードありの掃除機を追加購入し、ふたたび、週末に夫が掃除をするようになったというわけです。
掃除機2台は不経済かもしれませんし、新しく買った掃除機は重いので私はあまり使ってません。でも、男性が扱いやすい道具にすることで家事をやるようになるのなら、それもありだと思いませんか。
■相手の得意分野に注目。自分が苦手なものならなおOK!
だれでも苦手なことをやらされるのはいやなこと。ならば、少しでもやりやすいものから家事シェアを試みるのもひとつの方法です。
わが家では細かい数字を扱うのは夫のほうが得意。買い物も底値を覚えているのは断然夫です。私は値段を気にせず買うことが多いので、自分が「底値をチェックして安いときに買い物するのは無理」と思い、夫に任せることにしました。
買い物については、日々のおかずは私が都度買いに行き、まとめ買いできるものは週末に夫が行く、ということで落ち着いています。
それ以外にも、空間認知能力というか、狭い空間にモノをどう詰めれば入るのか考えることが夫は得意。食洗器に食器をセットするときや、帰省時に荷物を準備するときなどにそのスキルを発揮しています。
いずれも、私がやるよりも夫がやったほうがいいものは、自分が苦手なことをあっさり認めるのが◎。家事シェアに変な意地は禁物です(笑)
■『自分が楽になる』ためだけの家事シェアはうまくいかない
以上、わが家の家事シェアについてご紹介しましたが、今のような形になるまでは紆余曲折ありました。
家事シェアが単なる分担になってしまうと、とたんにうまくいかなくなります。なぜかというと、自分が楽になる代わりにその分相手が大変になるだけだから。
実際わが家でもそうだったんですが、「どっちがやるか」ばかりにこだわりすぎていたときは、自分の負担は軽くなったけどその分夫の負担が増えました。私の家事への不満は減ったけど、夫は家事への不満が増え、雰囲気は良いとは言えませんでした。
シェア=「分かつ」こと。
家事をシェアすることで、どちらか一人が感じている負担や不満を、夫婦二人で持ち合い、分かち合う。そして「どう暮らしていきたいか」を二人で考えていくことが、家事シェアの本当の目的な気がします。
家事シェアに関する記事はこちら:
・献立サイト活用で脱ワンオペ!ごはんづくりに夫が参加できる仕組みづくり
・育休中のワンオペ家事に終止符!仕事復帰に備えて、夫婦の家事分担をストレスフリーに進める方法
・妻の不在で「名もなき家事」のシェアのチャンス到来?! 外出前に準備したこと・しなかったこと
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