おはようございます。
ライフオーガナイザーの濱名愛です。
夕方に乾いた洗濯物。取りこんでも他の家事で忙しくて、つい、たたむのが後回しになりませんか? あるいは、しばらく放置した洗濯カゴから衣類を取り出してみたら、しわくちゃで困った…という経験、ありませんか?
実はこれ、私自身の悩みでした。
間取りがちょっと変わっていて、洗濯を取り込んだあとの家事動線がうまくいっていなかったのです。そこで、家事の手順を変えて、家事動線をオーガナイズ! そのアイディアをご紹介します。
■洗濯カゴについ放置してしまうのは、家事動線に原因が
わが家は賃貸戸建の3階建で、1階に夫婦寝室、子ども部屋、トイレ、洗面所、浴室、そして2階にキッチンがあります。
洗濯機は1階洗面室にあり、乾燥には、浴室乾燥機とドラム式乾燥機を使用。衣類の収納は1階の洗面室と寝室、子ども部屋。洗濯動線は1階でほぼすべて完結します。その点はよかったのですが、2階のキッチンと離れているため、洗濯と台所仕事を並行しづらいのが悩みでした。
夕方の帰宅直後、洗濯物を1階で取り込み、洗濯カゴに入れると、食事の準備が気になり、2階に上がってしまい、そのまま洗濯物を放置してしまうというパターンが続いていました。
数日後、洗濯カゴから取り出した衣類を着ようとすると、しわくちゃになっていて、アイロン嫌いの私には、これもまたストレスだったんです。
■逆転の発想! 入れっぱなしになるなら、洗濯カゴは使わない
あるときふと思いついて、洗濯カゴを使うのをやめてみました。浴室で乾かした洗濯物は、閉じた風呂蓋の上にたたみながら、収納場所別に仕分けることにしたのです。ドラム式乾燥機を使ったときは、出しながらたたみ、乾燥機の上に並べていきます。
わが家の衣類やタオルの収納場所は、次の4カ所です。
・ タオル、夫、娘の下着:洗面室
・ 夫、私の衣類と私の下着:夫婦寝室のウォークインクローゼット
・ 娘の衣類:娘の部屋
・ キッチンで使うタオル、エプロン類:2階キッチン
この収納場所ごとに、たたんだ洗濯物を直に抱えて運び、片づけます。家族3人分を毎日洗濯するので、2〜3往復すれば完了。浴室、洗面室から最大の移動歩数は、いちばん遠いウォークインクローゼットまで13歩、時間にしてトータル10分弱。あっと言う間に洗濯物の片づけ終了です。キッチンのエプロン、タオルは、あとで2階に上がるときに持って上がるまで、階段の上り口の隅に置いておきます。
■洗濯物を片づけながら、子どもの宿題も進んで一石二鳥!
これで、洗濯物を片づけながら最後に2階のキッチンに上がるという流れができました! すると、もう一つ、嬉しい効果があったのです。それは、小1の娘の宿題も同じタイミングで終わるようになったこと。
私が洗濯物を片づけるのは、娘を児童クラブから連れて帰ったあとです。その間、洗面室の隣の子ども部屋にいる娘は、音読と計算カードの暗唱をするようになりました。私が洗濯物を片づける約10分間の間に音読も計算カードも終わり、その後、翌日の時間割をさせて私がチェックしてから、2階のキッチンへ上がって夕食準備をする流れができました。
この流れができるまでは、
1. 洗濯物を取り込んで放置
2. 2階で夕食準備
3. 1階の娘に呼ばれて時間割チェック
4. 2階へ戻る
5. 娘が2階に上がり、音読をするかどうかは気分次第。就寝前にずれ込むことも。
というパターンが多く、1階と2階の行き来が多くて面倒でした。
家事の手順を変えたことで、次のように変わりました。
1. 洗濯物を取り込みながらたたみ、片づける(約10分)
2. その間に娘が音読と計算カード、時間割チェック
3. 終わったら一緒に2階に上がり、夕食準備
放置した洗濯物のしわくちゃ問題も解決し、娘が帰宅後すぐに自室で宿題をする流れもできて、大幅にストレスをへらすことができました。
動線のストレスは、何か一つを見直すと、他のストレスも同時に改善されることがあります。使いにくい所があれば、思い込みを外してその原因を探り、なくす工夫をしてみると、思わぬ楽チンが生まれるかもしれませんね。
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ライフオーガナイザー 濱名 愛
ブログ:スマイルライフオーガナイズ カタヅケシコウ