おはようございます。
4人の子どもと暮らすライフオーガナイザー中矢くみこです。
賃貸住まいのときのキッチンは、壁に向かってガスレンジ・シンク・冷蔵庫、食器棚が一列に並んでいるI型キッチンでした。ガスレンジから食器棚まで約3メートルもあり、横移動が多く大変!
そこで、新築するキッチンは「ワークトライアングル」を意識して計画しました。
「何をどこに収納するのか?」を考える上で優先したのは、料理をするときも、食器を片づけるときも、横移動が少ない動線でした。
※ワークトライアングルとは
冷蔵庫、シンク、加熱調理器(コンロ)の前面中心の3頂点を結んだ三角形の3辺の総和が3600〜6600程度が使いやすい調理動線と言われています。一直線の場合は、2700が適当(3600を超えると使いにくい)
引用:「収納家具いらずの片づけ図解百科」
発行:主婦と生活社
>>>「建てる前・リフォーム前に知りたかった」の声から生まれた『収納家具いらずの片づけ図解百科』本日発売です!
■特等席にはスタメンを集める!
身長154cmの私にとって、使いやすい収納スペースには限りがあります。そこで、まずは、手が届きやすい場所によく使うものを収納していきました。
キッチンツールなど料理中に使うものは、作業台近くの引き出しに収納。ダイニングテーブルから近いという理由で大人がたまに使うカトラリーもこの場所です。
保存容器はボウル代わりに使うので、本体とふたは別々な方が便利です。保存容器の収納場所は確保しているとはいえ、ピンチハンガーに吊るして自然乾燥しているので、そこから使うことも多いんですが(笑)
キッチンツールの中でも比較的出番の少ないボウル類は最下段に。
出し入れが面倒になると途端に使う頻度が下がるフードプロセッサーなども、優先的に一等地に置いています。
火元で使うキッチンツールはガスの近くの引き出しに。
よく使う調味料(液体以外)も、出しっ放しだと掃除がしにくいので、使わないときはしまっています。
■スタメン食器は引き出しの手前に!
今は子どもが使うお皿が決まっているので、ふだん使う食器の種類はそんなに多くはありません。そこで、よく使うお皿は引き出しの手前の方に収納して、全部引き出さなくても出し入れができるようにしています。
食器洗い機の前に立ったまましまえる場所なので、片づけの面倒さも最小限ですが、乾ききっていない食器をカウンターの上に置きっ放しで自然乾燥していることも、実は多いです(笑)。
■スタメン以外でも、出し入れはできるだけ楽に!
吊り戸棚には、来客用のティーカップやお茶碗、お弁当箱など、使う頻度が低いものをボックスにひとまとめにして収納しています。
ライターの原田さんも頻度が低い食器はボックスにひとまとめにしているそうです!
>>>使いやすいキッチンのキーワードは“使用頻度”。食器を使いやすく収納する3つの工夫
吊り戸棚の下段以外は手が届かないので、数カ月に1度使うようなものは、少し長めの紐をボックスに結びつけて、踏み台がなくても引っ張り出せるようにしています。
頻繁に使わないとはいえ、重くて大きなホットプレートは収納場所に悩んだひとつです。
わが家のキッチンは引き出し収納が多いのですが、引き出しより開き扉の方が収納として使える奥行きが大きくなるので、ホットプレートをこの向きで収納するために、この場所だけ開き扉にしました。
食器洗い機を開けたときにぶつかってしまう対面側は少し使いづらい位置ですが、出番が少ないものならまったく問題ありません。特等席に置ききれなかったキッチツールたちもボックスにざっくり入れて、この場所の隙間に収納していますよ。
キッチンにはたくさんのものを収納したいと思って詰め込んでいた時期もありましたが、結局、毎日使うものはそう多くはありません。
今は毎日使うものを優先して、手が届く範囲に収納することで、どこに何があるか把握できるようになり、動線もコンパクトに!料理の段取りの悪さも少しはカバーできているかな(笑)。
キッチン収納のヒントはこちらにも:
・大型の食器棚や吊り戸棚がなくても片づく!オープンキッチンの収納例
・「使用頻度」から「お気に入り度」基準へ。食器収納のルールを変えたら、家族のハッピーがふえた?!
・“食器棚は購入しない”という選択もアリ! 使い勝手から考える「食器棚のカタチ」
・食器がもっと使いやすくなる! 食器収納3つのアイデア
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 中矢くみこ
ブログ: 男の子+女の子+双子とのやったね!を探す暮らし