おはようございます。
ライフオーガナイザーの森麻紀です。
座ったら一歩も動きたくない。でも、よく使うものを出しっぱなしにもしたくない。そんなふうに思ったこと、ありませんか?
座ったまま手が届くところに棚も引き出しもない、ダイニングの椅子が定位置の私が、一歩も動かずにパソコン作業に集中できるようになった「よく使うものバッグ」をご紹介します。
■ウエスト痩せにも?! ほぼ動かずに座ったまま手に取れる場所
自分がいつも座っている場所から手が届くところに収納スペースがあったら、とても便利ですよね。でも、そうとばかりではないと思います。私もその一人。わが家の場合は、椅子から2~3歩先によく使うものが入った引き出しがあるんですけどね(笑)。それでも、そもそも立ち上がるのが面倒くさい!
そこで私は、椅子の背もたれ(私のはひじ掛け兼用)に、「よく使うものを入れたバッグ」をかけておくことにしました。外食のお店などで、荷物を置くカゴがない場合、同じことをやっている方も多いのではないでしょうか?
数年前のある日、これを自宅でも応用することを思いつきました。
体をちょっとひねるだけで中の物を取り出せる絶妙な位置!
腰からひねるように意識すると、ウエスト痩せにも効果がありそうです。残念ながら、私はあまり意識できていませんが(笑)。
この場所なら、外出時のショルダーバッグ並みに、いえ、それ以上にらくに取り出すことができるのです。なぜなら、寝るとき以外このバッグは“開けっぱなし”だから。来客時はもちろん閉めますが、リビングのドアからも見えない場所ということもあり、開けっ放しでもまったく気になりません。
バッグが落ちる様子はなかったのですが、念のため、クッションゴム(戸当たりゴム)をつけて落下防止対策をしています。
外側のポケットには、エアコンのリモコンが入っているのですが(ちらりと見えるでしょうか)、ここに入れた状態のままでも、予約タイマーはちゃんと作動します。
上の写真は以前の椅子のときのもの。わが家にある背もたれありの椅子は、どれもバッグをかけることができました。ただ、丸みを帯びた背もたれだとかからないものもありそうです。
このバッグをかけるようになった当初、目の前に座っている夫に「ハサミある?」と言われたとき、まったく動かずに「はい」とハサミを出したので、「え?! どこから出てきたの?!」と、ものすごく驚かれました(笑)。
■中身はその場所で必ず使うものだけ!
便利だからといって、なんでもかんでも入れてしまっては、使いにくくなってしまうので、座っているときに確実に使うものだけを入れるようにしています。
参考までに、私が入れているものは、
エアコンのリモコン、電卓、ノート、子どもの丸つけグッズ(赤青えんぴつ・スタンプ)、付箋、ものさし、ペン類(使用頻度高)、ハサミ、シャチハタペン、手鏡、ハンドクリーム、リップクリーム、目薬、ペンケース(使用頻度の低いペン類が入っています)。
■バッグの形は、使いたいものを見渡せる浅めのポケットつき
せっかく、使いやすい場所によく使うものがあるので、それらを取り出しやすくするために、バッグは浅め、そして、ポケットがたくさんあるものを選びました。
VegieBAG MINI(ベジバッグミニ)
バッグの底に、仕切り兼汚れ防止として「無印良品のポリプロピレン整理ボックス2」を入れています。
実際に椅子にかけて、座った状態で使ってみて、自分がいちばん使いやすい配置になっています。何度も立って取りに行くようになったものを随時追加したり、減らしたりもしました。
片側の内ポケットのフタは、使わないときは中に入れていますが、今は目薬を入れている方だけ、遮光のためフタとして使っています。
このバッグを使うようになって、細かいものをいちいち取りに行く手間がはぶけるようになり、集中してパソコン作業ができるようになりました。
ただ、あまりにも便利で、ずっと席を立たずに過ごせてしまうので、座りっぱなしにならないように、意識的に立つ必要が出てきましたけどね(笑)。また、同じ方向ばかりに体をひねることになるので、身体の左右のバランスのために、たまに逆側にかけて使うことをオススメします。
今回、椅子にかけるバッグとしてご紹介しましたが、床に座る生活の人も、自分の隣に置いておけば、同じような使い方ができると思います。
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ライフオーガナイザー 森麻紀
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