おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
キャンプブームが続いている今、インドア派の中にも、「虫も火起こしも勘弁!でも、その雰囲気には惹かれる」という方は多いのではないでしょうか? 私もそんな一人です。そんなわが家では、最近、家キャンプという、不思議な楽しみを見つけました。これが、やってみると意外と楽しい。雨で外出しない週末の気分を、ちょっと上げてくれる存在にもなっているので、梅雨の今にもぴったり!
家を一歩も出ることなく楽しめる「家キャンプ」と、おすすめのテントをご紹介します。
■梅雨の救世主!「家キャンプ」の楽しみ方
キャンパーではないわが家の家キャンプに、本格的な要素は一切ございません(笑)。ただただ、リビングにポップアップテントを広げるだけ、いたってシンプルです。
これだけのことですが、テントの中というだけで気分が上がるようで、夫も娘も週末になるとハイテンションで、テントを広げ始めます(笑)。実際に、どう楽しんでいるのかというと、金曜の夜になると、夫か娘が「テントでも出すか〜!」と言い出し、テントを広げて、リビングにあるクッションやブランケットを放り込む。5分もかからずに完成です。
リビングには、もともと寝転び用シートとして、コールマンのインフレターマットを並べているので、寝心地もバッチリです。
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いつもなら、この時間帯に食べられないお菓子を楽しんで、カードゲームをして、ちょっとした夜更かしが許される、特別な夜の開幕(笑)。そのまま中で寝てしまうこともあります。
土日も出しっ放しで中でUNOをしたり、本を読んだりして過ごし、日曜の夜にかたづけて終了です。
きっかけになったのは、「部屋でテントを広げたい」という夫の強い願望でしたが、「ありえない!」と思っていた私も、やってみると、頑張らずにちょっとしたキャンプ気分が味わえて、ちょうどいい気分転換になっています。テントがあるだけで、じっとしていられない家族たちの気分が上がるので、雨で出かけない週末は、本当に助けられています。
■成功の鍵は、背伸びしないテント選び
面倒くさがりで、スッキリした空間が落ち着く私にとって、テントをリビングに広げるなんて考えられませんでしたが、うまくいったのには、テント選びが重要だったと思います。
まず、何よりも自分のストレスにならないこと、そして、キャンプ目的ではないので、「機能も値段も、背伸びしない!」ということを決めました。同時に、いたずらにものを増やしたくない派でもあるので、買うなら、公園や運動会などでも日よけとして使える程度の機能性は備えていて、兼用できるものがいいと考えました。
そこで選んだのが、気軽なピクニックなどで使うことを考えて作られた、生成りのポップアップテント(税込7,980円)です。
決め手になった条件は、優先順位の高い順にこちらです。
1) 部屋に出しっ放しでもストレスにならない見た目
上の写真が、部屋に入ったときに目に入る光景です。大きいので、存在感はありますが、部屋に馴染むようにと選んだ生成り色が、思った以上に効いていて、数日なら出しっ放しでも、意外とストレスには感じません。
2) 出す、しまう、が簡単にできる
ポップアップテントは、フレームを持って、広げるように投げるだけで、ぱっとテントが立ち上がる手軽さが魅力。立ち上がったテントの位置を調整するくらいで、2分かからず完成です。しまうときも、まだ少しもたつきますが、それでも二人いれば、5分とかからずしまえる手軽さです。
そして、ポップアップテントは、畳んだときがコンパクト!選んだものは、畳んだ状態なら60×60×15cm、リュック型になっていて、重さも3kgなので、子どもも余裕で背負えます。「背負った姿がてんとう虫みたいで可愛い!」と言ったところ、収納場所の子ども部屋まで、毎回てんとう虫の真似をしながら、飛ぶようにノリノリで、片づけに行ってくれます(笑)。
3) 公園で日よけに使えるくらいの機能性(通気性/虫除け/雨対策/家族3人が入れる)
公園でのピクニックすら、苦手でほとんど行きませんが、夫と子どもは大好きなので、渋々リクエストに答えて、頑張って出かけることもあります。
そうなったときに使えないものだと、もったいないので、「通気性」、「虫が入らないこと」「急な雨にも多少耐えられること」「家族3人でくつろげる大きさ」は、押さえておくことにしました。
選んだテントは、両側がメッシュで、完全に閉じて蚊帳のようになります。
耐水圧は、普通の雨程度なら耐えられそうな、1500mm。雨が降る可能性があるときに広げることはないので、十分です。広さも、横幅200×奥行き180×高さ125cm。ちょうどキングベッドくらいの広さなので、3人でも問題なくくつろげます。
条件をしっかり出していたおかげで、使い始めから想像以上にストレスフリー!誰も言い出さないと、思わず私から「テント出す?」と言い出すほどです(笑)。
実は、部屋でテントを広げるのは、グランピングやベランピングが流行り出す、ずっと前からの夫の強い願望。娘が赤ちゃんの頃から、子どもと部屋でテントに入って内緒話をしたり、家庭用プラネタリウムを眺めたりするのが理想で、彼にとっては、秘密基地のような感覚なんだとか。それゆえ、私からおしゃれなティピを提案したときも、自分が入れる大きさじゃないという理由で、即却下(笑)。スッキリした空間が好きな私が、部屋に広げてもいいと思えるテントがなかなかなく、今回、リクエストから数年越しに、ようやく夫婦の落とし所を見つけることができました。
わが家のように、最初から部屋で広げるためにテントを買う方は少ないかなと思いますが(笑)、インドア派でも、いい天気ならちょっとくらい出かけてみたくなったり、子どものリクエストを無下にできなかったりなど、必要に迫られることはありますよね?
もし、今ちょっとしたテントを考えているなら、外が苦手だからこそ、少しでもストレスを減らして楽しめるように、自分なりに外せない条件を決めて選ぶと、予想以上に楽しめる自分を発見できるかもしれませんよ♪
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
追記:
インドア派でも、自宅で取り入れているアウトドア用品は、リビングの寝転びシート、防災を兼ねたランタンに続いて、これで3つめ。折りたためたり、非常時に使えたり、インドア派にとっても使えるものが増えている上に、キャンプブームで、おしゃれでインテリアに馴染むものが増えている今、インドア派でもチェックする価値ありです!
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ライフオーガナイザー都築クレア
ブログ:クレアの観察日誌「少し毒があります。」