おはようございます。
4人の子どもと暮らすライフオーガナイザーの中矢くみこです。
新居に住み始めて1年が経ちました。賃貸のキッチンでは、いちばんのストレスはガス周りの掃除。そのストレスから「どんなキッチンにしたいのか?」を考えて作ったキッチンは、楽に、短時間で掃除ができるようになりました。
そのポイントは「フードの高さ」だったんです。
■掃除のしやすさと関わる「レンジフードの高さ」
身長154cmと背が低めの私。これまでに数軒の賃貸住宅に住んだことがありますが、レンジフードが高くてコンロ前の壁を掃除したくても上まで手が届かないこともしばしばありました。掃除のたびに、踏み台の出し入れや上り下りが必要となると、途端に億劫に……。その結果、掃除頻度が減る→汚れがたまる→余計に掃除が大変になる、と悪循環になりがちでした。
そこで、新築のキッチンを考える上で大切にしたのが、“ストレスに感じていること”を明らかにすること。キッチンの条件を書き出す中に、ストレスだったことも書き出しました。
いざキッチンの設備を決めるとなると、パネルの仕様や収納の形状に気が向きがちですが、書き出したことを見返すことで「フードがもう少し低ければ、踏み台なしの掃除生活が手に入るかもしれない」という思いを忘れずにすみました。
■キッチン設計時にレンジフードの高さ変更を相談
レンジフードの高さには法令上の規定があります。そこで、設計担当の方に相談しながら進めていきました。キッチンショールームでコンロ周りの壁にどこまで手が届くのか、など高さを確認しながら、どのくらい下げるかをイメージ。何とか届く高さだと、拭くにも、フードの部品を外すにも力が入らなさそうなので、余裕をもって手が届く高さ「フード下で160cm」に決めました。
とはいえ“160cm“は一般的ではないようで、発注の際に何度も念押しして確認をされました。大きな買い物の上に、変更がきかないので、相当勇気がいる決断でした(笑)。
■結果!掃除のしやすさは抜群
勇気の決断の結果、掃除のしやすさは抜群!軽く背伸びをするだけで、コンロ前の壁周りすべてに手が届きます。もちろん、フードの部品を外すときも踏み台いらず。
掃除は日々のこと。さっと手を伸ばせば短時間で掃除ができる快適さは、想像以上でした。
引っ越し当初は見慣れない高さに「取り付ける高さが低すぎたかも?」「あと5cm高くても、もしかしたら掃除には支障がないのかも?」と”失敗”の言葉が頭をよぎることもありました。でもすぐに見慣れるものですね(笑)。今では、まったく後悔はありません。
最近、夫に使い勝手を聞いてみたところ「(あまり料理をしないから)火が怖くてそこまで近づかないし(笑)、高さが気になったことはないよ」と話してくれました。とはいえ、「ご主人がフードに頭をぶつけて不便」という話も聞いたことがあります。大きな買い物だけに、どんなことを優先するのか家族で話し合うこと大切ですね。
キッチンの購入前に参考になる記事はこちら:
・“見せる”と“隠す”のベストバランス!対面カウンターのカタチ
・入居前プチリノベーションでオープンキッチンを自分好みに!片づけのプロが参考にした3つの格言
・動線計画・収納計画だけじゃなかった! 理想のキッチンづくりに必要なもの
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ライフオーガナイザー 中矢くみこ
ブログ: 男の子+女の子+双子とのやったね!を探す暮らし