「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法

おはようございます。
賃貸集合住宅に住んでいるライフオーガナイザーの森麻紀です。

“キッチンの吊り戸棚には軽いものを入れる”。地震が起きた時のことを考えると、これが正解なのかもしれません。でも、日常の使い勝手を考えると、どうしても「ワレモノ」や「落下すると困るもの」でも入れたい場合もありませんか?

実はわが家でも、吊り戸棚に食器が入っているので、落下すると大変です。そんなわが家の地震対策をご紹介します。

■「耐震ラッチ」は穴を開けることになるので賃貸ではNG

万が一の地震のときに、扉の中のものが飛び出さないようにロックしてくれる「耐震ラッチ」。もともと付いているラッチを外して付け替えたり、プラスアルファとして後づけすることができますが、わが家は賃貸のため、穴を開けることができません。

「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法

最近では全国的に、防災減災意識が高まってきていると感じていたので、念のため管理会社に問い合わせてみましたが「目立つ穴を開けるのはNG」と、やはり言われてしまいました。

「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法

でも、もし食器洗いをしている最中に大きな地震が起きたら、一瞬で、頭の上に食器が振ってくるような状況です。

■両開きの吊り戸棚は、キャビネットストッパーで代用

実は以前の家でも同じ場所に食器を入れていたので、この家に引っ越してすぐ、両開きの吊り戸棚に「ニトムズ キャビネットストッパー(両面粘着テープ使用)」を取り付けました。

「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法

“逆さ”につけることで、手の届く位置(取っ手の下)に取り付けることができます。

「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法

小さい子どものいたずら防止や安全対策としては、容易に開けられてしまう(2歳になる前に開けられていました)ストッパーですが、その単純なつくりだからこそ、毎日開閉する場所ではとてもラクなのです。片手で開閉する時も簡単なので、冷蔵庫の扉でも使用しています。

■片開きの吊戸棚は、耐震ロックを両面テープで固定

わが家の片開きの吊り戸棚に入っているものの中で、特に要注意なのが、「塩」「砂糖」の調味料です。片開きのため、両開きのときと同じ商品は使えません。日常では、食器以上に調味料をスムーズに取り出したいので、“揺れたときにだけロックしてくれる”ということを考えると、やはり耐震専用の商品が良さそうです。

「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法

条件から考える、理想の形は「ノムラテック 吊戸棚用耐震ロック スーパー閉じるポン」。

「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法

こちらもネジ留め式のため諦めかけていましたが、試しに“超強力両面テープ”を使って固定してみました。現在1年以上経過していますが、落下することなく使えています!(ただし、ネジ止めが本来の使用方法なので、私は自己責任で取り付けています)。

「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法

揺れるとロックする仕組みなので、普段はロックされていない状態でOK。まさに理想です!手動ロック(中央部分を押すだけ)もできるので、旅行など長期不在の時には念のため、手動でロックするようにしています。

賃貸でも自分と家族を守るために、諦めずに地震対策をしていきたいですね。

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ライフオーガナイザー 森麻紀
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