おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
郵便物・チラシや学校のお便りなど、家の中にはさまざまな紙モノがあります。書類は薄いわりに情報量が多いので、処理するのに時間がかかる、片づけ難易度が高いジャンルです。
しかも、片づけても片づけても新しい書類が入ってくるため、置き場所を作るだけではうまくいかない場合も。そんなときは、家の中に入ってきてから家の外に出て行くまでの流れ(ルート)が滞っているかもしれません。
書類の流れについて、わが家の例をご紹介します。
■まずはじめにどこに置くか
まず、目を通す前の置き場所を決めます。
といっても、実はわが家では専用の収納場所を作っていません。リビングダイニングが2階なのでダイニングテーブルの上に置くことが多いです。
見た目はイマイチですが、まだ目を通していないものをいきなりしまっちゃうと忘れてしまうので、あえて目につくようにしています。
■最初の仕分けはざっくりめに
次に仕分けです。ここでは時間をかけず、すぐ分けられる方法で振り分けています。
①人別に分ける
よくある片づけのルールでは、最初にいる・いらないで分けることが多いですが、私は人別のほうが短時間で判断できるので、最初の分け方は人別です。上の写真は3分類(夫・私・家族共通)ですが、ほかには『子ども』という選択肢もあります。
この時点で、個別(夫・私)のものはそれぞれの管理となるので主要ルートからははずれます。
②明らかに不要なものは取り除く
次のステップは不要なものを取りのぞきます。
といっても、中身を読んで取捨選択をするのではなく、ぱっと見ていらないものを取り除くイメージです。たとえば、カードの利用明細のお知らせなら明細だけを残して封筒や同封されているチラシなどは取りのぞきます。
取りのぞいたものは処分のルートへ。個人情報はシュレッダー行き。それ以外は紙ゴミです。
■不要なものはあとで処理
シュレッダー行きと判断したものはその都度シュレッダーにかけるのではなく、いったんシュレッダーの上に置いています。
シュレッダー行きの書類がたまってきたら、ゴミの日のタイミングでシュレッダーにかけています。本当はすぐ処理したほうがいいんでしょうけど、後回しです(笑)。
■保管・保存・処分に振り分ける
ここからは一般的に言われている書類の整理。大まかに分けると『保管・保存・処分』の3つのルートがあります。
・保管…一時的に残すもの(例:子どもの学校行事のお知らせなど、期限があるもの)
・保存…長期的に残すもの(例:取説や保証書、契約書などの重要書類、思い出のもの)
・処分
収納方法は書類の種類や量・行動のクセに応じて、やりやすい方法を選びます。このとき、一時保管と長期保存の書類は分け、一時保管する書類はすぐ見られる状態にしておくと、使い勝手がよくなりますよ。
“書類の収納用品”に関する記事はこちら:
・探す時間ゼロ!見えていないと忘れる人に最適な「書類整理ファイル」はこれ
・学校行事の情報管理に最適! 挟むだけで書類管理ができる「スケジュールファイル」
・書類整理が苦手な片づけのプロが、ファイルボックス・クリアファイル・リングバインダーの代わりに選んだ3つの収納用品
■(参考)わが家の書類の整理の位置関係
ちなみに、一枚目の写真を少し引いて撮ったのがこちらの写真。
紙ごみ置き場や個々の書類は別の位置になりますが、基本的にはダイニング回りでそこそこの状態までが完結するようになっています。
家の中に入ってくる書類は、いろんな流れを経て、最終的には保存か処分のどちらか。書類の整理がうまくいかない方は、流れががスムーズか、どこか滞っているところがないかをチェックしてみてくださいね。
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ライフオーガナイザー吉川圭子
ブログ:整理収納手帖