片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

こんばんは。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。

「片づけ収納ドットコム」では、時間を生み出す片づけ・収納のコツをお伝えしています。暮らしが整うことで生み出された時間を、片づけのプロはどんなふうに過ごしているのでしょうか。編集メンバー5人(全員ライフオーガナイザー)に聞いてみました。

■後ろめたさゼロ!全身全霊をかけてダラダラしています

「全身全霊をかけて、ダラダラしています」と話すのは、編集長さいとう。窓辺のソファで、ゆったりとくつろぐのが至福の時間だといいます。

片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

好きな本や雑誌を読む、おかずを一品増やす、観葉植物の世話をすることも、片づけで生み出した時間でしていることだそう。「好きなことをするのも、ダラダラするのにも後ろめたさがゼロなのは、家の中が片づいているからだと思います」

片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

コロナ禍で運動不足が気になるようになってからは、近所での散歩やオンラインのヨガレッスンも始めました。

「オンラインレッスンは、自宅の様子がどうしても映り込んでしまいます。ヨガマットを敷くだけでも面倒なときがあるので、そのまえに部屋も片づけないといけなかったら、今まで続けられなかったと思います。継続できているのは、家が片づいていたおかげかもしれません」

取材協力:さいとうきい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に

■53歳からの習いごと。エレクトーン始めました

昨年の春、ひとり暮らしを始めたエディター秋山の娘さん。ずっと使っていたエレクトーンは、ワンルームの住まいには置くスペースがなく、自宅に置いていくことに。通電しないとダメになると考えたエディター秋山は、53歳からエレクトーンを始めました。

片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

「譜面もろくに読めないながら、時間を見つけては弾いています。娘が習っていた先生のもとに、月1回のレッスンに通い、今は天空の城ラピュタの主題歌『君をのせて』を練習中。“いつか娘が結婚することがあるなら、結婚式で弾く”ことが目標です」

エレクトーンを始めてから、先生の影響もあってクラシックも聴くようになったり、エレクトーン仲間も増えたりと、どんどん世界が広がっているそう。

「わたしがエレクトーンを楽しんでいることを知って、子どもたちも安心しているようです」

取材協力・写真提供:秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく

■片づけが生んだ家族時間。みんなでゲームを楽しんでいます

「片づいていなくて時間がないときでも、好きなことはやっているタイプなので、なかなか難しいです」と笑うエディター吉川。けれど、自身を含めた家族単位で考えてみると、片づけが生み出した変化を感じるといいます。そのひとつが「休日に、みんなでゲームをする時間」を持つようになったこと。

「以前はあまりやっていなかったけれど、最近はみんなでリビングに集まってゲームをするようになりました。家が片づくことで、余裕が生まれたんだなと思います」

さらに、ダイニングテーブルの役割も変化。食卓だけでなく、ときに”コワーキングスペース化”するのだそう。

片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

「わたしがするのは仕事だったり、ネットサーフィンだったり。子どもたちは誰かが勉強を始めると他の子が始めたり、黙々とそれぞれが作業していることもあれば、分からないところを質問したり、息抜きの雑談をしていることも。ゆるくつながれる場所になっています。仕組みが整ったことで、必要なときには逆にめいっぱい散らかして、自由に使えるようになりました」

取材協力・写真提供:吉川圭子
ブログ:整理収納手帖

■大人も子どもも!自由&豪快に時間を過ごしています

三人姉妹のお母さんでもあるライター佐藤は、「ものを広げていいように環境を整えて、あとは子どもに自由に過ごしてもらうのが一番ラクだし好き」といいます。

片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

殺菌したダイニングテーブルを作業台に材料をダイナミックに広げて、子どもとお菓子作りをしたり、リビングにエアベッドを出してゴロゴロしながら映画を見たり、ボールプールを部屋いっぱいに広げて豪快に遊ばせることも。

片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

「今年のハロウィンは、子どもとかぼちゃまんじゅうを作りました。数年前にはリビング全体をデコレーションして、子どもたちと一緒に大人中心のハロウィンパーティをしたこともあります。片づけができていることで、大人も子どもも余裕を持ってラクに過ごせていると思います」

取材協力・写真提供:佐藤美香
ブログ:愛家

■余裕がなくて手放したもの・ことを、復活させています

めんどくさがりなのに、丁寧な扱いを必要とするものが好きなわたし。片づけベタを返上する過程で「余裕がなくて、いつもバタバタしているから」と一度手放したそれらを、ひとつずつ暮らしの中に復活させています。

片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

たとえば木のまな板、食洗機で洗えない和食器、手洗いが必要な服……、どれも使い続けるには手をかける必要のあるものばかり。ですが、家が片づいた今、余裕を持ってそれらを愛でることができています。

家族は欲しがるけれど、掃除や片づけのハードルを上げる元凶と感じて避けていた「こたつ」だって、今や家族が集うリビングの主役です。

片づけが生み出した時間で何してる? 片づけのプロ5人に聞いてみた

必要以上に散らかることのないよう仕組みを整え、片づけに四苦八苦する時間がなくなったことで、自分の好きなものを使うことも家族の希望にも応えることもできるようになりました。「わたしも、なかなかやるじゃない」と思えるようになったおかげで、以前よりも自分のことを好きになった気がします。

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あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。

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