おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。
9月に行われた「片づけ収納ドットコム」開設6周年記念のオンライン座談会。「本の収納」の分科会では、本の収納場所や本棚の設置場所が話題になりました。
今日はわが家を事例に、本棚はどこに置くのがいいのか考えてみます。
目次
■「共有スペース VS 個室」メリット・デメリットは?
分科会の面々も、リビングや子ども部屋など置き場所はさまざまでした。大きく「家族の共有スペースに収納」か、「個室に収納」か2つに分けられ、各々のメリット・デメリットについて考えてみました。
「共有スペース収納」の場合は次のとおり。「個室収納」の場合は概ねその逆です。
【共有スペース収納のメリット】
①読書をするのがリビングダイニングなら、取りやすく片づけやすい。
②小さな子どもでも手に取りやすい。
③家族の本を集めるといろいろな本が集まる。「自分では選ばないけれどいい本」に出会えるチャンスが増える。
④家族の考えていることや興味のあるジャンルも本から伺える。
【共有スペース収納のデメリット】
①共有部はモノが集まりがち。十分な広さがないと、本棚でさらにスペースを取ってしまう。
②扉がないとお客様にも目につく場所。あまり見られたくない本の収納には不向き。
③本の並べ方に家族共通のルールがないと、どこに何があるか探しにくい。
④家族がそれぞれで購入する場合、数量を一定数に管理しにくく、増えがち。
■最優先したいことを選ぶ!
わが家の場合は、共有スペースのリビングダイニングは10.5畳と狭いので、「これ以上狭くしたくない」のが最優先でした。本や雑誌は1,200冊以上で、本棚の数も6台。これらを持ち主別に個室に分散させて置いています。
本棚を人別に分散設置させるのは、読む本がほぼ被らないわが家には効率的でした。本があふれたら「そろそろ減らそうか」と、自分で管理しやすいのがいいところです。
小3と小1の子どもたちにも、「本棚がいっぱいだから、読まない本はリサイクルに持って行こうか?」と声がけもスムーズです。
■デメリット克服術:共有スペースはリビングだけじゃない!
少々残念なのは、家族の本に何気なく興味を持つ機会が減っていると感じることです。
以前部屋数に余裕があった頃、共有のワークルームに本や雑誌、子どもたちの絵本を一括収納していました。「何気なく目にする」機会が今より多く、私が夫の本を手にすることもありましたが、今夫のデスク越しに見える本棚はほとんど視野に入ってきません。
そこで今は、玄関の本棚に子どもの本と、親が子どもに読ませたい本を混ぜて置いています。
玄関も実は立派な共有スペース。家族の目に触れやすい設置場所は、リビング以外にも探せばありそうです。
ほかにも、リビング収納の一角に、「家族におすすめの本」「図書館から借りた本」と一定数の本を置き、さりげなく共有することもできます。
デメリットだと感じることも、具体的に克服方法を考えると、いいとこどりの折衷案が見つかりそうです。
本の収納アイデアは?
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~