おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
子どもには“本好きな子どもに育ってほしい”。そのためには、なるべく手に取りやすい場所に絵本を置いておくと良いらしい、と聞きました。そこで、上の子が4歳の頃、リビングダイニングに絵本がたくさん入る棚を用意することになりました。
実はこの絵本棚、長く使い続けられるように、工夫して作ってもらったものです。
■長く使い続けるために考えた“絵本棚の工夫”
既製品の絵本棚だと形が決まっているので、汎用性が低いことが心配でした。そこで、積み重ねて自由に形が変えられるようにする棚を、家具屋さんに頼んで作ってもらうことにしました。
オーダーメイドといっても、パイン集成材を組み合わせ作ったシンプルなモノです。
絵本の表紙をみせて飾る絵本棚を1個、四角いオープンの棚6個と、計7個の棚。使い方やスペースに合わせて、自由に積み重ねることができます。棚がずり落ちないよう、ねじ式の金物でしっかり固定できて安心です。
■幼児期は絵本やおもちゃの専用棚として大活躍
上の子が小さいときは、絵本をすぐ手に取れるように、2段重ねで使っていました。
下の子が生まれて、いたずらで本をポイポイと投げてしまう時期は、3段重ねにしました。いちばん上の段は上の子しか手が届かないので、触られたくない本をここに避難させることができます。
絵本を身近においた効果か、子どもたちは本当に“本が大好き”になりました。おかげで、今では本の購入が追い付かず、図書館で借りるように。2週間に1回、2人合わせて20冊以上借りてきます。
児童書は絵本に比べて小さいので、絵本棚に置くのには向きません。絵本棚として活用できたのは、結局6年ほどでした。
■役目を終えた絵本棚の意外な活用法
実は、絵本棚としての役目を終えたとき、オープン棚だけ残し、絵本棚は「処分してしまおうかな」と考えていました。当初は、「将来はマガジンラックとして使えるかも!」と思っていたのですが、現実には電子書籍時代。アナログの雑誌を買う機会がほとんどなくなってしまっていたのです。
処分保留のまま数か月が過ぎ、あるとき、ふとよい活用方法を思いついたのです。
リビング学習をする上の子が、「毎日取り組む教材を、2階に片づけに行くのは面倒だ」と言うのです。それならば、勉強する近くにさっと仕舞えるスペースを用意したほうが良いですよね。
教材の存在を忘れないよう、表紙が見える絵本棚がピッタリだと気づきました。さらに、毎日届く “こども新聞”も、溜まりがちになるので、一緒に置いておけると便利そうです。
絵本棚には教材を、下のオープン棚には家族が使う日用品や読み終わった新聞をまとめておくカゴを置きました。
これが、思ったとおり大正解!トイレや洗面に行くときに必ず通る場所に置いたので、存在を忘れてしまうこともありません。
子どもたちのリビング学習はまだ当分続くと思うので、教材の一時置き場としてここから10年くらいは活用できそうです。
“絵本棚”に迷ったらこちらも参考に:
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
ブログ : 理想の家を見つける旅