おはようございます。
ライフオーガナイザーの中沢まみです。
現在住んでいるマンションはメゾネットタイプで、2階には洋室が2つ。寝室と子ども部屋として使っていますが、それぞれにクローゼットがあります。
入居当初は、「衣替えをしないで済むように」と寝室の大きなウォークインクローゼットを使っていました。寝室のクローゼットはわが家でいちばん大きな収納ということもあり、季節家電や雛人形・来客用の布団・フォーマル服など普段使いしないモノも多く収納しています。
さらに、北向きの部屋で日が入りにくいこともあり、今思えば「物置き」のような印象でした。「気分が上がるクローゼット」とはほど遠いですね……。
現在私がメインで使用しているのは、子ども部屋にあるクローゼットの一部。ハンガーをかけられるポールの幅はわずか36cmです。かけられるハンガーの数もかなり制限されますが、今の方法に変えてから、メリットをたくさん感じられたのでご紹介します。
■全身チェックに必須の「明るさ」を確保できた
「クローゼットをなんとかしたい!」という思いから、カラーや骨格スタイルなどいくつかの診断を受けました。その中で勧められたのが、「全身が映る鏡でコーディネートをチェックしたほうが良い」ということ。
日中もうす暗い寝室は、鏡を設置するには不向きです。そこで、子ども部屋のクローゼットに「今着る服」だけをかけるようにしました。子ども部屋は南向きの窓があって日当たりもよいので、全身チェックも気軽にできます。
鏡は、クローゼットのすぐ横に、石膏ボード用固定金具の「壁美人」を使用して取りつけています。
この設置場所は子ども部屋の入り口付近。子どもが部屋に出入りするたびに鏡を揺らして遊んでしまうので、左右に「無印良品」の針が細い画鋲を刺して固定しています。
収納場所を移動したことで、明るい部屋で着替える前後に簡単に全身チェックができるようになりました。「なんか違う」と感じたときも、すぐに違う服を手に取ることができます。
■今着たい服だけなので選びやすくなった
こども部屋のクローゼットのハンガーパイプの幅は、わずか36cm。幅の狭いクローゼットにかけられる枚数は限られます。
ハンガーパイプは備えつけで前後に2本ついていますが、奥は取り出しにくいため、たまに仕事で必要になるジャケット類をかけています。
手前には、シーズン中のものだけを収納。季節中だけはニットもスカートもTシャツもハンガーにかけ、すべてを見渡せるようにしています。スカートやパンツ類は、幅20cmのクローゼットブランコW20を使用してかけ(写真右下)。その上にトップスや羽織もの(写真右上)、左右にマキシ丈など長いボトムやワンピースを収納しています(写真左)。
トップスとボトムが上下になっているので直感的に探しやすく、クローゼットブランコがエリア分けをしてくれているので戻すときも迷いません。
■衣替えは数枚単位で気軽に入れ替えられる
「今着るもの」に絞ったことで、心配していたのは衣替えのことです。回数が多いと大変になると思っていたのですが、実際は「ゆるやかになっただけ」という感覚です。負担が増えたとは感じていません。オフシーズンの衣類は、寝室のクローゼットの引き出しに収納しています。
トップスとボトムでそれぞれ一段ずつに、すべての衣類が収まっています。肌感覚で、新しく服を出してきたら、その分「もう今シーズン着ないかな」と思うモノを同じ枚数選びます。必要に応じてケアをして、引き出しに戻します。
明るい部屋での服選びはとても気分がよく、衣類の収納場所を変えただけなのですがとても快適になりました。先日ご紹介したコーディネート提案アプリも活用しながら、「今着たいかどうか?」頻繁に自分に問いかけるようになったことで、快適なクローゼットがキープできています。
>>>お洋服のマンネリ化解消!手持ち服のコーディネート提案アプリでクローゼットが整いました
クローゼットの片づけアイディアについてはこちらも参考に:
・実践!片づけ収納ドットコムを参考にクローゼットの洋服を見直ししてみました
・「引き出し収納」vs「吊るす収納」、使いやすさを優先したクローゼット収納とは?
・狭いウォークインクローゼット、“脱・●●収納”で使い心地アップ
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ライフオーガナイザー 中沢まみ
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