おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
「ちょっとしたお出かけにも、気軽に着物を着られるようになったらいいな」と、昨年から着付けの練習を始めました。
実は、8年前にも着付けにチャレンジしたことがありました。そのときはすぐに挫折してしまったので、今回も継続できる自信がなく、最初はクローゼット近くの小さなスペースに練習用の着物2セットのみ収納していました。
>>>もう収納家具は増やしたくない! ものが増えたときの収納不足問題はスチールラックの組み替えで解決!
今回は、自分で着て出かけられるまで継続できました。お出かけ用の着物も少しずつ増え、別の場所に専用のスペースがほしいと思うようになりました。なおかつ、人の動きが多いリビングに着用後の着物を干しており、ホコリやにおいがつくのではと気になっていました。
そこで、2階への階段を上がってすぐの仕事部屋に着物収納スペースを作りました。その実例をご紹介します。
■仕事部屋に専用スペースを作る3つのメリット
メリット①
この部屋は、ほぼわたし1人で使っています。人の出入りも少なく、気になっていたホコリやにおいの問題がクリアになります。
メリット②
着物は、着た後に干したり、手入れをしたり、しわがつかないように畳んだりと、扱いに時間とスペースが必要です。そんな作業を、1人で集中してできる空間が確保できます。
メリット③
この部屋には、ファイルボックスを収納できるようにと、以前、棚柱をつけておいた押入れがあります。
その押入れの幅が、たとう紙の幅ぴったりだったので、イチから大がかりな収納コーナーを作らずにすみました。
今後、着物の数が増えても、棚板を増やしてフレキシブルな着物収納が叶いそうです。
■着る前~着た後の動作を考えた収納
もともと持っていたけれど、ずっと着ていなかったフォーマル用の着物のセットも、今後はフォーマルの機会ごとに着るつもりなので、この収納にまとめることにしました。
桐ケースに入れて別の部屋の押入れの天袋に収納していましたが、この桐ケースは押入れの横幅には入らず、奥行きを活かして縦向きに収納しました。
2段になっている桐ケースの下段には使用頻度が低いフォーマルの着物と襦袢、上段には普段に使う帯、帯揚げ、バッグを収納しています。すぐ右の壁面に、帯締めをかけられるバーを取りつけて、帯周りのコーディネートがしやすいように配置しています。
帯や着物は中身が見えない窓なしのたとう紙を使っているので、表にラベリングをしています。
腰紐や伊達締めなどの着付け小物一式は、以前DIY用品を入れていたキャスターワゴンに収納し、使うときはワゴンごと姿見のそばへ移動します。
さらに、家にあったウォールバーやフックを壁に取り付け、着用後の着物や小物類を吊るせるようにしました。
着付けをするときもラクに取り出せ、脱いだ後の片づけもラクにできる使い勝手のいい収納になりました。
新たなことを始めると、どうしてもモノが増えてしまいますよね。でも、収納家具などを購入せずに今あるスペースを活かすことは、モノの新陳代謝を促す機会にもなるなあと感じています。
“着物収納”はこちらも参考に:
・もう湿気は怖くない!着物をクローゼットに収納するためのアイデア
・専用家具はいりません! 目からウロコの着物収納(着物編)
・着物130枚!「手放したくない」から工夫した、4カ所の分散収納の秘訣とは?
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 梅野優子
HP:片づけサポート【すっきり工房】 カフェ【ume-cafe】