おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
玄関収納は、靴を収納するだけの場所ではありません。アウターや帽子、傘、子どもの外遊びのおもちゃなどなど、収納したいものをあげるときりがないほどです。
暮らしはじめて2年が過ぎ、「備え付けのシュークローゼットでは収納が足りないな」と思うことがでてきました。そこで、必要な収納をDIYで増やすことにしました。
目次
■収納に収まりきらないアイテムを数えてみる
現在のシュークローゼットは幅170㎝ほど。詳しくは過去記事をご覧ください。
>>>オープンタイプのシュークローゼットは、季節の衣替えをするとより使いやすくなる
収納を増やすにあたって、収まっていないものを数えてみました。
・マスク
家を設計したのはコロナ禍前で、ここまで長くマスク置き場が必要になるのは想定外でした。外に出かける直前に手に取れるよう、ドアの近くに棚が必要です。
・傘
スタンド式のシンプルな傘立てを使っていましたが、ちょっとバランスを崩すと倒れてしまうので不便。以前の住まいで、傘をかける収納が使いやすかったので、その方法に戻したい。
・サッカーボール
子どもがサッカーを習いはじめたので、手に取りやすい場所にボールを収納したい。
収納として必要な量を把握したところで、スペースに合う棚や金物を決めます。
■玄関ドア近くに取りつける棚は見た目も使いやすさも両立したい
棚を取りつける場所は、玄関ドアの脇。今までは、かまち(壁とタイルの見切り材)に板を渡して、飾り棚兼マスク置き場として使っていました。
とりあえず用意したスペースなので、見た目も高さもイマイチ。もう少し見栄えのよい棚をDIYで取りつけることにしました。
家を建築中に、下地の位置がわかるように写真をとっておきました。間柱という下地材が、左右と真ん中合わせて4本入っていることがわかります。ここに棚受金具を取りつけると、棚をしっかりと固定することができます。
棚受金物と棚板は、シュークローゼットでも使っている「ウッドワン」の無垢の木の収納シリーズを使いました。楽天ショップなどのオンライショップで、一般の人も購入することができます。
金物の色や棚の素材が、シュークローゼットと揃っているので、DIYでもチープな感じがしません。
シンプルな構造なので、取りつけ方法も簡単。1時間ほどで取りつけが終わりました。
■タオルバーを2カ所に取りつけて吊り下げ収納に
吊り下げ収納にするため、タオルバーを2ヵ所に取りつけることにしました。
1の場所には、傘を吊り下げるためのタオルバーを取り付けました。
下地位置は、下地センサーを使って探しました。高さはいちばん長い傘をかけても、床に当たらない位置に。
2の位置にも、タオルバーを一つ取りつけました。こちらは、週末に子どもたちが持って帰ってきた上靴入れを吊り下げたり、お出かけのときに、忘れずに持っていきたいものを吊り下げたりするためのものです。
今まで床に放置されていたモノに定位置ができたことで、玄関がスッキリとしました。
■サッカーボール収納は汎用性の高いもので定位置を
最後のアイデアはDIYではありませんが、サッカーボールの収納アイデアです。
小学生の子どもが簡単に元に戻せるように、特等席に収納を用意したい。ですが、ボール入れが鮮やかな青色なので、悪目立ちするのは避けたい。そんな、相反する条件をかなえてくれる収納を「IKEA」で見つけました。
DIYで取りつけた棚の左下に置いたのが、ふた付きゴミ箱 KNODD クノッドです。
蓋を取って出し入れするだけ。使いはじめてしばらくたちますが、毎回ちゃんとここに戻せています。
汎用性の高い収納なので、サッカーボール収納が必要なくなっても、他の用途に転用できそうです。
“玄関収納”に迷ったらこちらも参考に:
・玄関収納を見直したいけどパワーがでない! 隙間時間を活用しながら片づけてみました
・玄関にものがあふれず、掃除をラクにする!シュークローゼットの工夫
・子どもの野球道具収納は玄関に。なるべくキレイに、自分で片づけてもらうための工夫とは
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
HP:NIGI一級建築士事務所