おはようございます。
ライフオーガナイザー金田友美です。
なるべく短時間で、すっきりきれいに片づけたい。そんな希望を叶えてくれる収納術が、ワンアクションですむ「出しっぱなし収納・置くだけ収納」。最初は、子どもがひとりで片づけられるようにと、おもちゃから始めました。その成功体験に気を良くし、さらに家中で出しっぱなし収納を試してみました。
ところが、探しものに時間がかかり、見た目にもゴッチャリとしてしまいました。この失敗を経験し、出しっぱなし・置くだけに向いているものには、「期限があるもの・家族が使うもの・散らかりやすいもの」の3つのポイントがあることに気がつきました。実際に試してみて効果があった場所とアイテムを紹介します。
■リビングは目につくところに書類を「出しっぱなし」
わが家では小学校の毎月の予定表や、提出が必要な書類など「期限があるもの」は、目に入りやすいリビングに出しっぱなしにしています。元々はファイリングしていたのですが、目に見えないと忘れてしまい、しまいこむと出すのが面倒な私には向いていませんでした。そこで、お気に入りの木皿に書類を出しっぱなしにして、都度チェックするようにしました。
期限があり、終わったものから処分するので、目にもさほどうるさくありません。むしろうるさく感じる場合は「見落としがあるかも?」と確認できるので、出し忘れや見逃しもなくなりました。さらに「必ずここにある!」と探す手間もなくなったので、時短にもなりました。
■キッチンはアイテムを減らして「置くだけ」
たまに夫も使用するお鍋やフライパンなどの調理器具、子どもに配膳をお願いしているお茶碗などの「家族が使うもの」は、出しやすいことを重視して、キッチンの引き出しに置くだけにしています。限りある収納スペースに平置きするためには、アイテムの数を減らさなくてはなりませんでした。基本は1アイテム、たまに使用するものは、別の引き出しに重ねて収納しています。
ごはんや味噌汁も子どもによそってもらうよう、出しやすく、割れにくくするために、茶碗類はスペースを贅沢にとって重ねずに収めました。引き出しの下に滑り止めを敷いているので、多少乱暴に引き出しを開けても安心です。
■玄関で散らかりがちなスリッパは、「入れるだけ」
引っ越してスリッパを履く習慣を作ったのですが、出かけるときに玄関に散らかりがちになっていました。帰ってきて散乱したスリッパを見てモヤモヤ……。
収納場所を定めていなかったことに気がつき、滅多に使わないお客様用スリッパを収めていた玄関スペースにカゴを設置しました。外からドアを開けたときに目につかないスペースなので、見た目にもスッキリ。出かけるときもカゴに「入れるだけ」なので楽チンです。
さらにスリッパを履き慣れない私たちは、部屋のどこかで脱ぎっぱなしにしてしまうこともありましたが、お互いイラッとせず、カゴに戻せば良いので小さなストレスも減りました。
出しっぱなし収納についてはこちらも参考に
・布団の収納不足問題は出しっぱなしで解決?! クッションになる収納ケースで布団を有効活用
・料理が苦手だから出しやすさ重視!全部で7個の鍋・フライパンは平置き&出しっぱなし収納
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 金田友美
ブログ : it’s cozyわたしのすきなくらしかた