「備えなきゃ」とわかっていても面倒な人のための防災リュックのつくり方

おはようございます。
ライフオーガナイザーの佐藤美香です。

防災リュックが必要だと思いながらも、なかなか準備できないでいました。ところが、「何が自分にとってハードルになっているのか?」を考えてみたところ、1つ1つの対処法が見つかり、行動にうつしやすくなりました。

防災リュックをつくるまでに、やったことをご紹介します。

「備えなきゃ」とわかっていても面倒な人のための防災リュックのつくり方

■「できないのはなぜ?」原因を考えてみる

最初に、なぜ、行動にうつせないのか原因を具体的に洗い出してみました。

①高いものだと2万円近いものもある。家族全員分を揃えようと思うと、つい後回しにしてしまう。
②販売されているものの種類が多すぎて、探している時点で気持ちが萎える。
③玄関に置きたいが、家族分の靴やアウターを収納するので精一杯。新たなスペースを設ける余裕がない。

「備えなきゃ」とわかっていても面倒な人のための防災リュックのつくり方

いざ原因を洗い出してみると、ただただ大変そう・面倒くさいと思っていたことも、案外どうにかなる気がしてきました。

■「できることから、やる!」自分のラクを優先する

①~③の内容を見てみると、一気に解決することはできないものの、すぐできることも見つかりました。「できること」に目を向けると、気持ち的なハードルがグッと下がって、行動に移しやすくなりました。具体的にやったことは、以下のとおりです。

①子どもたちが使わなくなったリュックを利用する
もともとリメイクや、ものを有効活用することが大好物。好みでない防災リュックを新たに購入するよりも、長女や次女が通学に使っていたリュックを再利用したほうが、テンションが上がります。

「備えなきゃ」とわかっていても面倒な人のための防災リュックのつくり方

ほつれを直して、防災リュックとして使うことにしました。暗い場所でも目立つように、100均で購入した反射用テープを縫い付けてできあがり。

「備えなきゃ」とわかっていても面倒な人のための防災リュックのつくり方

②家にあるものから、リュックに詰めていく
市販の防災リュックは種類が多すぎて、中身を比較・検討しようと思うと、その時点で気持ちが萎えてしまいます。そこで、まずは家にあって使えそうなものを、リュックに入れていくことにしました。

「備えなきゃ」とわかっていても面倒な人のための防災リュックのつくり方

年度末などに学校から持ち帰ってくる備蓄品をそのままリュックに。また入れたいものができたら、その都度入れていく。この方法では、足りないものが出るかもしれません。けれども、「何もやらないよりはイイ」と割りきったら、気分がラクになり、進めやすくなりました。

③それぞれの寝室に置く
防災リュックは、玄関に置くものと思い込んでいましたが、よくよく考えると、狭い玄関に5人分置いたところで、渋滞して逃げられない……。

「備えなきゃ」とわかっていても面倒な人のための防災リュックのつくり方

別々の部屋で寝ている長女や次女は、有事の際には、とにかくすぐに逃げてほしい。「これだけ、持って行けば何とかなる」、そんな安心材料として、寝室に置くことにしました。

■続けるための仕組みをセットにする

下着のように定期的に買い替えるものは、そのストックを入れることにしました。この方法だと、セール品などで揃えやすく、定期的に見直しすることもできます。

「備えなきゃ」とわかっていても面倒な人のための防災リュックのつくり方

また、家族とはぐれたときのために、家族写真を入れています。この写真も、家族で記念写真を撮る度に差し替えるようにしていれば、こまめな中身の見直しにもつながります。

やっと準備し始めた防災リュック。一度作ったら終わりではないですね。暮らしの変化や子どもの成長に合わせて、工夫しながら、わが家らしいものにしていきたいです。

防災のストックについては、こちらの記事も参考に:
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ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:愛家

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