おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
文房具って、ひとつひとつは小さなものだから、気づくと数が増えすぎてしまったり、あちこちに置いて行方不明になってしまったりしがちですよね。
片づけのプロたちは、自宅で文具類をどのように管理しているのでしょうか。これまでによく読まれた過去記事のなかから、ライフオーガナイザー8人の収納の工夫をまとめました。
目次
■ 多すぎる文房具、どう片づける?
– – – 5分でちゃちゃっと片づける事例
「無印良品」の「ポリプロピレンケース・引出式」に収めた文房具が「最近、ちょっと使いづらくなってきたな」と感じていたという、広島県在住のライフオーガナイザー、橋本裕子さん。ご自身が実践する文房具のオーガナイズ方法を紹介してくれました。
オーガナイズの手順は、「1. 収納を見直す場所を特定する」「2. 片づけたい場所の中身を全部出す」「3.アイテムごとに分ける」「4. アイテムを分類する」「5. 収納スペースに収める」の5ステップ。小さな引き出しひとつ、5分でできる簡単オーガナイズです。
橋本さんの記事はこちらから:
>>>5分でできる! 引き出しひとつから始める収納の見直し5ステップ【文房具編】
– – – 30分でしっかり片づける事例
元ライターの東風平美穂さんは、ダイニングテーブルに付属している浅い引き出しに文房具を収納しているそうです。「ものを入れすぎて開けづらくなっていたので、思い切って引き出し丸ごと片づけることにしました。文房具なら量も多くないので、ちょっとした空き時間に見直せますよ」
東風平さんのオーガナイズの手順は、「ものを出して、引き出しを拭く(2分)」「カテゴリーに沿って分ける(17分)」「処分・移動(2分)」「引き出し内に収める(5分)」と、トータル26分で完了。「始めてみるとあっという間にできました」
東風平さんの記事はこちらから:
>>>30分以内でできる!入れすぎて開かなくなった引き出しの文房具の片づけ
– – – 5年かけてじっくり片づける事例
“元・片づけベタ”を自称する、副編集長の会田麻実子さん。「文房具についても、絵に描いたような片づけベタ時代を経て、ストレスなく使える収納方法に至りました。下の画像は、ライフオーガナイザー2級認定講座を受講し、自宅のオーガナイズを少しずつ始めた、2011年3月頃のものです」
その後、約5年のあいだに4回、文房具の収納スペースを見直したという会田さん。2015年8月以降は下の画像のように、快適に出し入れできるスタイルに落ち着いたそうです。
「時間はかかりましたが、ゆっくり変化することで無理なくリバウンドなく、暮らしにあった仕組みを考えられたように思います」
過去4回の見直しの詳細はこちらから:
>>>片づけベタ→片づけのプロへ! 文房具収納はどう変わった?
■ 自分に合った文房具の収納方法は?
– – – 「簡単に戻せる」を重視した収納
ライターの中矢くみこさんは、普段からよく使う文房具や仕事で使うものなどを、ダイニングテーブル横の壁面収納に集約しているそうです。「片づけをついつい後回しにしがちな私にとっては、『いかに簡単に戻せるか』が収納を考えるときの重要ポイントでした」
「片づけるときは、片手でぽんと放り込むのがいちばん簡単。棚板と棚板の間隔をあえて広くとって、ボックスの上に手が入るくらいのゆとりをもたせています」
中矢さんの記事はこちらから:
>>>頑張らなくても片づいてしまう楽ちん文房具収納!ポイントは余白でした
– – – 子どもが自分で管理できる収納
香川県在住の植松あかねさんは「子ども自身がしまいやすく、探しやすいこと」を重視した収納方法を採用しているそうです。テープや鉛筆などの細々したものは、「無印良品」の「ポリプロピレン小物収納ボックス」に収納。折り紙やお手紙セットなどの、折れたり曲がったりしやすいものはA4サイズのプラスチックケースに収納しています。
「どちらにも共通しているのは“半透明で中が見える”“本人が探しやすいラベルがついている”ということ。ラベリングは、本人が探しやすいキーワードにしているのもポイントです」
植松さんの記事はこちらから:
>>>子どもの文房具は“ざっくりケース”と“見やすいラベル”で収納する
– – – クリアケースに4分類で収納
以前は、「セリア」で購入した「A5引き出しラック」と「A5引き出しボックス」に、家族で使う文房具を収納していたというライターの三瓶 ちゆきさん。「使い勝手は悪くなかったのですが、引き出しタイプは雑に入れると引っかかったり、重ねたラックが外れてしまったりすることもあり、収納方法を見直すことにしました」
新たな収納では、接着剤・カッター・ペン・その他の4種類に分けた文具をそれぞれ「セリア」の「クリアケース スリム」に入れることに。はさみなど、特に使用頻度の高いアイテムはあえてケースに入れず、棚に直接置くだけにしたそうです。
「あえてケースの上に余裕を持たせることで、中に入っているものがわかりやすく、取り出しやすくなりました」
三瓶さんの記事はこちらから:
>>>文具の収納は置くだけ・放り込むだけ! 片づけ苦手な家族にもできたシンプル収納法
■ 予備の文房具、どう保管する?
– – – 家族みんなで使う文具のストック
ライターの三瓶さんは、普段使っている文房具だけでなく、ストックも「セリア」の「クリアケース スリム」に入れて保管しているそうです。「透明でコンパクトなケースなら、何が入っているか一目瞭然! とはいえ、ケースいっぱいに詰め込んでしまうと、何がどれだけ入っているかがわかりづらくなってしまいます。わが家では、1つのケースに入れるのは2種類までと決めています」
「このケースは積み重ねることができるので、狭いスペースでもたくさんストックできるのが嬉しいですね」
三瓶さんの記事はこちらから:
>>>文具ストックは「セリア」の「クリアケース」で一括管理。ひと目でわかる収納で管理を楽に
– – – 小学生の使う文具のストック
元ライターの森麻紀さんは、小学生の娘さんの文具ストックを「ノート」と「それ以外」に分けて管理しているそうです。「ノートのストックは、『DAISO』の『吊り下げシャツ収納』に入れています。ノートがなくなったときにすぐ取り出せるよう、教科書などを置いているスチールラックの横に引っかけています」
ノート以外の、鉛筆や消しゴムといったストックは学習机の引き出しではなく、「mon・o・tone」の「A4ブック型ケース(ホワイト)」に収納。
「以前は机の引き出しに入れていましたが、そうすると細かいもので見た目もごちゃごちゃ。スペースにもゆとりがなく、使い勝手が悪くなっていたため、分けて管理することにしました」
森さんの記事はこちらから:
>>>吊り下げシャツ収納やブック型ケースが大活躍!子どもと大人の文具ストック収納法
– – – 中高生の使う文具のストック
勉強や部活に忙しい中学生、高校生の子どもたちの文具はまとめて購入し、タンスの引き出し1つに収納しているというライターの水谷のぶこさん。「最初は、私が引き出しから渡していました。そのうち子どもたちも、引き出しにまとめ買いしてあることを知り、各自が引き出しから取るようになりました」。ここで水谷さんに疑問が湧いてきます。
「『お母さんがすべて用意してくれる』と思ったり、お小遣いを渡しているのに、なんでも買い与えているようになってはいないかと気になってきたのです」。考えた末、引き出しを“文房具屋さん”にして、そこから買い物する「おうちで文房具屋さん」方式を採用することに。「代金は缶の中に入れるようにして、貯まったお金は、ストックを補充する費用に充てるようにしました」
水谷さんの記事はこちらから:
>>>買う時間がない! 忙しい中高生の文房具は「おうちで文房具屋さん」方式でストックして親も子も安心
日々さまざまな場所、さまざまな目的で使う文房具。家族みんなが管理しやすい収納方法を採用できれば、片づけの負担や探し物の時間を減らすことができそうですね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に