おはようございます。
ライフオーガナイザーの浦中礼子です。
わが家は元転勤族で、夫の転職を機に、約3年前に今のアパートに引っ越してきました。現在の家の間取りは、2LDK(約55㎡)と狭く、家族の服を入れられるクローゼットは1カ所のみ。
そこで試したのが、部屋の半分をファミリークローゼットのように使うことでした。
■クローゼットだけでは収納が足りない!?
わが家のクローゼットは、間取り図の左下、6畳の洋室にあります。大きさは、幅160×高さ240×奥行き80cmと大きめですが、上段と下段にきっちり別れた作りになっています。
ここがわが家でいちばん大きな収納場所のため、さまざまなもの(ひな人形やミシン、ポータブル電源や家族の思い出の品など)を収める必要もありました。そうなると、家族3人分の衣類をここに収めるにはスペースが足りないし、そもそもハンガーにかけて収納したいスーツや制服が入らないという困った状況でした。
そこで、使用頻度の高い夫のスーツと子どもの制服を2つのハンガーラックにかけて収納し、クローゼットには3人分の普段着を収めることにしました。
■使い回せる家具を置いて、部屋半分を収納スペースに
まず、夫用として、「無印良品」の「ステンレスユニットシェルフ・オーク材棚セット・ワイド・大」に、オプションパーツの「ワードローブバー」を取りつけて使うことにしました。ここには、スーツ類やネクタイ、ベルトやバッグといった物を集めて、夫専用のスペースとしています。
子ども用には、「ニトリ」の「A型ハンガーラック(スウィンホワイト)」を購入しました。こちらを選んだのは、ラックの下部分に棚がついていて、ランドセルや体操服などの学用品を置くことができるから。さらに、シンプルで飽きのこないデザインなので、子どもが成長してからも使い回すことができそうだと思ったからです。
このラックには、子どもの制服のほかに、ハンカチや靴下など、登校に必要なものを集めたので、子ども専用のスペースになりました。
メインのクローゼットは、上段に強力突っ張り棒を渡してハンガーパイプを自作し、私のものを中心に、ハンガーで収納したい服をかけました。下段には、衣装ケースを1人につき3段用意して、畳んで収納したい衣類を入れています。こちらのクローゼットについては、次回、詳しくご紹介する予定です。
こうして、3つの収納スペースを部屋半分にまとめたことで、その部分をファミリークローゼットのように使えるようになりました。
■専用スペースができたことで、ものの管理がしやすくなった
家族3人それぞれの専用スペースができたので、今までいろんな場所に散らばっていた家族のものが、ここに集められることに。すると、各自で自分のものを管理しやすくなり、「朝の支度もスムーズにできるようになった」と家族から喜ばれることにもなりました
はじめは、「クローゼットだけでは衣類の収納が足りない!」というネガティブな面から思いついた方法ですが、結果としては、家族3人の専用スペースが生まれて、それぞれのものが管理しやすくなるという、思った以上のものになりました。
次回は、奥行きが80cmあるクローゼットを、すみずみまで使いつくす3つの工夫について、お伝えしたいと思います。
>>>「奥行き80cmの押入れ風クローゼット」をしっかり使いつくす3つの工夫
狭いクローゼットの工夫についてはこちらにも:
・管理できているからOK? 実は不便なクローゼットを快適空間へ変える本当の“見直し”とは?
・衣類の出し入れがしにくいクローゼットの悩みは、“動線の見直し”で解決!
・狭いウォークインクローゼット、“脱・●●収納”で使い心地アップ
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ライフオーガナイザー 浦中礼子
ブログ: シンプルで豊かな暮らし~Create a simple life~