おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
収納用品は必ずしも“買うもの”ではありませんよね。家にある空き箱、空き袋を使ってみたら、ゼロ円で片づけ収納が快適になったというライフオーガナイザー7人のアイデアをまとめました。
目次
■ 開け方を工夫するだけ!
無料の収納1) ジッパーバッグの箱上部をカット
ジッパーつきストックバッグを愛用しているという、元ライターの原田ひろみさん。けれども、「収納スペースから箱を取り出す→箱を横にして持つ→ストックバッグを引っぱり出すという、3つの動作をするのが面倒で……」。箱の上部をハサミでカットし、立てて収納することで、1枚ずつ取り出しやすくなったそうです。
原田ひろみさんのアイデアはこちらから:
>>>チャックつき袋を取り出しやすく収納。キッチンのデッドスペースをとことん使い切る!
無料の収納2) 商品の袋を”切り口”どおりに開封しない
元ライターの岩崎 梢さんは、パスタやうどんなどの長い乾麺の袋、ちくわやえのきだけなど長さのある食品の場合、「横に切ってしまいがちな袋を、縦長に切って開ける」そうです。「袋の端を縦方向に切ると取り出しやすいし、使い残しがあるときには、袋をくるっと丸めて輪ゴムで止めると簡単に保存できます」
また、「収納する場所に合わせて切る」ことで、ものの出し入れがラクになることもあるのだとか。「たとえば、この排水溝の水切りネットは裏側にフラップ式の開け口がありましたが、収納場所に合わせて横向きにしてから、7、8cmほどの引き出し口を作ることで、一枚ずつ引き上げられるようにしています」
岩崎 梢さんのアイデアはこちらから:
>>>「切り口」どおりに開封しない!使いきれないものを保存しやすい袋の開け方とは
■ 牛乳パックを切って折るだけ!
無料の収納3) キッチンの引き出しを細かく仕切る
ちょうどいい収納用品が見つからないときは「牛乳パックが、やっぱり便利」というのは、ライターの中矢くみこさん。3本の包丁を引き出しに収納するため、キッチントレーに牛乳パックでつくった仕切りを組み合わせ、“簡易包丁ホルダー”にしています(下の画像、手前側)
深い引き出しに入れたシャンパングラスは、引き出すたびに揺れて割れてしまいそうでした。「それを防ぐために、試しに牛乳パックに入れてみると、安定感がでて、緩衝材代わりとしてもいい感じになりました」
中矢くみこさんのアイデアはこちらから:
>>>キッチンや冷蔵庫でシンデレラフィット!牛乳パックを収納グッズとして使う方法
無料の収納4) 引き出しに入れた子ども服を仕切る
元ライターの服部美亜さんは、子ども服を収納している引き出しを開け閉めするたびに“中身”が動いてしまうのが悩みのタネだったそうです。今ちょうどいいサイズの収納用品を取り入れても、子ども服のサイズが変わったら使えなくなってしまいます。そこで、「牛乳パックの手作り仕切りを試してみたら、予想以上に使い勝手が良いことに驚きました」
「仕切りを作るのに必要な材料は、牛乳パックは2つだけ。まず、注ぎ口の三角部分を切り取り、ハサミで切り開きます。同じものを2つ重ねて、仕切りたい場所のサイズに合わせ、ホッチキスで留めれば完成(詳しくは服部さんの記事で)。しまうモノや収納ケースのサイズが変わっても、すぐ対応できるのが本当に便利ですよ」
服部美亜さんのアイデアはこちらから:
>>>コスパも使い勝手も抜群にいい!『牛乳パック仕切り』の作り方
■ 空き箱を再利用するだけ!
無料の収納5) ティッシュの箱が●●にフィット
「収納しづらく困っていたものが、半分にカットした“ティッシュボックスの空き箱”にちょうど良く収まって、快適に使っています」という、ライターのあさおか まみさん。「たとえば、年賀状などのはがき類や、三角形のコーヒーフィルター(2人用)など、ティッシュボックスにぴったり収まりますよ」
あさおか まみさんのアイデアはこちらから:
>>>意外なものとフィットする!“ティッシュボックスの空き箱”の収納活用例
無料の収納6) 小箱を組み合わせてカスタマイズ
ライフオーガナイザーであり、カルトナージュ講師でもある岩崎 梢さん。箱好きゆえにためこまず、常に「使う」ことを意識して、収納内で仕切りや仕分けに利用しているそうです。「キッチンの引き出しに細長い箱をたくさん並べ、カトラリーを収納しています。引き出し内で箱がずれないよう、隙間にメラミンスポンジを詰めました」
「別の引き出しでは、中国茶に関するものだけを木箱にまとめたら、使うときに取り出しやすくなりました。収納は、使い方や暮らし方が変わるたびに見直しをするもの。そのたびに収納用品を買い替えるのではなく、いま家にあるもので工夫しようと心がけています。そんなとき、手持ちの収納用品に加えて、空き箱が便利なのです」
岩崎 梢さんのアイデアはこちらから:
>>>空き箱はためこまずに再利用しよう!家中あちこちで収納に使えます
>>>ぴったりサイズのあれが欲しい!を叶える、大人の工作カルトナージュ
無料の収納7) 用途別に食品の空き容器を使い分ける
家にある“食品の空き容器”を収納グッズとして再利用している、ライターの南方佐知子さん。「たとえば、海苔の容器は透明で中身が一目瞭然。間口が広めなので手が入りやすく、蓋を外して使うと、ワンアクションで出し入れできます。わが家ではキャンディーチーズやゼリー、クリームチーズなどを海苔の空き容器に入れ、子どもでも取り出しやすい冷蔵庫のポケットを定位置にしています」
「毎週購入しているヨーグルトの容器は、集めやすいので、収納グッズとしてすぐに使えます。形状が上に向かってやや広がっているので、上から手を入れる場所に使うと取り出しやすいのです。洗面台では、メラミンスポンジを2つの容器を使って収納しています。私がよく購入する一袋分のメラミンスポンジがすべて入ります」
南方佐知子さんのアイデアはこちらから:
>>>収納グッズとして使える!3つの“空き容器”で片づけのハードルを下げよう
■ 紙袋を使い回すだけ!
無料の収納9) 収納ボックスを簡易的に仕切る
車で帰省する際、旅行かばんを使わずに収納ボックスを活用しているという原田ひろみさん。「収納ボックスは一人1つずつ。中には、紙袋を使って簡易に仕切り、衣類をアイテム別に入れています。子どもでも、パッと見ただけでどこに何が入っているかがわかりますよ」
原田ひろみさんのアイデアはこちらから:
車での帰省は収納ボックスを使います。荷物管理も楽になる仕組みとは?
無料の収納9) 汚れたら、そのまま捨てられる
捨てるのが苦手で、「以前はダンボール一箱ほども、紙袋を溜めてしまったこともありました」という、副編集長の会田麻実子さん。積極的に使うことで、無理なく循環させられるようになったそうです。たとえば、厚手の紙袋は冷蔵庫の仕切りとして活用。「汚れやすいや野菜室は定期的に掃除が必要な場所ですが、野菜を紙袋に入れておけば、袋を交換するだけですみます」
薄手の紙袋は、クローゼットのゴミ箱に。「小さくて軽いゴミが多い場所なので、薄い紙袋が重宝します。紙袋は持ち手があるので持ち上げやすく、いっぱいになったら捨てればいいかラク。ゴミ箱をわざわざ用意しなくても、紙袋で十分です」
会田麻実子さんのアイデアはこちらから:
>>>捨てられない紙袋。無理せず手放せる活用法を教えます!
自分のニーズにぴったり合った収納が、ここまでカンタンに、しかもゼロ円で実現できるなんて驚きですよね。わが家にも、知らぬ間に自宅にたまった空き箱、空き容器が大量にあります……。アイデアを参考に、わたしもゼロ円収納に挑戦してみたくなりました。
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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に