毎日大量に配られる小学校のプリント!片づけのプロ8人はどうしてる?【入学準備まとめ】

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

世の中、これほどデジタル化が進んでいるのに、いまだに学校からのお知らせは「紙」が主流……。この春、お子さんが小学校に入学するご家庭では、「紙の洗礼」に戦々恐々とされているかもしれませんね。

今回は、片づけのプロ8人に、子どもが小学生時代に実践していたプリント管理の極意?!を聞いてみました。

■ すぐ捨てられないプリントはどこに置く?

● 入学後に必要だと気づいた「おわったプリント入れ」

元ライターの前田梨絵さんは、あらかじめランドセルと教科書の置き場所は決めておいたものの、小学校入学後に「紙類があふれて困った!」そうです。

「とくに、もう必要のない“終わったプリント”の置き場所がないせいで、散らかりやすいことに気づきました。そこで、子どもの教科書などを入れている場所のすぐ下に、終わったプリントや学校からの保管不要なお手紙など、用の済んだものを見たときにすぐに入れられる、“おわったプリント入れ”を作ったんです」

【小学校入学準備】ランドセルや教科書の置き場所の次に作っておきたい“おわったプリント入れ”

「大きくてフタがないので、当分の間は次から次へと入れることができ、これが効果てき面! 紙類の流れをせき止めない“出口”を作ったことで、紙類があふれなくなりました」

前田さんの記事はこちらから:
>>>【小学校入学準備】ランドセルや教科書の置き場所の次に作っておきたい“おわったプリント入れ”

● 兄妹別に「公文」「学校」「家」「塾」用ボックス

保護者宛のおたより以外の紙類は、学習スペースのシェルフ(「無印良品」の「スタッキングシェルフ」)に一時置き場をつくって入れていたというのは、元ライターの手塚千聡さん。

「プリントボックスは、息子用4箱、娘用3箱の合計7箱。『くもん』『学校』『家で書いたもの』が各自1個ずつ、息子にはさらに『塾』用1個があります。幼稚園のときは『くもん』と『その他』の2箱でした。小学校に上がり『学校』用をつくり、塾を始めてさらにもう1箱増やしました」

【リビング学習】散らかる子どものプリントは、みんなにわかるボックス収納で解決!

「あまり細かく分けると、どこに入れるんだっけ?と迷います。逆に分けなさすぎると、目的のものを探すのに時間がかかってしまいます。わが家の場合、このくらいの分け方が、ほどいい分類でした」

手塚さんの記事はこちらから:
>>>【リビング学習】散らかる子どものプリントは、みんなにわかるボックス収納で解決!

● 兄弟で「とりあえず1年保管するプリント」箱を共有

「学校から家に持ち帰ってくるプリントは、だいたい5種類に分けられます」というのは、元ライターの中村佳子さん。その5種類とは、

  1. 親に渡す手紙
  2. 宿題などまた学校に持っていくプリント
  3. 学校からもらったファイルにとじる、行先の決まっているプリント
  4. 捨てていいか不安だからとりあえず1年は置いておきたいプリント
  5. 捨てるプリント

「ポイントは、『捨てていいか不安だからとりあえず1年は置いておきたいプリント』の定位置を作ること。この場所がないと行先がない(先の前者3つに当てはまらない)プリントは、『捨てる』という選択肢しかなくて、でも捨てるのは不安だからなーと迷っている内に、プリントがどんどん溜まっていくというループになってしまうのです」

ランドセルの底のぐしゃぐしゃプリント撃退!1アクションで子どもも“できる”プリント管理

「わが家は100円ショップ『セリア』の紙製ボックスを使っていました。このボックスに1年分の処分を迷ったプリントを入れていくだけ。教科も関係ないし、わが家は兄弟2人で1つのボックスです」

中村さんの記事はこちらから:
>>>ランドセルの底のぐしゃぐしゃプリント撃退!1アクションで子どもも“できる”プリント管理

■ よく見返すプリントはどこに貼る?

● 「スキットマン冷蔵庫ピタッとファイル」を採用

ライターの三瓶 ちゆきさんは、家族がよく見る学校のスケジュールや給食の献立表、習い事のスケジュールなどを冷蔵庫に貼っていたそうです。「冷蔵庫を開け閉めする際、はりつけたプリントがパラパラ落ちてくるのがストレスで、『スキットマン冷蔵庫ピタッとファイル(見開きポケットタイプ)』を使い始めました」

「冷蔵庫ピタッとファイル」でプリントだらけの冷蔵庫がすっきり!管理もラクにする工夫

「裏側がマグネットになっていて、ファイルごと冷蔵庫にピタッとつけることができるんです。見た目はコンパクトながら、A4サイズのポケットが8つ、A4用紙が約20枚入るマチ付ポケット、小さなクーポンやはがきなどが入るポケットにペンホルダーなど、見た目以上の収納力! おかげで冷蔵庫周りにはりつけていたさまざまな書類を、まとめてすっきり保管できるようになりました」

三瓶さんの記事はこちらから:
>>>「冷蔵庫ピタッとファイル」でプリントだらけの冷蔵庫がすっきり!管理もラクにする工夫

● キッチン側面にマグネットがくっつく黒板をDIY

ライターの南方佐知子さんは、子どもが持ち帰るプリントをペニンシュラキッチンの側面に貼り付けていたそうです。「ここにマグネットのつく黒板があると、ストレスなくプリントを貼ることができるし、絵を描くのが好きな娘にも喜んでもらえる!と思い立ち、数年前に黒板をDIYしました」

デッドスペースを使って黒板DIY! 迷子になりやすい子どものプリントが大集合!

「家族で共有したい、子どもの予定プリントを貼るのにピッタリです。ある程度面積があるので、学校からよく持ち帰るB4のプリント類なら4枚程度貼ることができます。リビングからは死角になっているので、プリントをたくさん貼ったゴチャゴチャが見えにくいのも、嬉しい点です」

南方さんの記事はこちらから:
>>>デッドスペースを使って黒板DIY! 迷子になりやすい子どものプリントが大集合!

● スチール定規を使ってマグネット掲示板を超簡単DIY

「学校から持ち帰るプリントは、ホワイトボードやコルクボードに貼っていました。ついついたくさん貼ってしまいがちで、そうなるとゴチャついて見づらく、見た目もイマイチ」。そう悩んでいた元ライターの濱名愛さんが参考にしたのが、こちらの記事。
>>>マグネット収納がここにあったら!を叶える、簡単にマグネットがつけられる3つの方法

「キッチンカウンターの裏に『DAISO』のスチール定規を両面テープで貼り付け、プリント掲示板コーナーを作りました。そこにプリントや書類をマグネットでとめています」

DAISOスチール定規でスッキリ! 3分で完成する学校プリント掲示コーナー

「掲示板コーナーは、リビング・ダイニングからよく見える場所。子ども自身も予定や持参物、提出物を確認しやすいので、私たち家族にとっては、このコーナーは絶対欠かせないと感じています」

濱名さんの記事はこちらから:
>>>DAISOスチール定規でスッキリ! 3分で完成する学校プリント掲示コーナー

■ プリントをどうやってファイリングする?

● 兄弟3人、ひとり1冊のファイルに時系列で管理

学校から持ち帰るプリントは「ファイルに綴じる派」というのは、ライターの瀬川歩さん。「3人の子どもに、ひとり1冊ずつ『デルフォニックス』のファイルを用意しています。必要なプリントは、子どもたちそれぞれのファイルに配布された順番に上から綴じ、不要なプリントはそのまま紙ごみ専用のゴミ箱へ」

学校のプリントは【ファイルに綴じていくだけ】時系列なファイルで管理が簡単に!

「学校から月の初めに配られる1カ月の予定表や給食の献立、毎週末に配られる次週の予定などは、新しいプリントが配られたときに差し替えます。差し替えるときに不要かどうか迷うときは、一旦ファイルにそのまま残します。進級、進学のタイミングでファイル全体を見返し、不要な書類は手放すようにしています」

瀬川さんの記事はこちらから:
>>>学校のプリントは【ファイルに綴じていくだけ】時系列なファイルで管理が簡単に!

● 残したい“頑張った記録”だけを100均ファイルに

よく見返すプリントはDIYした黒板に掲示している南方さんですが、残しておきたい紙類は100均で買えるドキュメントファイルに保管しているそうです。

「6年間分を収納したいので、ポケットが6つあるものを選んでいます。ポケットについているタグの部分に、それぞれ1〜6までの数字をラベリングします。私は、見た目をスッキリとさせたかったので、透明のテプラを使用しました」

100均のドキュメントファイルで、6年間の記録プリントをひとまとめ!

「ファイルに入れるのは、残しておきたい“頑張った記録”。通知表や身体測定の結果、学力調査のテスト、運動会や学習発表会のプログラム、賞状、体力測定などの記録を、私の中で“頑張った証の記録”と分類して、ドキュメントファイルに残すようにしています」

南方さんの記事はこちらから:
>>>100均のドキュメントファイルで、6年間の記録プリントをひとまとめ!

■ 溜まったプリントはいつ、どうやって整理する?

「一時置きしておいたプリントを整理するタイミングは、人それぞれ」というのは、4人の子どもと暮らすライターの中矢くみこさん。「長期休みを目安に『見直ししない?』と声をかけますが、やるかやらないかのタイミングは子どもたちに任せています」

プリントを整理する際、分類の基準となるキーワードは、

  1. 必要なもの
  2. もう要らないもの
  3. 迷う・判断がわからないもの
  4. 大切で長く残したいもの(宝物)

「この表現にこだわらず、子どもがわかりやすい表現に言い換えるなど、臨機応変に進めています。たとえば、初めて見直しをした双子の息子たち(当時小1)の一人は、『あとでみたい』『もういらない』『わからない』『とっておく』というキーワードで分けていました」

小学生4人のプリント整理。どんなプリントを保管する?いつ処分する?はこんなに違う

「二人目は『いらない』『のこす』『どうするか迷う』。『どうするか迷う』は、さらに『宝物』と『チラシ』に分類」

小学生4人のプリント整理。どんなプリントを保管する?いつ処分する?はこんなに違う

「3年生の娘は、『いらない』『のこす』『宝物』『(行きたいイベントの)チラシ』」

小学生4人のプリント整理。どんなプリントを保管する?いつ処分する?はこんなに違う

「下の写真は、このときは見直しを見送った小6の長男のプリント保管ボックス。見直すときのキーワードは、『期限切れか?』『そうじゃないか?』のほぼ2択になります。期限切れかどうかは判断がしやすいので、量は多くてもスピーディーに進められるんですよ」

小学生4人のプリント整理。どんなプリントを保管する?いつ処分する?はこんなに違う

中矢さんの記事はこちらから:
>>>小学生4人のプリント整理。どんなプリントを保管する?いつ処分する?はこんなに違う

***

日々、大量の紙の整理に追われないためにも(心穏やかに子どもの成長を見守るためにも!)、プリントを保管する場所と方法、整理するタイミングまで考えておくことが大切なんですね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に

メンバー紹介
手放し先リスト
学習スペース