おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
一戸建てはマンションよりも収納スペースが広めに作られているケースが多いですが、スペースが広ければ片づくわけでもないのが片づけの難しいところ。
今回は、戸建て住まいさんが収納に悩む場所のひとつ、階段下収納についての記事をまとめてご紹介します。片づけのプロは階段下にどんなものをどのように収納しているのでしょうか。
目次
■見渡せる空間を取ってこまかいもののストック場所に
元ライター原田ひろみさんは、階段下収納を日用品などのストックを収納する場所として活用していました。広い場所にこまごましたものを収納するとごちゃついて難易度が高そうですが、何かコツはあるんでしょうか。
「収納スペースの奥行きが82cmに対して、棚板の奥行きは、30cm。手前部分はあえて空間をあけ、扉を開けると収めているものが、見渡せる状態にしています」
「どうしても空間があるとモノを詰め込んでしまいたくなってしまいますが、使いづらい場所はフル活用するより、出し入れがしやすいことを優先するほうが暮らしやすさに繋がります」
原田さんの記事はこちらから:
>>>使いづらい階段下収納は、フル活用より出し入れしやすいことを優先するのがコツ
■ダイニングで使う仕事道具をワゴンに乗せてスタンバイ
ライター大和恵子さんが階段下に収納しているのはワゴン。ダイニングを仕事スペースにしている大和さん。ワゴン2台にパソコンや資料、プリンターなど仕事に必要なものを収納しています。
「ふだんは、プリンターを収納したワゴンのみダイニングに出すことが多いです。仕事やZoomが終われば、ワゴンはササっと階段下収納に収納します」
「ワゴン収納と収納庫への移動で毎回リセットしているので、心配した周辺の散らかりもなく、逆に整った感じです。プリンターが、家族がすぐに使える場所にあることも好評です」
大和さんの記事はこちらから:
>>>ダイニングをワークスペースに! ワゴンの利用&階段下収納へ移動でスッキリ片づけ
■箱買い飲物が片づかない原因→オープンラックで見える化
「飲み物をケースで買っては床に置いてしまうことが、(階段下収納が)片づかない原因だと気がつきました」と話すのは、元ライターの柴田敦子さん。
普段ならいきなり収納用品を買うことはない柴田さんですが、問題を解決すべく「無印良品」の「ポリプロピレン収納ラック」を買い足し。「階段下収納は、扉がついており、閉めてしまえば見えません。そのため、収納用品を選ぶときは、見た目より使い勝手とコスパを重視しました」
「少し面倒ですが、飲み物類は段ボールから出して収納することで一目瞭然!買いすぎ、買い忘れが減りました」
柴田さんの記事はこちらから:
>>>【階段下収納】無印良品のオープン型ラックで“見える化”すると使いやすい
■スーツケース、季節寝具……使用頻度低いものは奥へ
元ライター濱名愛さんは「階段下収納は、奥行きが大きすぎる、変形、階段下という三重苦の収納」と言います。収納スペースの半分以上が使いにくいエリアと感じていたそうですが、その使いにくいエリアには何を入れているのでしょうか。
「あまり使わない特大スーツケース3つを入れて、冬用のかさばるシーツ類、ベッドカバー類、冬物衣類を入れています。その上には、小型スーツケース、ケース入りタイヤチェーンを1つ置いています。モノを重ねると取り出すのが大変になりますが、これくらいなら、出し入れの頻度も年に数回なので、気になりません」
「以前は、いちばん低い右奥のエリアに、高さに合わせた引き出し収納を並べたこともありました。すると、奥に入り込んでモノを取る最中に、うっかり立ち上がって頭を打つことが多発。自分のせいなのに毎回イラっとしたので(笑)、できるだけ奥に入らずに使えるように工夫しました」
濱名さんの記事はこちらから:
>>>使いづらい階段下収納は、使いやすさの度合いでエリアを区切って収納方法を変える!
■実録!片づけのプロの階段下収納ビフォーアフター
元ライターの瀬川歩さんは、階段下収納内で起こったちょっとしたきっかけから片づかなくなった経験を紹介してくれました。
「置く場所がなくなったティッシュペーパーたちは床に積み上げられ、その上には宅配の段ボールが積み上がっていきました。危ないので、今度は扉の外に段ボールが積み重なりました。仕組みがくずれると、あっという間に片づかなくなります」
仕組みを見直すために現状の不満をすべて書き出すことから始めた瀬川さん。家族にも使いにくいところをヒアリングしたそう。前後編からなる瀬川家の階段下収納ビフォーアフター、必見です。
瀬川さんの記事はこちらから:
>>>シンデレラフィットが壊れた! 階段下収納を自由に動かせる仕組みに変える(前編)
>>>シンデレラフィットが壊れた!階段下収納を自由に動かせる仕組みに変える(後編)
■出し入れしにくい場所ほど『キャスター付き収納』に
最後は、過去に開催された読者のお悩みに答える特別企画「教えて!ライフオーガナイザー第2弾」から、階段下収納の回をご紹介。
ライターの和田さや子さんは「奥行きが深くて、棚も何もない階段下収納は使いにくくて当たり前。しかも斜めなので、スペースに合わせた収納用品を選ぶのは難しいですよね」と話します。
和田さんの提案は「キャスター付き収納」。「真ん中は背が低いので、収納ラックごと引き出せるようキャスター付きを選びました。(中略)いちばん右の低い場所は、押し入れなどに使うキャスター付きの台がいいと思います」
扉付き収納は扉を開けたときのデッドスペースも要注意。「いちばん低くて、折れ戸の陰になってしまう場所は、さすがにあきらめてしまいましょう。(中略)『やっぱりどうにも使いにくいなぁ……』と思うときには、思いきって“折れ戸をとってロールスクリーンにする”という選択肢も、頭の片隅においてくださいね」
一級建築士でもある和田さんの、プロ視点での回答はこちらの記事をご覧ください。
和田さんの記事はこちらから:
>>>奥行き深い・台形・棚無しの階段下収納はどうしたらいい?【教えて!ライフオーガナイザー第2弾(2)】
あなたは生み出された時間で何をしますか?
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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖